ドラマ、映画、歌舞伎になるなど、多くのファンに愛され続ける『鬼平犯科帳(おにへいはんかちょう)』。累計発行部数3,000万部を超える池波正太郎さんの大ベストセラーを原作に、主人公の「鬼平」こと長谷川平蔵役に松本幸四郎さんを迎えて映像化したのが、大人気時代劇シリーズ「鬼平犯科帳」だよ。
中島瑠菜ちゃんは、2024年5月公開の劇場版「鬼平犯科帳 血闘」に出演。それはまだSeventeenモデルになる前で、その「血闘」の取材で初めてSeventeen-webに登場してくれたんだ!

最新作は、7月10日(金)より全国ロードショー公開される、特別先行版「鬼平犯科帳 本所の銕(てつ)/密告」。「血闘」に引き続き、若き日の平蔵(銕三郎)を演じるのは市川染五郎さん。中島瑠菜ちゃんも銕三郎の幼なじみで、のちに平蔵の密偵になる居酒屋の娘・おまさの若き日を演じている! 再び共演したお二人に、当時の思い出や今作品についてお話を聞いたよ!

※2024年の中島瑠菜ちゃんのインタビューと、勝手に「鬼平」鬼ゆる解説!はこちらをチェック!

若き日の平蔵とおまさ

——前作の「血闘」から2年以上たちましたが、振り返ってみていかがですか?

染五郎 公開が2年前だから、撮影は3年近く前になりますよね? 一緒の撮影は1日しかなくて。
瑠菜 そうですね。私はずっと緊張していましたね。もうどうしよう、みたいな顔をしていたと思います(笑)。ちょこちょこっぐらいしか言葉もかわさず、お話したという感じもなかったですね。私、人見知りしてたと思います。
染五郎 お互い人見知りしていたね(笑)。昨年の「本所の銕」の撮影の時に、「血闘」の時に撮ったツーショットと同じところで同じ並びで撮って。
瑠菜 撮りましたね!
染五郎 当時と比べてみたら、二人とも全然違うんですよ、顔つきとか、雰囲気とかが。2年たっただけなのにね。
瑠菜 そうですね、私はやっぱり少ししっかり、立っていられるようになってたという感じがしました。
染五郎 2年でこんなに変わるんだっていう、二人とも。余裕という感じとも違う、単純に大人っぽくなったというか、まぁ老けたのか(笑)。
瑠菜 いや、大人っぽくなったんですよね(笑)。

鬼平犯科帳で共演する市川染五郎と中島瑠菜

——その後、Seventeen2025秋号にもお二人で登場していただきましたね。

染五郎 楽しかったです! ああいった雰囲気の撮影があまりないので。なぜかメガネをかけたり。
瑠菜 私も歌舞伎のポーズをさせてもらったり(笑)。
染五郎 歌舞伎座にも来てもらって。お客さんが誰もいない歌舞伎座で客席に座ることってなかなかないので、自分としても新鮮な体験でした。
瑠菜 歌舞伎座に入った時は少し緊張しましたが、染五郎さんもいらっしゃったし、Seventeen編集部の方たちもいたので、私はずっと楽しい気持ちでした!
染五郎 歌舞伎座でたくさん観劇してくれてるしね。
瑠菜 はい!

  • おちゃめなポーズをとる市川染五郎と中島瑠菜
  • あごに手を添える市川染五郎と中島瑠菜
  • ピースをする市川染五郎と中島瑠菜
ほっぺハートを作る市川染五郎と中島瑠菜

——久しぶりにおまさ役を演じるのはどうでした?

瑠菜 前回演じた3年前は本当に言葉使いにも苦戦していましたし、セリフを追うので精一杯という感じだったんですけど、今回はおまさとして、より役を深められたのではないかなと思います。前作から今作までの期間でちゃんと成長できていたんだなというのを、あらためて感じました。前作と同じシーンを撮り直したりもしたのですが、やっていることは同じなのに全然感じ方が変わるんだなっていうのもありました。
染五郎 うんうんうん。
瑠菜 おまさは銕さんに憧れている、というのはずっと思っていたんですが、今回はそれに加えて、何か自分がしてあげられることがあるのではないかとか、そんな感情もあったのかなと感じられましたね。
染五郎 見た目も成長したのですが、役者としての存在感やお芝居も、2年でこんなに成長するんだというくらい違いを感じましたね。「血闘」の時はあまり一緒のシーンがなかったんですが、今回は一緒のシーンもたくさんありましたし、おまさの出演シーンもたくさんあり、「おまさ、かっこいいなぁ!」と思って見ていました。銕三郎にとって、妹のような存在でもあり、時には姉のような、すごく面白い関係性だなと思って。また新たなおまさと銕三郎の関係性というのを二人で作れたのかなと思います。父(幸四郎)も今作を見て、「おまさがすごかった!」って言っていましたよ。
瑠菜 ありがとうございます!

