キレのあるダンスやテンポのいいコントが「めちゃツボにハマる!」と人気上昇中のヒロチョさん。大学では音楽を学び、サックスが得意という芸人としてはめずらしい経歴の持ち主だよ。『ロマンティック王子』とも呼ばれるヒロチョさんに、直撃してきました〜♪

Q:芸人を目指したきっかけは?

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「高校は吹奏楽部で、大学でも音楽を勉強していた時に、人前で演奏をすることが楽しいと感じたんです。そのあとも音楽やステージのことを勉強したいなと思って、大学院に進もうとしたんですけど試験に落ちてしまって……。ちょうどお笑い番組ブームだったので、『おもしろそうだな〜』と思って、NSC(吉本興業のお笑い養成所)に願書を送りました。特別お笑いをしたいというわけではなかったんですけど、人を楽しませる、よろこばせるエンターテイナーになりたいと思っていたので、お笑いもそのひとつの手段かなと。だから、願書の尊敬する人を書く欄は『マイケル・ジャクソン』って記入しました(笑)」

Q:サックスを始めたきっかけは?

「中学の時に『楽器をひけるやつカッコイイ〜』と思って、友だちにギターを習ったりしてました。そして、忘れもしない中学3年生の4月! 近所の楽器屋さんに、SALEで売り出されてたサックスにひとめぼれしたんです。親に必死でお願いして、買ってもらいました。それから1年間は、ビデオなどを見ながら独学で吹きかたをマスターしました」

Q:どんな高校生だった?

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「部活にアツいやつでした。高校で念願の吹奏楽部に入って、音楽が思いきりできるようになったのでうれしかったんです。ソロパートは『絶対自分がやりたい!』と言ったり、指揮者をかって出て定期演奏会でパフォーマンスをしたりしてましたね。アツいうえに、目立とうとしてたので、女子部員からはうざがられてました(笑)。クラスでは、イケてないグループのムードメーカーですかね〜。高校生では、ロマンティックなことはなにもなかったです……。僕自身、ロマンティックな経験は少ないんです(笑)」

Q:いまの芸風になったのは?

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「養成所を卒業して、ピンで活動し始めた時に、『特技を生かしたほうがいいよ』とアドバイスをもらってから、音楽を取り入れました。最初は、サックス漫談みたいなものをやっていたんですけど、サックスをふくと口がふさがっちゃうので、テンポよくしゃべれなくて(笑)。それで、自分で曲を作ってやってみようかなと思ったのがきっかけです。ライブは、若い女性のお客さんが多くて、恋愛ネタに反応が大きいなと気づいてから、恋愛系のネタもいれるようになりました」

Q:趣味&特技は?

「やっぱり音楽ですね〜。楽器を演奏することが好きですが、集めることも好き。電子ドラムやカスタネット、トライアングルなど、あわせて30個くらいの楽器が家にあるんです。時期によって、楽器のブームがあるんですけど、いまはベース。なので、時間がある時はベースを練習してることが多いです。ひとりカラオケも行ったりします。お腹から声を出して歌う曲が好きなので、アニメソングの『ウィーアー!』 や『CHA-LA-HEAD-CHA-LA』、『創聖のアクエリオン』をよく歌います。あとは、ディズニー映画の曲、『アンダー・ザ・シー』や『レット・イット・ゴー』も好きです」

Q:いま夢中なことは?

「筋トレ! 体力をつけたいためと、身長があまり高くないので、見栄えをよくしようと思って始めました。特に上半身を鍛えたいので、ダンベルで鍛えたり、プロテインを飲んでます」

Q:今後の野望を教えてください!

「芸能界イチ、サックスがうまい人になりたいです。なので、武田真治さんがライバルです! それと、コンサートみたいなお笑いライブをやってみたいですね。前に、単独ライブで20個ぐらいの楽器を1個ずつ演奏している動画を撮って、合奏している風に見せたことがあるんですけど、クオリティを上げて、もっとたくさんのライブでやっていきたいです。あとは、現役高校生の吹奏楽部とコラボして、なにかをしたいな。ST読者で吹奏楽部のコがいたら、ぜひ声をかけてください!」

Q:では、最後にST読者へメッセージを!

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「一生懸命な女性はステキです! リオ五輪で活躍する女性に刺激を受けました。一生懸命打ち込んだことは、それがうまくいかないとしても、努力をしたことには変わりないし、ムダにはならないと思います。その頑張ってる姿を、同級生の男子とかが見て、きっとトキめいてるはずです! だから、何でも一生懸命に取り組んでください!」
にしむらひろちょ●’87年2月9日生まれ、東京都出身。日本大学芸術学部音楽科卒業。東京NSC15期生。9月1日は大宮ラクーンよしもと劇場で、9月2日・4日はヨシモト∞ホール、5日は幕張イオンモール劇場でライブに出演。今後の活動もTwitterでチェック!→@ChoChoHirocho
撮影/亀田亮 構成/宮平なつき