意外!?書いてるのは「あの人」!!【”じゃない”人の小説】
アイドル、ミュージシャン、学者など、普段はほかの活動をしてるけど、小説を書く才能も持ってるって人がゾクゾク登場!! ひとつの道で成功するだけでもスゴイのに、小説の才能もあるなんてスゴすぎるぅ。ほかの活動もしてるからこその感性があふれる作品、読んでみてっ。
現役アイドルが描く!アイドルを目指す主人公
乃木坂46のかずみんこと高山一実さんが小説家デビュー! 主人公は「絶対にアイドルになる!」と誓って高校生活をスタートさせた”ゆう”。「東西南北の美少女を仲間にする」と心に決めて、ついに東西南北の仲間を見つけるけど……!? ゆうは夢をかなえてアイドルになれるのかな? アイドルのリアルを知ってる人だから書ける世界が!
『トラペジウム』高山一実 ¥1400/KADOKAWA
炎上常連のあの人が描く「平成」らしさ
テレビのコメンテーターとしても活躍して、時々その発言が炎上しちゃったりする社会学者の古市憲寿さん。そんな古市さんが初挑戦した小説は、「もうひとつ」の日本が舞台。現実と違うのは、本人の意志で苦しまず死ぬことができる「安楽死」が認められてるってこと。今年29歳の「平成くん」は平成の終わりに合わせて「安楽死」をしようと考えます。でも恋人に反対されて、死ぬことの意味をもう一度考えることに。そして、平成くんが出した答えは!?
『平成くん、さようなら』古市憲寿 ¥1400/文藝春秋
ミュージシャン×作家による共作恋愛小説
これまでもエッセイや小説を書いてるクリープハイプの尾崎世界観さん。今度は作家の千早茜さんとの共作恋愛小説に挑戦! 同棲中のカップルの駆け引きを、尾崎さんが男性側から、千早さんが女性側から、それぞれの視点で描くというもの。男女それぞれの言い分・気持ちが、がっちり伝わってきて、勉強になりそう。
『犬も食わない』尾崎世界観、千早茜 ¥1300/新潮社
構成/古川はる香