世界の国にコンニチハ! 世界の暮らしが見える本
日本では「当たり前!」なことが、ほかの国では「ありえない!」なのはよくあること。じゃあほかの国の「当たり前!」ってどんなことなのかな? 海外で生活する人が描いたコミックエッセイで、今まで知らなかった世界の国の「当たり前!」がわかるよ。ほかの国を知ることで、日本がどんな国なのか、よりはっきり見えてくるはず!
ロシアは「あたたかくてほっこりする」国!?
「ロシア」といえば思い浮かぶのは? ものすごく寒い国、バレエ……あとはマトリョーシカ……? この本を描いてるシベリカ子さんも、日本で働くロシア人男性と結婚したものの、実際にロシアを訪れるまでは「暗い、寒い、怖い」の「おそロシア」(笑)なイメージを持ってたみたい。でも1年限定でロシアに住んでみたら、おいしい家庭料理がいっぱいのホッとできる国なことを発見! ロシアの家庭料理、一度食べてみたーい♡
『おいしいロシア』シベリカ子 ¥1100/イースト・プレス
ドイツに住むためには……テストが必要!?
ドイツ人の旦那さんと結婚するため、ドイツ語もわからないまま移住したマンガ家の白乃さん。なんと結婚が理由でドイツに住む場合、ドイツ語のテストに合格しないといけないんだって!! というわけで早速入学した語学学校や白乃さんが住むことになったハンブルク(ハンバーグの名前の由来になったドイツの都市)の街の様子が描かれているよ。ドイツの中でも都会なハンブルクだけど、野ウサギとかたくさんの野生の動物と出会うことができるなんていう情報も。ドイツのことが今までより身近に感じられるはず!
『とつげきドイツぐらし!』白乃 雪 ¥1000/KADOKAWA
シンガポールと日本では○○○の鳴き声も違う!
東南アジアのシンガポールに住んでるフー・スウィ・チンさん。日本のアニメやマンガを好きになったのがきっかけで、日本へも遊びに来るように。そんなフーさんだから描ける「日本ならでは」「シンガポールならでは」の特徴がかわいい絵で楽しく読めちゃう。日本のアニメやマンガでよく見るスーパーのビニール袋から飛び出てるモノの正体(もちろんネギ!)を知って感動するエピソードとか、おもしろかわいくてキュン♡ ちなみにシンガポールと日本では、カラスの鳴き声も違うとか。どう違うかは本を読んでみて!
『シンガポールのオタク漫画家、日本をめざす』フー・スウィ・チン ¥1000/KADOKAWA
構成/古川はる香