芽郁×匠海の映画『君月』トーク!!
Q初対面の印象は?
芽郁 現場に入る前に「匠海くんはすごく人見知りだ」と 聞いていたの。でも、実際に会ったら、 人見知りを感じないくらい話しやすくて。
匠海 それは芽郁ちゃんが話しやすい雰囲気を持っていらしたからですよ(笑)。 僕は現場に入る前に監督から「芽郁ちゃんはすごい。 肝っ玉がすわった女のコだよ」と聞いていたんだけど。 実際に会ったら、本当にすごかった。 一本筋が通っていて、ブレがない。 「この人はきっと50〜60歳に なっても変わらないんだろうな」と思うほど。
芽郁 うん、自分でも 変わらない気がする(笑)。
Q 撮影現場ってどんなカンジだったの?
――「撮影中もあき時間はずっと笑っていた気がする」とふり返るふたりだけど、カメラの前ではガラッと役者の顔に。スクリーンに映し出される、まみずと卓也の物語は胸が苦しくなるほど優しく切なくて……。現場でもふたりの演技に監督が涙する、そんな場面も多々あったそう。
芽郁 監督だけじゃなく「カット!」の声がかかってまわりを見たら、カメラマンさんまで泣いていたりして。あれはうれしかった。現場でみんなが流してくれた涙は、演じている私たちの自信にもつながったから。
匠海 芽郁ちゃんとの撮影期間は1週間くらい。決して長くはない短い時間だったんだけど、1日、1日、終わるたびに距離が縮まっていく実感があって。
芽郁 あれはすごく不思議な感覚だったよね。まみずと卓也の気持ちがうわっと私たちの中にあふれて……。ただ、手がふれただけで泣きそうになるの。
匠海 日々、“涙を抑えるのが大変”と感じるほど気持ちが動いて……。あれは初めての経験でした。
――そして「そんな経験ができたのは芽郁ちゃんだったから」「匠海くんだったから」と、お互いの演技力を大絶賛!!
匠海 僕らの心がこれだけ動いたからこそ"伝わる映画"になっていると思う。
芽郁 「もしも自分が」と重ねると苦しいほど切なくなるけど、そのなかにも、優しさや前向きな気持ちが詰まっている。本当に素敵な映画だから。友達、家族、恋人、大切な人と見てほしいね。