ハズれなしの絶おもマンガ集結!『マンガ大賞2021』大賞&注目作品はコレ!!
実行委員が認めた本気の「マンガ好き」たちが選ぶ『マンガ大賞』。2020年中に出版されたマンガ(最大巻数が8巻まで)の中から大賞&2位~10位の作品を選出する今年の『マンガ大賞』。3月に発表された大賞&注目の作品はコチラ。マンガ好きが「おすすめ」するんだから、おもしろくないワケがない! なんか新しいマンガ読みたいなってコはcheck☆
【大賞】「別れの季節」にこそ読んでほしいファンタジーマンガ
大賞に輝いた『葬送のフリーレン』は『このマンガがすごい!2021』【オトコ編2位】にもランクイン(STchannelの過去記事でも紹介済み)。魔王を倒した勇者たち一行の「その後」を描いたファンタジーマンガ。寿命が長いエルフのフリーレンにとって、一緒に旅をした10年はとても短い時間。でも、仲間たちが年老いて亡くなっていくのを見届けたフリーレンは、仲間たちのことを思い返したり、新しく知ったりするための旅を続けていきます。人と人とのつながりって一緒にいる「時間の長さ」だけじゃないのをしみじみ感じる物語。最新4巻まで一気読みしちゃう!
『葬送のフリーレン』3巻 山田鐘人 (原作)、アベツカサ (作画) ¥499/小学館
【2位】歴史を変えるのは「人の思い」でしかない!
毎日太陽が昇って沈むのは「地球が回ってるから」。そんなの今じゃ当たり前だけど、15世紀のヨーロッパでは「異端」で、それを考えてるのがバレるだけでガンガン処刑されてたんだって。このマンガの主人公は、そんな世の中で飛び級で大学に入って「神学」を学ぶ予定のラファウ。でも、ある日現れた男から聞かされたのは異端思想ど真ん中の「ある真理」で……。命を捨てても曲げられない思い、考えを貫き通す勇気が世界を変えることを思い知らされるアツい物語。発売中の第2集も必読!
『チ。―地球の運動について― 第1集』魚豊 ¥650/小学館
【3位】「カラオケ」でつながる不思議な友情
合唱コンクールの帰り、いきなりヤクザの狂児からカラオケに誘われた合唱部部長で中3の聡実。組のカラオケ大会のために歌のコーチをしてほしいって頼まれて、全然乗り気じゃなかったはずが、だんだん狂児に情がわいてきてしまって……。クスッと笑えるシーンもいっぱいありつつ、部活引退を控えた聡美のモヤモヤした気持ちや狂児のことをほっとけない感情は共感もできちゃうかも。
『カラオケ行こ!』和山まや ¥770/KADOKAWA
【5位】予想外の展開が続く芸能界ストーリー
前世の記憶を持ったまま推しアイドル=星野アイの子どもに転生したアクアとルビー。20歳の誕生日当日、アイはストーカーに殺されてしまい、そして高校生になったルビーはアイのように「輝く」ため、アクアは「復讐」のため、芸能界入り。2人は芸能界で自分の目的を果たすことができる? 描かれる芸能界の裏表もリアルみあるけど、ミステリー要素やファンタジー要素も入ってる「全部盛り」感がスゴイ!
『【推しの子】』3巻 赤坂アカ×横槍メンゴ ¥693/集英社 (C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社
構成/古川はる香