小説から楽曲が生まれたり、逆に楽曲から小説が生まれたり。音楽と小説が同じ世界でリンクしてる作品が最近話題! 音楽を入り口に小説を読むのも、小説を読んでから音楽を聴くのもアリ。新しいエンタメの楽しみ方が生まれてるよ♪

あの爆ヒット曲の原作小説が読める!

読む×聴くで楽しみ方広がる!【音楽とつなの画像_1
みんな聴いてる『夜に駆ける』をヒットさせたYOASOBIは「小説を音楽にするユニット」。だからリリースする楽曲には必ず原作小説があるんだよね。そんなYOASOBIの『夜に駆ける』、『あの夢をなぞって』、『たぶん』、そしてこれから発表される楽曲の原作小説&関連作品をまとめた本だよ。小説を読んでから曲を聴くと、今まで見えなかったことに気づくかも!?
『夜に駆ける YOASOBI小説集』星野舞夜、いしき蒼太、しなの、水上下波 ¥1350/双葉社

カリスマボカロPが自分の楽曲を小説に

読む×聴くで楽しみ方広がる!【音楽とつなの画像_2
ボカロP・カンザキイオリさんが小説家デビュー。題材は動画再生1000万回超えの自身の楽曲『あの夏が飽和する。』。曲自体がサスペンス小説みたいな内容だけど、小説では楽曲の13年後に起きた新たな恋と逃避行が描かれることに。逃避行の末、恋人の流花を失ってしまった千尋は、13年前の自分たちと同じように破滅の道に向かう高校生の瑠花と武命を救える? 特設サイトでは期間限定でスピンオフ作品も公開中!
『あの夏が飽和する。』カンザキイオリ ¥1400/河出書房新社

トップクリエイター集結のPVも注目☆

読む×聴くで楽しみ方広がる!【音楽とつなの画像_3
人気作家・山田悠介の最新作は、近未来の2030年が舞台。家族を捨ててプロゲーマーを目指す一輝は、突然現れた謎の3人組とeスポーツワールドカップ・格ゲー部門で勝ち進むことに。そんなとき最大の危機が訪れ……。この小説、スゴイのはトップクリエイター集結のPVが作られてること。ボカロPのカンザキイオリさんが書きおろして、大人気バーチャルシンガー花譜さんが歌うテーマソング『畢生(ひっせい)よ』に、人気イラストレーター・米山舞さんが描きおろしイラストを提供。声の出演は人気声優の梶裕貴さんと花澤香菜さん! PVは小説の特設サイトで見られるよ。
『俺の残機を投下します』山田悠介 ¥1150/河出書房新社
構成/古川はる香