学校でも読書の時間があることも多いし、本を読んだほうがいいって言われるけど、ずらーっと並んでる字を見ただけでムリみ……って人、注目ー! SNSみたいな感覚でさーっと読める小説もあるよ。これで「本を読む」って楽しさがわかれば、世界が広がるよ。

「140字」から広がる物語の世界を体験

「読書ギライ」が変わるかも!?【新感覚小の画像_1
Twitterで140文字ぴったりで完結する超短い物語を発信してる神田澪さん。これまで書き続けてきた作品が本になったよ。書き下ろしの140字作品のほか、140字よりちょっぴり長めの短編&中編小説、エッセイなども。たった140字でも恋愛も、SFも、ミステリーも、いろんな世界が表現できることに驚き!
『最後は会ってさよならをしよう』神田澪(著/文) ¥1300/KADOKAWA

春茶さんの歌が小説で読める!?

「読書ギライ」が変わるかも!?【新感覚小の画像_2
YouTubeチャンネルが超人気のシンガー・春茶さんとイラストレーター・ナナカワさんの音楽ユニット『終電間際≦オンライン。』の楽曲が小説に。書いてるのは七月隆文さん、いぬじゅんさんなど作家さんのほか、ロックバンド・夜の本気ダンスのギタリスト西田一紀さんも。さらにはシークレットストーリーとして春茶さんも小説に初挑戦! 楽曲をBGMにしながら読みたいよね。
『終電間際オンライン 小説集』七月隆文(著)、カツセマサヒコ(著)、西田一紀(夜の本気ダンス)(著)、いぬじゅん(著)、ニャン(著)、柴崎竜人(著)、春茶(著) ¥1350/KADOKAWA

短い小説と絵がワクワクする気持ちを連れてきてくれる

「読書ギライ」が変わるかも!?【新感覚小の画像_3
本のタイトルにもなってる「岩とからあげをまちがえる」エピソードが書かれた『岩とからあげ』をはじめ短めの小説と絵が100収められた本。気合いを入れて読まなくてもパラパラめくるだけで楽しい気持ちになれそう。ほかでは見ないような言葉選びにグッとくるコもいるんじゃないかな。ちょっと奇妙で、でもワクワクするような生活が描かれてます。
『岩とからあげをまちがえる』大前粟生 ¥2000/ミシマ社
構成/古川はる香