2018年にST㋲の仲間入りをして以来、持ち前の"自分の好きなこと"へのまっすぐな気持ちでSTにときめきをくれた大友樹乃ちゃんがST㋲を卒業します! 最後の撮影もキラキラの笑顔をみせてくれた樹乃の今の気持ちを受け取ってね。

最後の撮影もいつも通りとにかく楽しみにしてた!

ST㋲として最後の撮影、いい意味で今まで通りの雰囲気でまだまだ卒業の実感がないのが正直な気持ち。 ST WEBも誌面も、今まで通りふつうに読んじゃうと思う(笑)。
撮影の前日は最後の撮影だしちょっと緊張っていうのもあったけど、逆に今まででいちばん楽しんで撮影ができたら、読んでくれる人にもその気持ちが伝わると思ったら、急に撮影が楽しみになったの! その結果、撮影はいつも通りに楽しくてあったかかったなぁ。
STの撮影現場ってモデルもスタッフさんもみーんながあったかくて明るいんだよね。それはST㋲になって初めて撮影した5年前からずっと変わらない印象かも。ただ、私の気持ちは全然ちがう。当時の私はとにかく緊張していたし、芸能事務所にもまだ所属していないただただ普通の中学2年生だったから撮影ってどうやるんだろうって何もかもわからない状態。それでも同期のみんなの可愛さや、衣装やヘアメイクの道具、目の前に広がるキラキラした世界に感動していたのもよく覚えてる」


もともと好きだったものからさらに好きが広がった

「初登場ページの私を見て思うのは、中学生らしいなってこと(笑)。背も今よりちっちゃいし、持ち物とかも可愛らしい。ただ、今でも当時好きだったキラキラしたものやピンクのものは好きだし、もともとの性格はそんなに変わっていない気がしていて。ベースにあった“好き”や性格にプラスして、ファッションの幅が広がったり、柔軟に物事を考えられるようになったり、人との関わりも大事にするようになったのかなと思う。
昔の私はかなりの人見知り。当時事務所に所属していなかった私は、お母さんが撮影現場へ付き添いで来てくれていたんだよね。スタッフさんと話す私を見て、お母さんにネコかぶってるねって言われたりしてた。家ではやんちゃだったからね()。でも、STやスタッフさんと打ち解けていく中で次第にSTの撮影現場でもリラックスできるように。
そのキッカケとなったのが、私の次の年のミスST2019のコたち(瀬戸琴楓、雑賀サクラ、ブリッジマン遊七、田中杏奈)が入ってきたときかな。それまではお姉さんしかいなかったのが、同世代のコが入ってきたことで、一気にいつもの自分で話しやすくなった気がする」


実はこの5年、苦手なことがあったんだ(笑)

「ST㋲として過ごした5年、ずーっと楽しかったんだけど、実は毎回少し不安なことがあったの。それが方向音痴なこと(笑)。朝はやい撮影とかは全然平気だけど、とにかく地図が読めなくて。前もって地図アプリで調べておいても、実際に行ってみると同じところをぐるぐるしちゃってあれ?ってなることも多かったな。前もってはやめに行動してたから、遅刻することはなかったけど、初めてのスタジオに行くときはいつもちょっぴり不安でした(笑)」
 

初めての角度からの撮影で大苦戦……!

「ポージングで苦戦したことで覚えているのが、2019年1月号の『ST㋲ BEAUTY BOOK後編』(画像右)の撮影。まだST㋲になったばかりのころの撮影で、このときカメラがかなり真上にある状態で撮ってもらったんだよね。首の角度とか目線、手や足の位置とかがなかなかうまくいかなくて、撮影に時間がかかちゃって、すごい悔しかったのを覚えてる。
そこからは雑誌を隅々まで読んだりして、悔しい気持ちを学びの気持ちに変えていった。そのときと同じカメラマンさんといっしょに撮影させてもらった2019年3月号の『STLIKE BEAUTY』(画像左)。“(ポージングや表情を)練習してきたの? すごくいいね!ってホメてもらえたのがすごくうれしくて! 今でもこのときの写真はお気に入り ♪


