アプリで編集部見学Part2★インスタでの質問に編集K&Tがお答え!
インスタで募集したST編集部への質問に、編集K(6年目)&編集T(4年目)がお答え! その名も「アプリで編集部見学」★ 第1回目はどうだったかな? 今回も、みんなからの質問にガンガンお答えしちゃうよ〜〜!
Q ST編集としての仕事内容を詳しく教えてほしいです!
編集T:雑誌でどんな企画がやりたいかを考える、ゼロのところから始まります! 考えた企画を提案→採用されたものを絵コンテ(設計図のようなもの)に起こす→編集部内で企画内容について打ち合わせ→モデルのキャスティングやスタッフさんにお仕事のお願いをする→カメラマンさん、スタイリストさんとどう撮影していくか、衣装をどうするかについて打ち合わせ→スタイリストさんに組んでいただいたコーディネートを確認→撮影→実際に誌面で使う写真を選ぶ→デザイナーさんに発注→原稿を書く→確認作業→出版されたらモデルやスタッフへの支払い登録や企画に使ったお金の精算とかもやります! 撮影の前には、場所の許可取りとか、お弁当の用意とか細かい作業もあったり。私は地方でタレントさんの取材のときも多いので、そのときのスタッフみんなの新幹線のチケットを取ったりも。STに関しては、アプリやオーディション、夏の読者イベント運営など、誌面以外でのお仕事も多いです!
編集K:編集Tがすごく丁寧に網羅してくれたので、あまり言うことがない(笑)。個人的には、STを作るためのなんでも屋さんだと思って仕事しています! STモデルはもちろんだけど、カメラマンさん、スタイリストさん、ヘアメイクさん、デザイナーさん……どうすれば関わってくださるすべてのスタッフさんがより素晴らしく才能を発揮できるかを考えて、そのための作業をやる人という位置づけでがんばってます♡ ちなみに写真は、編集Kの撮影現場での様子をヘアメイクさんが撮影した図です(去年のものです)。iPadを片手によりかわいい写真が撮れるよう必死です(笑)。
Q 1日のスケジュールを教えてください!
編集K:この質問、実際に編集部見学に来てくれたコも100%聞いてくれるんだけど、毎度悩んでしまうのです。というのも、毎日全く違う! 撮影がある日は朝が早かったり、入稿がある日は夜遅くまで編集部にいたり。編集ごとに仕事が割り振られているから、各々が仕事が終わるように時間を決めて働いている、というほうが正しいのかも。1日中編集部で作業するときもあるし、撮影が3本重なって一日中社外、ということも!
編集T:仕事内容についての質問でお答えした通りやることの種類が多いので、その日によって正直全然違います! 遠出して撮影とかの日は早朝から動くし、原稿が書き終わらなくて夜遅くなることもあるよ。
Q 何日くらいかけて雑誌は出来上がるの?
編集T:最初の質問で答えた企画から校了までの一連の流れを、約3か月でおこなっています! 通常、4月のあたまに企画会議をしたら、7月1日に発売されるイメージだよ。
4月1日発売の5月号は、年始に会議して動き出しました♡
Q 撮影場所ってどういうふうに決めているの?
編集T:企画内容に合わせて決めています! 例えば制服の企画だから校舎で、着まわしだからおうちみたいなスタジオとカフェで、とか。あとは実際に雑誌になるときの前後の企画とのバランスも踏まえています。おうちみたいなスタジオ背景が続かないように、とか!
編集K:スタジオで撮影しよう!といっても、おうちみたいな“ハウススタジオ”か、みんなも行ったことのあるかもしれないけど、背景が真っ白で写真館っぽい“白ホリスタジオ”のどっちがいいのか? 自然光のふんわりした雰囲気のほうが良いのか、ライトをたいてパキっとした光で撮るのか? 選択肢は無限大なので、カメラマンさんと相談して企画に合った撮影場所にするよ。人気のスタジオはすぐ埋まっちゃうから、予約は戦争状態です(笑)。
Q ふろくってどうやって決まるの?
編集T:どんなふろくをつけてみたいか、編集部内で0から意見を出し合うところからやっています。つけるものと、コラボするならそのキャラクターやブランドが決まったら、担当の編集者(都度変わるよ)がデザインを考えて、サンプルができたらそれを手直ししていく、という流れです。普段の誌面づくりとはまた違う、“アイテム”ができていく工程が面白い!!
Q 校閲ガールはいますか?
編集T:います! 言葉の間違いや誤字だけでなく、文脈的におかしい点なども指摘してくださいます。でも校正担当のかたに見ていただく前に、自分でよく確認することが大前提です!
編集K:みんなのイメージしているあのドラマの『校閲ガール』みたいな働きかたをしているわけではないかもしれないけれど(笑)、編集部に近い場所でいつも雑誌に問題がないかをチェックしてくださっています。感謝の気持ちしかわいてこない! 頼ってばかりではダメだと分かっていながらも、表現に困ったとき相談に乗ってもらっています。