
\開催レポ/ 『放課後Seventeen』特別編! ST㋲と一緒に♡夏休みのSDGsな課外授業
8月に『放課後Seventeen』特別編「ST㋲と一緒に♡夏休みのSDGsな課外授業」が開催されたよ!夏号のSDGs企画に登場したST㋲河村ここあ&宮迫翠月のトークショーや、ロート製薬&ユニクロの社員の方による“企業のSDGs活動”についての特別授業など、盛りだくさんの1日に♡ 当日の様子をたっぷりお届けするよ!
SDGsをテーマにした『放課後Seventeen』特別編が開催!

ST読者が集まって、わいわい話をする場所『放課後セブンティーン』。その特別編として、2025年8月22日(金)に「ST㋲と一緒に♡夏休みのSDGsな課外授業」と題し、ST読者のみんなでSDGsについて学ぶ&考えるイベントを開催したよ。

イベントはこんな感じで盛りだくさんの内容!みんなが楽しく学んでいる様子をお届けしていくよ!
HR:Seventeen編集部からのあいさつ

始まりのホームルームでは、Seventeenの成見玲子編集長が登場。Seventeenがこれまで目指してきたことや、今回のイベントを企画した理由などを話してくれたよ。
「これまでSeventeenは読者の悩みに寄り添い、10代の女の子がさまざまなことを知る“きっかけ”になるコンテンツを届けてきました。SDGsが目指す『安心で楽しい生活と希望ある未来の実現』は、Seventeenの姿勢と共通すると思っています。このイベントを通じて、SDGsを自分ごととして楽しく学んで、これからの何かのきっかけになってほしいです」(成見編集長)
そして、なんと会場にはST㋲の竹下優名と希咲うみも飛び入り参加!参加者のみんなと一緒にSDGsについて学んだよ。
1時間目:夏号のSDGs大特集についてST㋲がトーク
Seventeen夏号は「この夏、ウチらが地球を救う♡」SDGs大特集!SDGsのおさらいができる企画をはじめ、ここあが出演する「みんなでビーチクリーン活動レポ!」、翠月が出演する「JK的SDGsライフハック」など、楽しく学べる内容がたっくさん♡
まずはST㋲2人にSDGsについて聞いてみた!

ーSeventeenの読者アンケートでは100%のコが「SDGsを知っている」と回答してくれたんだけど、2人は「17の目標」というのは学校で習った?
ここあ:小学校の総合などの授業で17項目あるって習ったよ。でも17個全部言うのはなかなか難しいよね。今日勉強してみんなに少しでも覚えて帰って欲しいな。
翠月:私は、中学校の探究の授業で習ったから身近な言葉だよ。
ー「データでみるSDGs」という企画の中で印象に残っているものはある?
ここあ:きれいな水を使えない人が世界で24億人もいるということ!日本は水道があって普通に飲めちゃうけど、世界では当たり前じゃなくて困っている人がたくさんいるんだなって。
翠月:私は、よく気温上昇のことが言われているけど、2100年には気温が2.5度も上がっちゃうってコトに驚いた。それに世界中で取り組まれているのに、SDGsの目標が2030年までに達成できる可能性が低いと言われていることにもびっくり!
「みんなでビーチクリーン活動レポ!」企画の裏話

2025年夏号「みんなでビーチクリーン活動レポ!」 撮影/千葉タイチ
ここあはST部やアーティストのRainy。ちゃん、『朝日中高生新聞』特派員のみんなと参加した「みんなでビーチクリーン活動レポ!」の話をしてくれたよ。当日は前髪が一瞬で崩れちゃうくらいの強風で、いろんなゴミが海からたくさん打ち上げられていたんだって。

「マイクロプラスチックを拾いに行ったんだけど、行く前にはあまりピンと来てなくて。2チームに分かれて拾った量を対決したんだけど、とっても楽しかった!でも、大きいゴミで量を稼ごうとしたら、それはマイクロプラじゃないってスタッフの方に言われちゃった(笑)」(ここあ)

