持ち前の明るさととびきりの笑顔で、ミスセブンティーンに選ばれた2021年からたくさんのハッピーを届け続けてくれた市ノ瀬アオがSTを卒業します!  ST㋲としての4年間の思い出から今後の目標まで、今の気持ちをたっぷり語ってくれました。

ベストな状態で迎えたラスト撮影。 いつも通り、すごく楽しかった!

最後の撮影はいつも通り、すごく楽しかった! ここ数日ずっと緊張していたんですけど、昨日の夜は不思議とぐっすり眠れて。今日の撮影が行われたのはオーディションの会場となったスタジオだったから、ここから全てが始まったんだな〜って感慨深かったし、そのおかげで初心に戻れたんですよね。撮影中のムードもSTらしい暖かさに包まれていて、気持ち的にも雰囲気的にもベストな状況で最後の撮影を迎えられました。

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最近はプライベートでも高校を卒業したり、色んな区切りを迎える中で、STを卒業することに対する寂しさは特段大きくて…自分にとって本当に本当に大事な場所だったんだな、と改めて実感しました。こんなに素敵な場所と出会えて、たくさんの人に支えてもらって、感謝の気持ちでいっぱいです!

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モデルの仕事の現場は新しいことの連続。 慣れるまでに時間がかかった!

初登場の撮影は、楽しさとドキドキが半々だった記憶があります。当時は実家に住んでいて、岐阜から東京に向かう途中、フワフワと宙に浮いたような気持ちだったのを覚えてる! スタジオに到着して同期と対面した時の感想は、「みんな、めっちゃ可愛いくてキラキラしてる!」。その瞬間、自分がST㋲になったことを実感して、一気に緊張感が高まりました(笑)。それ以降も撮影のたびに緊張でドキドキして、なかなか慣れなかった。私にとって夢の場所、夢の職業だったし、それまでに経験したことのない別世界だったから。当時はホットビューラーの使い方すらわからず、撮影でまつ毛を上げるのにも一苦労。撮影を重ねるうちに同期やST㋲のみんなと仲良くなって、スタッフさんとも打ち解けて、ちょっとずつ慣れていった感じです。

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【初登場!】2022年春号『現役JK㋲の新学期、制服こう着る!宣言』

憧れのOG㋲雑賀サクラさんとの撮影は、人生で最高の経験♡

一番緊張したのは、当時ST㋲だった雑賀サクラさんとのファッション撮影。サクラさんは私がミスSTに挑戦するきっかけとなった憧れの存在で、オーディションでもその後もずっと、“サクラさんと共演するのが目標”と言っていたんです。一つの夢が叶い、きっとこの先もずっと忘れない、人生で最高の経験になりました! 撮影中は、サクラさんのポージングのバリエーションや表現力に度肝を抜かれました。レベルが違う!って。そして、サクラさんのようなモデルになりたい!と強く思った。モデルとしての素晴らしさはもちろんですが、人間性もとっても素敵なんですよ。隣でメイクをしているとき、すごく良い香りが漂ってきたので、柔軟剤の銘柄を聞いたんです(笑)。そうしたら、わざわざ後日、“お母さんに聞いたら、これを使ってるみたい!”とLINEで連絡をくださって。そのほかにも、お下がりのお洋服をたくさん送ってくれたり、誕生日にはおめでとうLINEをくれたり…人としてもモデルとしても、今も変わらず尊敬する憧れの先輩です。

  • 2021年11月『まるで姉妹♡ 雑賀サクラ&市ノ瀬アオのリンクコーデ集①』 撮影/千葉タイチ

  • 2021年11月『まるで姉妹♡ 雑賀サクラ&市ノ瀬アオのリンクコーデ集②』 撮影/千葉タイチ

舞台『Bling Bling』に参加してST㋲としての自覚が芽生えた!

