こども家庭庁は、こどもや若者に関する制度や政策を進めていくためのリーダーとなる機関として2023年4月1日に発足した省庁だよ。こども家庭庁の主役は、すべてのこどもや若者なんだって。もちろんJKのみんなも対象だよ。そこで、STモデルの河村ここあがJKのみんなと社会のなかで気になることややってみたいことなどを話し合って、実際にこども家庭庁のかたにお話をうかがってきたよ!

JKのみんなに社会のなかで気になることを聞いてみた!

「こども家庭庁」って知ってる? 私たちのの画像_1

(左から)ねね(高3)、ひよ(高3)、ゆにか(高3)、ST㋲河村ここあ(高2)、さな(高1)、モカ(高1)、アオイ(高2)

ST㋲の河村ここあと6人のJKたちが、社会について考えていることや、そのなかで自分たちがやってみたいことを話し合ってみたよ。

ここあ「こんにちは。Seventeenモデルの河村ここあ、高2です。今日は、私たち女子高生がふだん感じたり考えていることを話しながら、社会のなかでやってみたいことをまとめられたらなと思っています! そしてそのまとまった意見は、私が"こども家庭庁"に持っていってお話しをうかがってくるので、みんなどんどん意見を聞かせてください」
ねね「よろしくお願いします。ねね、高3です。部活はダンス部で頑張っていて、去年の夏は大会にも出ました。タップダンスを小さいときからやっていて得意です! 将来の夢は女性と企業の間にたつコンサルタント会社で働くことなので、そういうことが学べる大学に進学したいと思っています」
ひよ「高3のひよです。お菓子を手づくりして学校でみんなに配っています♪ 進路は総合型選抜で4年制大学の社会学部に推薦で決まりました。その社会学部はマーケティングや、社会問題などを学べるところなので、今回の話題も関係があって、大学での勉強にも生かしたいと思って今日は来ました」
ゆにか「ゆにか、高3です。私はダンス部に入っていて、昨年の9月に引退するまで部長をやっていました。今は飲食店でアルバイトをしています。将来は、歯科衛生士になれたらと思っています」
さな「さな、高1です。部活は百人一首部に入っていて、『瀬をはやみ~』がお気に入りの歌です。あと、ピアノを小さいときからやっています。将来は、英語や子供に関心があるので、そういう方面で働けたらと思っています」
モカ「私も高1で、モカです。さなと同じ百人一首部に入っていて、高校から始めました。特技はバスケで、するのも好きだし、見に行くのも好きで、Bリーグのアルバルク東京を応援してます」
アオイ「アオイ、高2です。小中でソフトボール部で、全国ベスト16のチームでキャプテンをやってました。スカウトもされたんですけど、もうやりきったので続けてなくて(笑)、今はカフェ巡りとかインスタ映えするところへ行くのが好きです」


ここあ「これでみんなのことが分かったので、ここからは、社会のなかで興味のあることなどを話していけたらなと思います」
モカ「授業で政治について勉強して分かった気がしても、実際に外に出てみると、分かってないなって思うことが多くて。選挙も、実際に18歳になったらうまく投票できるのかなって心配はあります」
ここあ「確かに。教えてもらう機会がないから、選挙権をもらっても案外分からないことが多いよね。この前の衆議院選挙に行った人はいる?」
ゆにか「はい、行きました!」
ここあ「投票の仕方とか分かりました?」
ゆにか「1人で行ったんですけど、中学校の生徒会選挙のときと形式が似ていて、“おお~”って(笑)。でも投票用紙を折って入れるのかとか、細かいところで分からないところもあって、そういうのはもっと分かりやすいといいなって思った」
ここあ「誰に投票するかとかはどうやって決めたの?」
ゆにか「TVを見たり、SNSをチェックしてその人がかかげていることを調べて、自分で決めました。投票してみたら、大人になった気がした!」
みんな「すごい!」
ここあ「他には何かある?」
ねね「いきなりなんですが、みんなフェムテックって知ってますか?」
みんな「知らない……かも」
ねね「フェムテックって、生理とかPMSとか、女性特有の健康課題をテクノロジーをつかって解決していくことなんです。私は女子高に通っていて生理についてもオープンなので、まわりに生理が重くて大変なコとかがいることを知って興味をもちました」

