新しい本を読みたいとき、おサイフにやさしい文庫本はJCJKの味方♡ 発売されて間もない文庫本の中から、おすすめ作品を紹介するね。読みたいジャンルに合わせて手に取ってみて!

【心がほっこり温まる】日常の「ギフト」みたいな短編集

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アート小説なども書いてる原田マハさんのハートウォーミングな短編集。大学時代の親友の結婚式へ向かう『コスモス畑を横切って』、海外留学に向かう前夜に、桜並木の下を父親と歩く『そのひとひらを』など20の物語が。忙しく過ごしてると見逃してしまうことも多いけど、日常のなにげないひと言や景色にも「ギフト」があるのを発見できるよ。普段歩く道の見え方も変わりそう。

【感動できるミステリー】廃屋に閉じ込められた高校生たちの結末は

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廃屋に閉じ込められた6人の高校生。脱出するためには、7年前の花火の夜に亡くなったある人物の死の謎を解かなきゃいけない。花火の夜に何があったのか、全員の証言が出そろったときに犯人がわかる……!? 真実に近づいていくハラハラ感だけじゃなく、すべてがわかったときは涙が止まらなくなる感動も。泣きたい&謎解きも楽しみたい欲ばりなコも満足!
『監獄に生きる君たちへ』松村涼哉 ¥630/KADOKAWA

【ドラマ化作品最新作!】あの風間教官に新たなミッションが

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お正月に放送されたスペシャルドラマ『教場Ⅱ』観たよね!? 原作小説の最新シリーズ文庫版がこちら。新任の校長から風間教官が命じられたのは「退校者ゼロ」の教場にすること。ひとりでも退校者が出たら風間教官はクビに……。風間教官といえば「君には警察学校をやめてもらう」のセリフでおなじみなのに、どうやってミッションを乗り越えるの?
『風間教場』長岡弘樹 ¥700/小学館

【知らない世界を学ぼう】医療を通じて見える生活の「リアル」

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「国境なき医師団」とは紛争や自然災害、貧困などで医療・保険サービスが受けられない人たちを支援する団体。作家・クリエーターのいとうせいこうさんが「国境なき医師団」の活動に同行して見聞きしたことを書いたルポだよ。大震災後のハイチで、難民が集まるギリシャで、ウガンダの国境地帯で、医療を通じて見えてくる現地で暮らす人々の「リアル」って? 学校での課題にも使えそうな一冊。この本の最新シリーズ『ガザ、西岸地区、アンマン 「国境なき医師団」を見に行く』も発売中。
『「国境なき医師団」を見に行く』いとうせいこう ¥840/講談社
構成/古川はる香