ST㋲としての経験はどれもかけがえのない思い出だけど、中でも舞台『Bling Bling』に参加して学んだことは、その後の自分に大きく影響しています。秋田汐梨さん、田鍋梨々花さん、雑賀サクラさん(OG㋲)、瀬戸琴楓さん、大友樹乃さん(OG㋲)という大先輩ばかりのメンバーに入れていただいて、すごく嬉しかった一方で、それ以上にプレッシャーを感じて。私が足を引っ張っちゃだめだ!と、練習は入り時間の1時間くらい前からスタジオの前でスタンバイしていました。共演シーンが多かった琴楓さんは、“いつも早く来ていてすごい! 頑張ってるね”と褒めてくれたり、逆にダメな時はちゃんと叱ってくれたり、いつも後輩である私を気にかけてくれて。練習最終日には、“楽しみに舞台を観に来てくれる人のために、もっと頑張ろう!”と先輩方が泣きながら練習する姿を見て、STに対する想い、そしてST㋲としてのプライドを強く感じた。そして、私ももっと頑張らなきゃ!と気が引き締まりました。ST㋲としてのターニングポイントと言えるくらい、影響を受けた出来事です。

  • 2022年『舞台 Bling Bling by Seventeen』 撮影/田﨑嗣朗

ST㋲の中で埋もれないためにはどうしたらいいんだろう?と悩んだ時期も

『Bling Bling』を機にST㋲としての自覚が高まるのと同時に、個性豊かなST㋲のみんなと比べて、“埋もれないために、私はどうしたらいいんだろう?”と悩むようになりました。それまではマネージャーさんが決めてくれた仕事をこなすだけで、自分で決めて行動することがなかったから、このままじゃダメだ!と。やりたいことがなかなか見つからない中で、そもそも自分の長所ってなんだろう?と考えて出た答えが、明るくて、周りを笑顔にしたい!という気持ちが人一倍強いことだった。それからは、ブログを書くときもインスタグラムの投稿をするときも、見てくれる人が笑顔になることを一番に意識するようになりました。そうしたら、自分自身もポジティブになれたんですよ! 自分の良さを知ること、信念を持って行動することの大切さを学べたことは、ST㋲として得た最大の収穫です♪

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ファンの皆さんと仲間の存在のおかげでここまでやってこれた! ありがとう♡

悩んでいた時期に挫けずに、自分自身としっかり向き合えたのは、たくさんの人の支えのおかげ。まず、ファンの皆さんにこの場を借りて、たくさんの“ありがとう”を伝えたいです。私のファンの方は、もともとセブンティーンが好きで、STを通じて私を知ってくれた人がほとんど。ずっとセブンティーンを見てきた方々から、“アオちゃんがST㋲になってくれてよかった”と言ってもらえたことが、心の底から嬉しかったです。私がブログやSNSを更新できずにいたときも、DMで励まし続けてくれた方もいて…皆さんがいなかったら、心が折れていたと思う。そして、ST㋲の仲間にも感謝の気持ちでいっぱい! 憧れる存在でもあり、ライバルでもあり、一番の理解者でもあった仲間の支えのおかげで、私はここまで続けてこれました。どの撮影も楽しったけど、高3モデル全員でのLJKテーマの撮影は特に印象に残ってる。いつか全員で集まりたいね、と話していたから、念願が叶った企画でした。空き時間にみんなで恋バナしたな〜。同い年同士だから気を遣わずに素でいられて、とにかく楽しい1日だった♪ ST㋲の中でも、とくに仲良くしてくれた平美乃理ちゃんには、悩んでいた時期にたくさん相談に乗ってもらいました。卒業の決意を伝えた時も、美乃理が“ここまでよく頑張ったね”って言ってくれて、ホッとした。ST㋲の仲間との出会いは、私の人生の宝物です。改めて、みんな本当にありがとう♡

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ST卒業は、成長するためのステップ。 もっと大きな笑顔で輝きたい!

私にとってST卒業は、自分がもっと成長するためのステップ。高3になって進路を真剣に考えた時に、自分の夢や目標がぼんやりしていることに気づいて。STのことは大好きだけど、一旦リセットして自分としっかり向き合う期間が必要だと感じたんです。将来のことはまだわからないけれど、どんな形であれ、人を笑顔にするような仕事に携わりたいな。大学に行って、学業を頑張って、まずは自分が誇れる自分になりたい。そしていつか、大きな笑顔でキラキラと輝く姿で、ファンの皆さんに恩返しができるといいな。その時を楽しみにしていてください!

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アオからみんなへ手書きメッセージ♡

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撮影/浜村菜月(LOVABLE) スタイリスト/前田涼子 ヘアメイク/田中陽子 モデル/市ノ瀬アオ(STモデル) 構成/中西彩乃
[衣装]トップス¥3949/miette キャミソール¥2199/PHILLY ショートパンツ¥2099/GRL(グレイル) イヤリング¥330/Lattice 靴¥7700(オリエンタルトラフィック)/ダブルエー