ひよ「私たちに関係してることなんだね!  私は推薦受験のときに、“若者の孤立”というテーマでプレゼンしたの。それは、私が中学のときに友達関係でトラブルがあって、親にも誰にも言えないで孤立していたときの経験からで。そのときに専門のカウンセラーの人とチャットでつながれたことで、気持ちを吐き出せる場、ひとつの居場所っていうのができて、かなり心の支えになったんだ。だからこどもとか若者の居場所づくりというのはとても興味があります」
アオイ「私はこども食堂に興味があるんだけど、身近で見たことも、通ってる人に会ったこともないからよく分からなくて……。でも、自分が親になったときのためにもちゃんと知っておきたいなと思っていて」
モカ「最近、家の近くにこども食堂ができて、こどもたちの居場所になっているのを見て、もしできるなら自分もこどもが好きだし、食べるのも好きなので(笑)ボランティアとかしてみたいと思いました!」 
ゆにか「私もモカちゃんと同じで食べることが大好きなので(笑)、フードロスに興味があって。バイト先の飲食店でも残す人が多いのが気になっていて……。スーパーでフードロス対策で割引とかになってるものは、食べられる分だけ積極的に買うようにしています」
モカ「そういうスーパーとこども食堂が連携したら、フードロスの試みも可能かもしれないよね!」
ゆにか「それよさそう!」

さな
「私はすごく暑いときや寒いとき、環境問題を身に染みて感じています。兄は車椅子なので、ひとりでは温度管理などが難しくて、介助してくれる人がいないと本当に大変なんです。だから気温を左右する環境問題も含めて、そういう人たちも困らないですむ仕組みができたらいいなって思います」
モカ「あと、私は服もすごく好きで、気に入るとすぐ買ってしまって、クローゼットを整理しなきゃと思うんですけど……なかなかできなくて。なので服のリユースにも関心があって、古着とかで提供したりして捨てられる服が少なくなればいいなと思ってます」

ここあ「私も服のリユースについて考えてたんだけど、自分では服を捨てたことがなくて、『ユニクロ』の回収ボックスも利用したこともあるし、友達にあげたり、お母さんの知り合いのおこさんに着てもらったりしてて。でも女子高生同士ならサイズも近いし流行も同じだから、もし女子高生限定のフリマがあったらいいのになと思いました!」
ひよアオイ「それ、めっちゃいい!やろう!!」
みんな(拍手)

そして、みんなから出た意見をまとめて、やってみたいことを発表したよ!

みんなのやってみたいことを紹介するよ♡

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(左)モカ・高1
「こども食堂は近所にできたりして知ってはいるけど、情報も少なくてあまり身近なイメージがありません。近所のスーパーと連携したらフードロスの試みも可能かもしれないし、こどもたちが好きそうなおやつをつくったり、話し相手になったりしてみたい。こども食堂の存在を知ってもらうために、学校の文化祭などにキッチンカーで出店したら、高校生にも広まりそう!」
(右)さな・高1
「こどもの居場所づくりに関心があります。でもこども食堂は小学生や小さい子が行くイメージがあって、そもそも高校生の自分たちが利用できるのかも分からなくて……。もし近くにあったら、利用もしてみたいけど、できるなら“やる”側にも興味があります!」 

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(左)ひよ・高3
「もともと服のリユースに興味があったなかで、ここあちゃんが提案したJK限定のフリーマーケットがあったら、絶対盛り上がると思いました!」 
 (右)アオイ・高2
「もしJK限定のフリマがあったら、自分も着なくなった服を出したいし、購入もしてみたい。オンラインではフリマアプリなどもあるけど、どんな人が売っているか分からないので、オフラインで女子高生同士で対面でやりとりしたり、実際に商品を目で見たりさわって選べると、たのしい場になると思います」

