運命で結ばれた男女の30年を3月だけで 描いた映画『弥生、三月 -君を愛した30年-』。人生をかけて大切な人を支えていく ひとりの男を演じた成田さんが、 作品への想いを語ってくれたよ!

ひとりの男の30年間を自然に演じたかった

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学校へ向かうバスの中、高校生の弥生(波瑠)が同級生の太郎と口ゲンカをするシーンから始まる映画『弥生、三月 -君を愛した30年-』。成田さんは、周囲を楽しませる天性の明るさを持つ太郎の16歳から50歳までをみごとに演じている。 「ひとりの人の約30年間を演じられるなんて、一生に1度あるかどうかの機会。大変なことも多かったけど、やりがいがありました。とはいえ、僕の中では、10代から50代までを演じ分けようという意識はなかったんです。何十年経ったからといって、性格がガラッと変わる人なんて、なかなかいないじゃないですか。僕は今でも高校時代の友だちとよく会いますけど、出会ったころから10年経ってもそれぞれの生活や見た目が少し変化しただけで、話していることは昔のまま。きっと一生そうなんだろうなと思うんです。うちの父だって、もう50歳を過ぎてますけど、しょっちゅうサッカーをやっては子どもみたいに走り回ってますし(笑)。だから、"○歳のころを演じるからこうしなきゃ!"ではなくて、どちらかというと太郎のその瞬間ごとの気持ちを大事に演じることを心がけました」  
カーディガン¥36000/ユハ パンツ¥73000(チルドレン オブ ザ ディスコーダンス)/スタジオ ファブワーク その他/スタイリスト私物

最近のマイブームは?

「うーん、これといってないなぁ。(しばらく考えてから)あ、麦焼酎ですかね。ソーダ割りが好きです。……って、僕はST読者のコたちに何を伝えようとしているんだ(笑)。友達と外で飲む日もあるけど、最近は家でパッと作って寝る前に飲むことが多いですね。ひと息つける時間です」

『弥生、三月 -君を愛した30年-』3月20日(金)全国東宝系にてロードショー

話題の映画に出演!成田凌さんにインタビュの画像_2
高校時代に惹かれ合っていた弥生(波瑠)と太郎(成田凌)は、親友のサクラ(杉咲花)を病気で失ったことで別々の人生を歩むことに。それから30年。厳しい現実を前にしたふたりのもとに、サクラからのメッセージが届く。
©2020「弥生、三月」製作委員会

Profile & Information

なりたりょう●'93年11月22日生まれ、埼玉県出身。ドラマ『アリバイ崩し承ります』(テレビ朝日系・土曜夜11:15~)に出演中。映画『糸』が4月24日、『窮鼠はチーズの夢を見る』が6月5日公開。『MEN'S NON-NO』専属モデルとしても活躍中。
撮影/峠雄三 スタイリスト/伊藤省吾(sitor)  ヘア&メイク/NOBUKIYO 文/吉川由希子 (Seventeen4月号)