ST㋲に選ばれても、童顔コンプからなかなか抜け出せず自信が持てなかったこっちゃん。でも今はしっかり克服して、自分らしいモデルになろうとがんばってるよ。そんなこっちゃんの体験談を聞いてきました！

童顔がコンプレックスで自分に自信が持てなかった日々

童顔がコンプレックスだったこっちゃん。克の画像_1
「私の中でセブンティーンモデルって、大人っぽくて、背も高いってイメージがあって。私と同期の杏奈もブリちゃんもサクラも、大人っぽいでしょ！　

それに比べて、私は童顔で子どもっぽいし、背も今１６２㎝だからそんなに低いわけじゃないけど、顔のせいもあって小さく見られるってことがコンプレックスだったの。＂せっかく選んでもらえたんだから、自信を持たなきゃ＂っていう思いもあったけど、＂私よりふさわしいコがいたんじゃないかな＂とか、どうしても弱気な気持ちが勝っちゃって……。最初の頃は、自分ののったSTを見て泣いてたなぁ（涙）。

洋服もシンプルな服が好きだから、それで現場に行くと『大人っぽいね』って言われて、それがいい意味なのか、＂顔と合ってない＂って意味なのか不安になっちゃって……。今考えたら、なにげなく言ってくれたんだろうし、ホメ言葉だったよって言ってくれた人もいるんだけど。当時は、自信がなくて、＂童顔＂を自覚してる分、全部そこに結びつけて考えちゃってた。

その意識を大きく変えられたのは、（桜田）ひよりさんと撮影をご一緒したときかな。ひよりさんもどっちかといえば童顔っぽいし、STの中では身長も高いわけじゃないでしょ？　でも、撮影現場でも堂々とされてて、オーラがすごかったの！　もともとファンだったけど、改めて感激しちゃって」

自分だからこそのモデルを模索しているよ！

「そこから、私もせっかく選んでいただいたんだし、それはきっと私のどこかを＂いいな＂と思ってもらえてるはずだから、それを信じて気にしすぎないようにしようって。気にして誌面に暗い表情が出たら、そのほうがイヤだしね。

あと、読者のコから＂参考にしてます＂って言ってもらえたり、近しい存在って思ってもらえてるのを感じることがあって、それがすごくうれしくて♪　だから私は、憧れてもらうっていうより、身近で参考にしてもらえるようなモデルさんになれればいいのかなって、今は思えるようになったよ。

だから、自分の好きなシンプルな服でも、例えばウエストは必ずインしてメリハリを出すとか、パンツはウエストは細くてラインはゆるめな、体型カバーできるものを選ぶとかね。よく犬って飼い主に似るっていうでしょ？　そんな感じで、着ているうちに、顔もシンプルで大人っぽい服に寄っていってくれるかななんて期待しつつ（笑）。

きっと今のボブも、幼く見える原因かもしれないけど、ロングヘアの多いSTの中では、個性になるかなって思ってるんだ。あと分け目を変えるだけで変化が出るし、メンズっぽい服にも合うから気に入ってて、絶対に変えたくないの！　

童顔とか身長とか変えられないところは、悩んでも仕方ないから受け入れつつ、自分の個性を磨いたり。こんな私だから参考にしてもらえるようなファッションを見てもらえることを目標にしてがんばらなきゃ！　そうじゃなきゃ、やってられないもん（笑）」
前向きなこっちゃん、カッコイイ！
撮影／浜村菜月（LOVABLE）　ヘア＆メイク／サイオチアキ（Lila）　モデル／瀬戸琴楓（STモデル）　構成／上野涼子　※モデルが着用しているものは私物です。