注目アスリート・才藤歩夢さんにフューチャー!
ST世代の注目のアスリートを紹介する連載の第2回は、近代五種だけでなくフェンシング競技単体でも世界の頂点を目指している才藤歩夢さんをお迎え。強さと美しさの秘密に迫ります!
近代五種ってどんなスポーツ?
水泳→フェンシング→馬術→レーザーラン(射撃+ランニング)の順で、5種目を1日で行う過酷な競技。自分の体力をコントロールしながら、種目ごとに状態を切り替えていくため知力の高さも必要なキング・オブ・スポーツ。
5種目それぞれで順位が大きく 入れ替わるので目が離せません!
「小さい頃からスポーツをするのは好きだったのですが実は泳げなくて、小学校3年生のときに通いはじめた水泳教室が近代五種の入り口です。父親が近代五種の選手だったので、私にもやらせたいという思いはあったようなのですが、当時の私は近代五種の種目という認識はなく、習い事としてひとつずつはじめ、導かれていった感じです(笑)。中学では1年生のときに水泳部、2年・3年は陸上部、高校でフェンシング部に入りました。フェンシングを始めたころは怖くて苦手だったのですが、毎日練習をすることで恐怖心がなくなりました。近代五種は種目ごとに順位が大きく入れ替わるので、他の競技にはないハラハラ感が楽しめると思います。興味を持ったかたがいたら、まずは12月の全日本選手権大会にぜひ足を運んでください!」
5種目をバランスよく練習するのがとにかく大変でした
「高校時代は完全にスポーツ中心の生活でした。今は1日に3種目ぐらいを割りふって練習しているのですが、高校生の頃は部活でやっていたフェンシング以外の競技は、スケジュールを調整しながら少しずつ練習していたので大変でしたね。ふだんなかなか練習できない4種目は、夏休みに集中してやることでバランスをとっていました。今、遠征などで海外に行く機会が増えて思うのは、しっかり英語を勉強しておけばよかったなということです。オリンピックも近いし英語を使う機会は増えると思うので、読者のみなさん、英語の勉強を一緒に頑張りましょう(笑)」
強さと美しさで世界を魅了する才藤選手をSTはこれからも応援します!
撮影/田形千紘 メイク/梁裕和(shu uemura) 構成/菊池美里 (Seventeen11月号)