たくさんの先輩がたのおかげで築けた後輩との仲

「2018年に中学2年生で当時の最年少としてST㋲になったこともあって、ずーっと年下の気持ちだったんだけど、気づいたら後輩が増えてた。でも私自身、先輩としてこう接しようとかってあまり思ったことがないんだ。先輩といっても年齢はそんなに変わらないコも多いから、同級生くらいの感覚で親しみをもって話しかけていたような気がする。
しかももしかして年上のほうなのかもって意識が芽生えたのって実はつい最近で(笑)。同い年の(雑賀)サクラちゃんの卒業式に参加したとき。卒業式ではST㋲がひと言ずつメッセージを伝えるんだけど、自然と年下のコから言っていくことが多くて。サクラちゃんのときは私が最後のほうに話したことが私、先輩になってるのか!って実感した瞬間

後輩でいちばん仲良くなったのは(市ノ瀬)アオちゃんキッカケはダンス部の活動。特に舞台『Bling  Bling by  Seventeen』の稽古期間はずーっといっしょにいたから、そこで一気に仲良くなった。今ではふたりでお祭りに行ったりするくらい仲良しなんだ。
ダンス部の活動では、みんなで表紙をしたり、舞台をしたり、小説にもなったり……たくさんの経験をすることができて本当にやってよかった! 特に舞台は(田鍋)梨々花さんがダンス部の最年長だったことにすごく助けられたなって思う。梨々花さんのあの自然体の可愛さと天然なおもしろさのおかげで、稽古場の空気はいつも明るかったから。
ST㋲の先輩方は本当にみなさん、気さくで優しくて素敵なお姉ちゃんなんだよ。私がST㋲の中でも年下のほうだったころ、同じ名字っていうご縁で大友花恋さんと姉妹企画を何度かやらせていただけて。私の緊張をほぐそうと花恋さんはたくさん話しかけてくれて、撮影中もいろんなポージングをいっしょにしてくださって、いつの間にか緊張はなくなってただただ楽しい時間になってた。そういう先輩がたを見てきたからこそ、私も後輩には同い年の友達みたいな感覚で話しかけるようになったのかも!」


STの企画のおかげで髪をバッサリカット!
「ここ数年の私の大きな変化で言うと、スーパーロングだった髪をばっさり切ったこと。占い動画の企画でゲッターズ飯田さんに髪を切ったり、耳を出してみるといいと言われたのがずっと心のどこかに残っていたから、いざ切ると決めたときは緊張せずはやくボブになりたい!ってワクワクしてたな。
髪を切ってからは、ジャケットだったりちょっと大人っぽくかっこいい形のものも着るようになって、服の幅が広がった! 髪型や髪色を変えたりすることって、楽しめる服の幅を広げてくれるなと思うんだよね。だからこれからもいろんな髪型にチャレンジしていきたい! 今はポニテができるくらいの長さまで伸ばしたいなと思っているところ。この5年間で着る服の幅を広げられたことはいちばん成長できたなって思える部分だよ!」


これからもみんなと楽しいを共有していきたい

「ファッションが大好きだからこそ、私にとって"モデル"はずっとキラキラと輝いてみえる魅力的なお仕事。その中でもST㋲は自分の好きなものがはっきりとあって、よりキラキラしたイメージなんだ。
私ももちろん好きなものがちゃんとあるけど、正直いうともっともっとキラキラできたし、素敵なST㋲になれたんじゃないかなって今の自分に納得できていない部分もある。でも人生はまだまだ長い。今に満足せず、これからもっともっとキラキラしていきたい。ST㋲としての5年で得た、洋服への愛情や知識で、これからもモデルとして成長できたらなと思っているよ。この5年は私にとって人生のスタート。初めてちゃんと自分で挑戦したのがST㋲としての活動だし、服やメイク、人との関わり方とか本当にたくさんのことを知ることができた。この楽しい人生のスタートがあってよかったって今、心から思えるんだ。
そして私がST㋲であれたのは、ST読がいてくれたからこそ。今まで本当にありがとうございました! 初登場ページから見守ってくれていた方もいると思うし、ST読は私と同じでかわいくてキラキラしたものが好きな人が多いと思うので、これからもいっしょに楽しいことを共有できるとうれしいです!


樹乃からみんなへスペシャルメッセージ!

樹乃の進む道がこれからもキラキラに輝いていますように♡

撮影/tAiki ヘア&メイク/中軍裕美子 スタイリスト/小笠原弘子 モデル/大友樹乃(STモデル) 文/上村祐子
カーディガン¥16280/lilLilly TOKYO トップス¥5940/jóuetie ルミネエスト新宿店 ワンピース¥19250/Candy Stripper 中に履いたスカート¥38500(DISAYA)/H3O Fashion Bureau イヤリング¥4400・パールリング¥2200・ストーンリング(3個セット)¥3850/Liquem ブーツ¥13590/ザラ