2025年夏号「みんなでビーチクリーン活動レポ!」 撮影/千葉タイチ
ゴミを拾った後は、マイクロプラスチックを使ったキーホルダー作り体験!
「キーホルダーにしたらカラフルでかわいかった♡ それにゴミのことを思い出すきっかけになるなって。2050年には海洋プラスチックの量が、世界中の魚より多くなるという説もあるみたいだから、もっと回収できると良いよね」(ここあ)
ビーチクリーン活動に参加してくれたコもイベントに!感想を聞いたよ☆

「最初は海がきれいだと思ったけど、探したらたくさんのゴミがあってびっくり。ST部のみんなと仲良くなれたし、ST㋲とも話せて楽しかった」(あいし・高3)
「海にあるゴミでキーホルダーができると思っていなかった。対決は楽しかったし、キーホルダーもかわいくできて良かった。貴重な体験だった」(みゆか・高1)
「すごい小さいけどカラフルなゴミがたくさんあった。これを魚が食べていると思うと、本当に問題だと思った」(きよか・高1)
「JK的SDGsライフハック」企画の裏話

「JK的SDGsライフハック」に登場している翠月。ST㋲や読者がやっているSDGsなアクションを取材した企画に参加して、普段使っているマイボトル、エコバッグ、日傘などを紹介したよ。
「ST㋲や読者のみんなが使っているアイテムや行動がSDGsにつながるんだっていうのを知れてうれしかったな。すごく真似しやすくていいなって思ったし、身近な会社がSDGsな商品を出しているのもわかった。私もこれから真似してやってみたいと思った」(翠月)

2025年夏号「JK的SDGsライフハック・全部シェア♡」 撮影/tAiki
会場で「可愛い!」と盛り上がったのが、こちらの夏号の文化祭編のリユース素材を使ったフォトスポット。実は編集部でチクチク手縫いで作ったものなんだよ。映えるし、友達と一緒に作ったらいい思い出にもなるよね。みんなの文化祭でもぜひ真似してみて!
参加してくれたコのSDGsな活動も発表してもらったよ!

「美術館でやっていたトートバックに落ち葉スタンプをするワークショップに参加。いっぱい葉っぱ型をつけてデコりました。中には、落ち葉をすり潰したペイントもあります」(りの・高1)
「英語とシロクマが好きで国際英語スピーチコンテスト参加しました。温暖化でシロクマが住む北極の氷が解けていることを1人でも多くの人に知ってもらいたかった」(りこ・中3)
「父が猫好きだったのに影響されて、保護猫団体と里親を探す活動をしている。野良猫の手術をして、地域猫として戻している。自宅には保護猫3匹がいます」(みく・中3)
「ゴミ拾いやリサイクルなどをしています。きっかけは母がスーパーで買い物した時にエコバッグ使っていたので。節約にもつながっている」(さくら・中1)

みんなのSDGs活動に、ここあと翠月も興味津々だったよ。
「自分のためにしたことが、地球のためになっていることも多いんだね」(ここあ)。
「私は最近自炊してるから買い物することが多いんだけど、エコバッグをめっちゃ使ってる! かわいいのがあるから使ってほしいな」(翠月)
2時間目:【ロート製薬】サステナブルな取り組みって?

2時間目はロート製薬の梅田さんがお話してくれたよ。ロート製薬といえば、JKに人気の「肌ラボ」や「スキンアクア」の日焼け止めなどを製造・販売しているメーカーだよね。
「ロート製薬は『ロートはハートだ』という企業理念の元に、世界の人々に商品やサービスを通じて健康を届けて、すべての個人や社会を『Well-being』へと導いて、明日の世界を元気にしようとしています」(梅田さん)
人気の「肌ラボ」もSDGsに!

実はみんなが使っている「肌ラボ」にもSDGsな視点がいっぱい!「肌ラボ」が発売された2004年は、化粧水って瓶入りが普通で、詰め替え用なんて考えられない時代だったそう。それが、2005年には業界の中でいち早く化粧水での詰め替え用を発売したんだって。今ではバイオマスプラスチックも利用して、環境負荷を減らしているよ。
沖縄でパイナップルと豚を育てる製薬会社!?

