日常をきゅんで満たしたい♡ 最旬な恋愛小説たち
「恋愛なう」ならもちろんだけど、そうじゃなくても恋愛テーマの作品にふれると気持ちが盛り上がるよね♡ 直球ストレートなLOVEもあり、変化球な展開もあり。いろんなタイプの“きゅん”がそろってます!
1枚のラブレターと電車でつながる6つの恋
高校1年の千里が、朝の教室で拾ったのは「深田さんのことが好きです」って書かれた1枚の紙。そこから始まる6人それぞれの恋物語。ラブレターとともに恋物語に絡まってくるのは千葉駅を走る5つの電車。各話のタイトルに「1・2番線」「3・4番線」ってついてるのがおもしろい! でも「1・2番線」の主人公・千里の家は高校から徒歩5分で電車通学じゃないっていう…。千里の恋は、どんなふうに「電車」とつながっていくのかな?
『きみとホームで待ち合わせ』神戸遥真 ¥1540/講談社
「他人の気持ちが読めない」女子の恋愛事情
大学一年の海松子(みるこ)は「人を好きになる気持ち」がわからない。人に興味を持ったり、気持ちを推し量ったりするのは苦手だし、趣味は凧揚げで、特技は頭の中で人にちょっと失礼なあだ名をつけること。うーん、これは恋愛要素感じない!! なのに、幼なじみ男子、イケメン社会人からアピられることに。恋愛未満な海松子が恋愛に踏み出すことはある!? 読んでると海松子の不器用さがかわいく思えちゃう♡
『オーラの発表会』綿矢りさ ¥1540/集英社
YOASOBIが楽曲化!時代を超えたラブロマンス
「夜遊びコンテストvol.2」に応募された2000超えの作品の中から大賞を受賞! YOASOBIに楽曲化された作品だよ。時翔のもとに届いた不思議な手紙の送り主は、100年前に生きていた千代子らしく。時代を超えた「文通」で想いを通わせていく2人だけど、令和と大正に生きているってことは、直接会えるはずもなくて…。せつなすぎる恋の結末は?
『大正浪漫 YOASOBI『大正浪漫』原作小説』NATSUMI ¥1485/双葉社
構成/古川はる香