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ゆにか・高3
「アルバイト先の飲食店で食べ残しが多いのがずっと気になってたんです。持ち帰り用のBOX(¥40)もあるけど利用者が少ないのも残念で。有料なせいなのか、そもそも知っている人が少ないのか……。これからは、残している人にBOXのことをすすめてみようと思いました。あと私のバイト先に限らず、お店の人に言えば持ち帰りOKなお店も多いと思うけど、そうしている人をあまり見ないので、もっと“持ち帰り”を広めていきたいです!」

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ねね・高3
「フェムテックに興味をもってからは、いろいろ調べて日本フェムテック協会の認定資格も取りました! こどもがいるお母さんを支援するNPO団体のお祭りでボランティアをやったときに、フェムテックの認知度アンケートをとってみたら、50人中2人くらいしか知らなくて……。そのときにフェムテックについてのチラシを自分でつくって渡したりしましたが、もっと広められる方法を考えていきたいです」

ここあがみんなの書いてくれた内容を伝えに、こども家庭庁へGo♪

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ここあ「みんなといっぱい話してまとまったみんなのやってみたいたいことを、私が代表してこども家庭庁のかたに伝えてくるね! どんな意見がもらえるか、たのしみにしててね~」

いざ、こども家庭庁を訪問!

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ここあ「こんにちは。セブンティーンモデルの河村ここあです。今日はよろしくお願いします」
安里さん「こんにちは。こども家庭庁の安里(あさと)です。今日はありがとうございます。たのしみにしていました」

JKのみんなの意見を持って、お話をうかがったよ!

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ここあ「こども家庭庁さんがこどもや若者のやりたいことを応援してくれているところと聞いて、先日Seventeen読者の女子高生たちに集まってもらって、みんなが社会に対して感じていることを話して、その中でやってみたいことをまとめたので、代表でお伝えしに来ました!」
安里さん「“こども”っていうと、保育所に通うこどもとか小学生みたいなイメージになりがちなんですけど、実はこども基本法で『心身の成長段階にある人はみんなこどもです』って言っていて、20代だってこども基本法でいう“こども”だったりするんです。だからここあさんたち女子高生の皆さんは、こども家庭庁がまさに大事にしたい対象なんです。 なので、今回みなさんのいろんなお話を聞けるのがものすごく嬉しいです。こども家庭庁は、こどもや若者が意見をいう場や仕組みづくりに積極的に取り組んでいるので、今日は提案もいろいろ持ってきていただいたということで、お話をうかがうのを楽しみにしていました」
ここあ「そうだったんですね!」
安里さん「はい。持ってきていただいたご意見は、どれも素晴らしいですね。ぜひ一歩踏み出してみて欲しい! SNSで『#こどもまんなかやってみた』で検索してもらうと、全国のいろいろなこどもを応援するような活動が出てくるのでぜひ見てみてください。そういう活動をこども家庭庁は見ていて、視察に行ったり紹介したりしているんです。こども食堂やこどもの居場所づくりなどの活動をしている自治体に予算を出して、こども家庭庁としても応援しているんですよ」
ここあ「いろいろな応援があるんですね! 自分たちも出来そうな気がしてきました」

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ここあが持って行った4つの意見についてのこども家庭庁の方とのお話は、『Seventeen 春号』でくわしく紹介するよ!

対談のつづきは3月1日発売の『Seventeen 春号』で♪

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こども家庭庁でうかがったお話のつづきは春号に掲載するよ! 役に立つお話をいをろいろ聞けたので、ぜひ読んでみてね♪

SNSで「#こどもまんなかやってみた」で検索すると、全国のいろんな活動が見られるよ🔍

こども家庭庁の公式サイトはこちら

シャツ¥7150・リボン¥3300・カーディガン¥8250・スカート¥16500・ブレザー¥39600/イーストボーイ ソックス/編集部私物

撮影/千葉タイチ ヘア&メイク/中軍裕美子 モデル/河村ここあ(STモデル) 構成/上野涼子