梅田さんがもう1つ話してくれたのは、沖縄・石垣島でのアグリ事業。「薬に頼らない製薬会社になりたい」という想いから、循環型農業を実現する「やえやまファーム」を設立したんだって。
会場では「やえやまファーム」で生産されたオーガニックパイナップルを使ったパイナップルジュースがふるまわれたよ。

トロッと濃厚なパイナップルジュースに、みんな「おいしい!」「パイナップルそのままの味!」と目を輝かせていたよ♡
「やえやまファーム」では、このパイナップルの搾りかすをエサにして育てたブランド豚「南ぬ豚(ぱいぬぶた)」を生産しているよ。ファームから何も持ち出さず、持ち込まない“循環型”の仕組みで、畜産や農業から加工・販売まで一貫して行う「循環型6次産業」に取り組んでいて、地域活性化にもつながると注目されているんだって!
さらに、牛が排出するメタンガスが地球温暖化を促進することが世界的な課題になっているんだけど、沖縄のお酒“泡盛”の搾りかすを飼料に混ぜると、そのメタンガスを減らせることがわかったんだって。製薬会社のサイエンスの力も活かしながら、SDGsの課題に取り組んでいるんだよ。
3時間目:【ユニクロ】RE.UNIQLOとは?

3時間目には、みんな大好きユニクロから社員の澤さんが来てくれたよ。ユニクロにある衣類回収ボックスを見たことがある人も多いよね。今日のお話はこのボックスを中心にしたものだよ。
「日本全体で家庭から廃棄される服は年間に48万tあるとされています。みなさんが捨てようとしている服をもう1年長く着たとしたら、3万tの削減ができます」(澤さん)
リペアや、着なくなった衣類回収に取り組むユニクロ

服を長く着るのは、特にお金もかからずできる取り組みだからすぐにできそうだよね!服に穴が空いちゃった時に利用してほしいのが、全国17店舗にある『RE.UNIQLO STUDIO』(リユニクロスタジオ)。リペアやリメイクをお願いできる場所。
そして、サイズアウトしたり、着なくなったユニクロやジーユーの服は、回収ボックスで集められているよ。集まった服は、種類や素材によって分類して、リサイクルされたり、難民の方々に届けられているんだって。
回収された衣類は分類して難民支援に
難民とは人種や国籍などを理由に、生まれた国、住んでいた国を追われた人々のこと。戦争や紛争に巻き込まれて何も持たずに他国へ逃げていることが多いから、衣食住の支援は欠かせないんだよ。世界全体で1億2320万人いるとされていて、世界人口の67人に1人にあたるんだって。日本の人口は1億2400万人だから、ほぼ同じくらいの人が国を追われていることに…。
そんな方々を支援する国連の機関が「UNHCR」。ユニクロは2006年からUNCHRと連携を取って、回収ボックスに集まった衣類の提供や寄付金の援助を続けてきているよ。すでに5,800万点以上を支援しているんだって。
といっても衣類なら何でも送ればいいわけじゃない。現地の気候に合わせたものを送る必要があるし、現地の風習によっては着ない服もあるよね。そこでユニクロでは、日本で18種類にも細かく分類してパッキングし、必要な量を必要な人に届けられるよう工夫しているんだって!
みんなでチャレンジ! 衣類の仕分け体験

参加者みんなとST㋲で、今回は衣類を12種類に分類するワークショップを体験!
受け取った人が選びやすいように、メンズ、レディース、キッズに分け、さらにトップスなのかボトムなのかも仕分けする。もちろん汚れているものはNGボックス行きなんだけど、他にもNGなものがあるよ。

それはダークグリーンや迷彩など、戦争を想起させる柄。武器、血液のような柄もNG! 難民の方々は紛争や戦闘から逃れてきているから、辛い思いをしないようにという配慮なんだって。相手のことを考えた支援が大切なんだね。
参加者からは「色の判断が難しい! このグリーンはOKかな?」とか、「レディースだと思ったらメンズ、メンズだと思ったらレディースだった!」という声が聞こえたよ。
HR:みんなでクイズ大会! 豪華景品のプレゼントも♡

終わりのホームルームでは、みんなお待ちかねのクイズ大会♡ 上位6名には豪華景品があるって発表されたら会場からは大きなどよめきが...!この日の授業の中から6問クイズが出題されたよ。
豪華景品の内容は…
①『ロート製薬賞』:「メラノCC」シリーズセット
②『ユニクロ賞』:ユニクロスタジオで刺繍を施された「ラウンドミニショルダーバッグ」
③『Seventeen賞』:ST㋲と写真が撮れる♡
参加者全員に、授業をしてくれた企業からSDGsなおみやげが!