走るおまさ
松本幸四郎が絶賛した中島瑠菜の演技
銕三郎と左馬之助の友情にも注目

銕三郎と左馬之助の友情にも注目を!

——主人公は「本所の銕」ですが、それぞれに銕さんのここが好き、というところを教えてください!

瑠菜 人を思う気持ちというか、自分の思いはすごく真っ直ぐなんだけど、でも少し荒々しいところもあったりする。そこがとても魅力なところで、全部カッコいいですね。見ていて引き込まれますし、全部好きです! 殺陣も熱くて、銕さんの剣友・若き日の岸井左馬之助(阿佐辰美)さんとの二人での共闘シーンとか、すごくカッコいい♡
男の友情の熱さもあって、とても素敵だなと思いましたね。
染五郎 いま言ってくれたことがほぼ全てです(笑)。その熱さというか悪に対しての強さと、自分を支えてくれるおまさをはじめ、周りの人に対しての優しさなど。そこをきちんと自分の中で分けて接しているところですね。自分の信念というか芯を強く持っている人物なのですが、一方で、若いからこそまっすぐすぎてしまうところもあり。そういうところがとても人間的で魅力だなと思いますね。

——今作は、おまさだけでなくほかの女のコにも優しいところが描かれてましたけど、女子としてはちょっと心配(笑)。

瑠菜
 確かにそうですね(笑)。
染五郎 あははは(笑)
瑠菜 本当に銕さんを好きになったら、少し大変なんだろうなとは思います(笑)。でもやっぱりそれでも好きになっちゃうのが銕さんの魅力なんだろうなっていうのがありますね。
染五郎 別に自分のこと言われてるわけじゃないのに、なんかテレますね(笑)。
瑠菜 あははは(笑)。

背中合わせの市川染五郎と中島瑠菜

ーー今作の登場人物の中で、お二人の推しキャラを教えてください!

染五郎 おまさです!盗人酒屋というおまさの働く居酒屋があるんですが、その中で起こる人間ドラマみたいなスピンオフを作ってほしいんです。オムニバスで。店の端っこで銕三郎は一人飲んでるみたいな感じで、セリフは一言もなくて(笑)
瑠菜 いろんな人が見られて楽しそうですね!私は、密偵・相模の彦十が好きです。火野正平さんが演じていらっしゃった時も好きだったのですが、今作から尾美としのりさんが演じています。彦十、キュートなんです!

  • 銕三郎の頃も、平蔵になっても、彦十は大事な存在!

——「鬼平犯科帳」シリーズの歴史は、染五郎さんの曽祖父、大叔父、そしてお父さまと、代々縁が続いていますが、あらためて「鬼平犯科帳」の物語の魅力をどういうところに感じていますか?

染五郎 これは時代劇全般に言えることかもしれないですが、見た後にスカッとする爽快さや痛快さがある。特に「鬼平犯科帳」自体は、何十年も前に生まれた作品ですが、今作では銕三郎時代と現在の平蔵というのがはっきりと分けて描かれています。銕三郎時代に出会った人物が、巡り合わせで平蔵になったときにまた因縁となって自分のところにやってくる。時代をどんどん追って見ていくような没入感も、今回は感じられると思います。エンターテインメント性と人間ドラマと、その両方の視点から見て楽しんでいただけるのが、「鬼平犯科帳」なんだと思います。だからこそ、こうして何十年も多くの人の手に渡りながら、残っているのかなと思いますね。

銕三郎から平蔵へと、時代を追う没入感も本作の魅力

——父である幸四郎さんの役の若い時代を演じるというのはどんな感慨が?

染五郎 最初のテレビスペシャル「本所・桜屋敷」や劇場版「血闘」の時は、あまり父の役の青年時代を演じることを意識せずに、純粋に銕三郎という人物を演じることだけを考えていました。でも、今作に関しては、あえて父の真似をしようと思って、セリフ回しとか声のトーンとか、「鬼平」シリーズの作品を見ながら研究しました。父の演じる平蔵につながっていく銕三郎というのをより見せたいということを意識しました。父はそれについて特に何も言ってなかったですが、銕三郎は何度も演じさせていただいて、僕にとってとても愛着がある役なのは、父も感じてくれているみたいです。銕三郎という人物に対して愛情を持ってやっているのはすごく伝わってきた、と言ってくれました。

向かい合って語り合う市川染五郎と中島瑠菜

——ST読者世代にも、この機会に時代劇を楽しんでもらいたいですね。

染五郎 そうですね。時代劇とか歌舞伎もそうですけど、難しいんじゃないかな?という先入観があるのかなと思います。 でも1回それは忘れてもらって、とにかく観に来てくださいと言いたい。 まずは1回観てみてって思います。
瑠菜 ほんと、カッコいい姿を見られるんで!
染五郎 おまさの、カッコいいところがね。
瑠菜 銕三郎さんと、おまさのカッコいいところを(笑)。おまさの姿に、この時代も女性は強く生きていたということを感じられますし、男性の頼れる後ろ姿も、グッと心に響いてくるのがこの作品だと思うので、ぜひ劇場に観に来てもらえたら嬉しいなと思います!

おたがいをリスペクトし合う市川染五郎と中島瑠菜
市川染五郎

2005年3月27日生まれ、東京都出身。十代目松本幸四郎の長男。2009年『門出祝寿連獅子』にて四代目松本金太郎を名乗り初舞台。2018年、歌舞伎座 高麗屋三代襲名披露興行「勧進帳」源義経ほかで八代目市川染五郎を襲名。
2024年、第47回 日本アカデミー賞 新人俳優賞受賞。2026年、自身初のストレートプレイとなる舞台『ハムレット』で主演。

あらすじ

長谷川平蔵(松本幸四郎)は若い頃、銕三郎(市川染五郎)と名乗り、「本所の銕」と呼ばれ博打(※1)と酒の日々で剣術の道場にも通わなくなっていた。そんな銕三郎に目をつけ、仲間に引き入れようと御家人の横山小平次(駒木根葵汰)が近づいてくる。まったく相手にしない銕三郎だったが、小平次は執念深くつけ回し、やがて周囲を巻き込んだ事件が起こる。

時が流れ、火付盗賊改方(※2)長官となった平蔵。平蔵の留守中に、盗賊の押し込みを知らせる密告状が届く。その密告通り、盗賊・伏屋の紋蔵一味が押し込み(※3)を働いていた。平蔵不在の中、火付盗賊改方が盗賊を一網打尽にすることができた。しかし、一味の紋蔵を取り調べると「自分は平蔵の息子だ」と言い放った!?

※1 お金や物をかけてする勝負遊び
※2 江戸時代の重大犯罪専門の警察
※3 裕福な家に押し入り金品を盗むこと

  • 博打に明け暮れる若き日の長谷川平蔵
  • 銕三郎につきまとう御家人の横山小平次(駒木根葵汰)
  • 怒涛の展開から目が離せない!
【チェキプレあり】中島瑠菜ちゃんが出演すの画像_11

特別先行版「鬼平犯科帳 本所の銕(てつ)/密告」

7月10日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国ロードショー

※シリーズ最新作「本所の銕(てつ)」と「密告」の2作品をまとめて劇場の大スクリーンで観られるチャンス。ぜひ劇場へ!

出演:
松本幸四郎 市川染五郎
仙道敦子 中村ゆり 和田聰宏 尾美としのり
本宮泰風 浅利陽介 山田純大 久保田悠来 山口馬木也
中島瑠菜 阿佐辰美 北澤響 黒沢あすか 松尾貴史 駒木根葵汰 山田真歩

原作:池波正太郎『鬼平犯科帳』(文春文庫刊)
監督:山下智彦
脚本:大森寿美男
音楽:吉俣良

©日本映画放送
撮影/高橋明宏 構成/鹿住恭子
[市川染五郎]スタイリスト/中西ナオ ヘア&メイク/川又由紀
[中島瑠菜]スタイリスト/平松彩霞 ヘア&メイク/德﨑良秀

染五郎さんと瑠菜ちゃんのサイン入り2ショットチェキ1枚をプレゼント!

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