(左から)UT magazineタブロイド版・「Tokyo Pride 2025」協賛UTシャツ/株式会社ユニクロ、石垣島産贅熟パインアップルジュース(100%)500ml・肌ラボ 白潤 薬用美白化粧水・スキンアクア ヒアルロンセラムUV・スキンアクア ナチュラルベールUVエッセンス クリアホワイト/ロート製薬株式会社
参加者には、授業をしてくれたロート製薬とユニクロからお土産が渡されたよ。Seventeenのロゴ入りバッグ付き♡
イベントを終えて、ST㋲4人の感想は?

「読者のみんなと話したり、勉強できて有意義な時間でした。有名な企業がいろんな取り組みをしていることも、みんながいろいろしていることも知れて良かった!こうやってみんなで取り組んでいったら2030年の目標に少しでも近づくんじゃないかな」(ここあ)
「みんなが暖かく迎えてくれて、楽しく参加できた!ワークショップの時は班に入れてもらって楽しかったです。身近で有名な企業さんのSDGsの話を聞けて貴重な時間になったよ」(翠月)
「ロート製薬さんとユニクロさんの企業の努力を知ることができたので、今後、商品を買う時により楽しくショッピングできると思う。参加型で楽しかった!」(優名)
「めちゃくちゃ楽しかったです。SDGsって思っていた以上に身近だった!これからもSDGsを探していきたい」(うみ)
読者のみんなもたくさん勉強になったみたい!

ともかちゃん(高3)、ひなこちゃん(高3)
「ロート製薬って化粧品だけだと思っていました。豚を育てたり、パイナップルを育てたりと、いろいろなことをしていることを知らなかったです。沖縄に行ったときには南ぬ豚を食べてみたいなと思います。ありがとうございました」(ともか・高3)
「ユニクロの回収ボックスがどういう仕組みなのかわからなくて、なんで置いてあるんだろうってずっと思ってたから、SDGsのために置いてあるんだってことが知れてよかったです。今後、活用していきたいと思います」(ひなこ・高3)

ももちゃん(高2)、杏珠ちゃん(中2)、ゆらちゃん(高1)
「回収した先がどうなるのか知らなかったけど、自分の手を動かして服の選別などの作業をやることで、SDGsを自分のこととして考えるきっかけになりました。」(ももちゃん・高2)
「身近な企業さんがSDGsについて、どういう取り組みをしているのかを解説してくれて、詳しく理解できました」(杏珠・中2)
「普段は会えないような読者のみんなと友達になることができて、とても楽しかったし、いい経験になりました」(ゆら・高1)

みゆかちゃん(高1)、わかなちゃん(高1)
「ロート製薬は化粧品のイメージが強かったので、パイナップルを育てて、豚を飼って、環境のことを考えているのがすごいなって思いました。ユニクロのボックスは、私も洋服入れた後の工程なんて全然知らなかったです。服の柄や汚れを確認してから海外に送ってるのがすごいなって思いました」(みゆか(高1)
「自分は知ってるつもりだったんだけど、全然詳しく知らなかったことがわかりました。商品を作っているだけじゃなくて、環境問題に積極的に取り組んでいることにびっくりしました。洋服のリサイクルなんて、回収された服は粉々にして作り直していると思っていたんです。だから丁寧に扱って送っていることに驚きました」(わかな・高1)
これからも『放課後Seventeen』をお楽しみに!

みんなで楽しく学んだ『放課後Seventeen特別編』の「ST㋲と一緒に♡夏休みのSDGsな課外授業」。みんな新たに知ったことや、再確認できたことがたくさんあったみたい!これからも読者のみんなと楽しめるイベントを企画していくから楽しみにしててね☆
撮影/細溝大嬉 構成/田中いつき