なにわ男子・西畑大吾単独主演!ドラマ『マトリと狂犬』で演じているのは、裏社会に生きる薬物の売人!?
なにわ男子の西畑大吾くんが金髪になっていたのは、このドラマの役づくりだったのだ!『マトリと狂犬』は裏社会をリアルに描いた同名コミックスの実写ドラマ。監督が”品川庄司”の品川祐さんということでも話題の作品だよ! 大吾くんが演じているのは、元は売れっ子の子役だったのに、転落の末に今は薬物の売人になっている青年。「僕に白羽の矢が立ったのが不思議だった」と言うほど、新たな役に挑戦した大吾くんにお話を聞いたよ。
——出演が決まった時の気持ちを教えてください
まさかこういった裏社会ものの出演のお話が僕に来ると思っていなかったので、そこはびっくりでした。でも新しい自分を見せることができるというチャンスでもありましたし、 共演する皆さんにも、 監督が品川さんというところにも、すごく惹かれてワクワクしたのを覚えています。
原作もだいぶハードなんで、大丈夫?と思いながら読ませていただいて(笑)。 結構ほんまに攻めている内容だからこそ、これを実写化したら面白いだろうなというのが率直な意見でした。 実写化するにあたって設定変更とかもある中で、 原作の良さを殺さず、より良さを出しつつ、 テレビで放映できるレベルになったのかな(笑)。脚本もすごく面白くて、 特に僕が演じる梅沢と周りの人たちとの掛け合いもすごく秀逸なので、読んでいて楽しかったですね。
——実際に梅沢役を演じてみてどうですか?
まあ、悪く言うとほんまにクズなんでね。なんか、過去の栄光にすがって、流され流され、最終的には売人に行き着くっていう。でもなんか、そのクズの中にもやっぱり人間味みたいなのがあって、 例えば高校生には売らなかったりとか、知り合いだった女性に対しての思いだったりとか、 なんかそういう情に熱い部分もあったりするので、 なんかその、全然クズなんですけど、 その中にある人間味みたいなものを表現できたらいいなっていう気持ちでしたね。
いるじゃないですか、なんかちょっとこいつ憎めへん。なんかちょっと一緒にいたくなんのよなぁっていう人、そんな存在になってたらいいなと思います。
——そんなキャラを演じる上で大事にしていたことは?
基本的に何に対しても負けたくないっていう気持ち。負けん気が強くて、基本的にいばってて、 吠えてる。可愛くないチワワみたいな感じだと僕は思っていて。 可愛げないしずっと吠えてるし、 でもなんか憎めないみたいなそういうところは、 表情からも伝われればいいなって思います。
可愛いじゃないですか、チワワって。 でも可愛くなったらダメなんですよ、梅沢くんは。 だから可愛くないなんですよ。
——普段の感じがチラッと出るみたいなことは?
いや、そこは出したらダメですよね。 アイドルを感じられたら終わりだなと思ってるので、この作品に関しては!
——今回の役について、メンバーの皆さんたちは何と言ってますか?
僕が撮影している期間が、なにわ男子が全員何かしらの作品に入っていた時期で、 メンバーに何をしているのかと聞かれて“ヤク(薬)の売人”と答えたら、 やっぱり驚かれますよね(笑)。 あんまりアイドルから聞かない言葉ですもんね(笑)。
僕が楽屋で台本を読んでたら、丈くん(藤原丈一郎)とはっすん(大橋和也)は、手伝ったるわ、って読み合わせを手伝ってくれましたね。はっすんが、葛城さん(向井理)のセリフでめちゃ変な漢字の読み間違いしてました(笑)。楽しくて面白かったけど、練習になりました!
——品川監督の印象は?
撮影が始まる前にご飯会を開いてくださって、その時に初めてお会いしまして。僕はテレビっ子なもんで、品川さんが出ているのをよく見させていただいてたんですけど、めっちゃ怖いイメージがあって(笑)。きっと監督としてもめっちゃトガってるんだろうなと思ってたんですけど、お目にかかったら全然そんなことなくて。すごく柔らかくてお優しかったんです。ご飯の後にはカラオケで品川さんと肩組んで歌ってました、サザンオールスターズを(笑)。僕は品川さん世代の方々とカラオケに行くのが好きなんです。 どっちかっていうと若い世代よりも落ち着くんですよ。
どうして僕なんですか、とは聞かへんかったな。 なんか、いけるっしょ的な感じなのかな? でも本当に新たな役すぎて、 なんで僕に白羽の矢が立ったのが不思議で仕方ない(笑)。 でも、これまで見せてこなかった部分を見せられたことはすごくよかったなと思います。
梅沢が関わる事件を追う麻薬取締官(通称・マトリ)の黒崎徹(細田善彦)
黒崎と対立しながらも捜査を進める警視庁薬物銃器対策課・警部補の葛城彰斗(向井理)
ーー共演者の方のことを教えてください!
細田(善彦)さんは、本当に優しいお兄ちゃんのような存在で、 黒崎、細田さんとの共演シーンが一番多くて、 一番密に会話をしていたので、 お話もたくさんさせていただきました。 現場にいてくださると安心できるような存在です。セリフはかけ合いが多かったんで、 僕がセリフの練習を始めたら、 そこに細田さんが入ってきてくれて、 二人の会話で練習していくみたいなのをお互いやってました。 逆に細田さんが始めたら僕も入っていくみたいな感じでしたね。
細田さんは基本的に静かな芝居というか感情をあらわにすることは少ないんです。でも、そこに秘めた狂気みたいなのがすごくあって、 黒崎(細田)は過去との関係で薬物が関わってくると、すごく感情をあらわにする。 その緩急が素晴らしくて、見ててもすごくぞくぞくしましたね。
向井(理)さんの演じる葛城からは、僕は基本的にいびられている芝居が多くて、向井さんからはよく「ごめんね」って言われてました(笑)。広島弁も怖かったですよ、ほんまに!葛城はプライドが高いし、権力や権威に飢えてるし、ちょっと狂ってんねんなって思わせてくれる向井さんの演技には脱帽でした。関西弁も怖いってよく言われるけど、絶対広島弁の方が怖い。じゃけぇ!って、あの感じで怒られたら怖いっす。間違いない!
同じ狂気でも、黒崎と葛城はまた別物で、それを演じるお二人の凄さを間近に見ることができたことは本当に良かったなって思います。
——アクションはどうでしたか?
今回アクションシーンがすごく多いんです。アクション指導の方がいらっしゃるんですけど、品川さんも一緒に考えてらっしゃったので、現場でもアクションの話をよくしていましたね。あの作品のアクションが良かったから観て、とか、映画のうんちくとか、面白い話をよくしてくださってました。
アクションはやってて楽しかったですね。基本的にはやられる役で。ホンマに初挑戦すぎて、受け身とか取っててもうまくいかなくて、知らん間にあちこちにアザができてました。毎回お風呂に入る度にアザが増えてるんですよね。そこはびっくりしたとこではあったかな。
でも、見えへんとこやったらええや、っていう考えもあって。殴られるシーンでもちょっと大げさに、壁にぶつかったりとか、してました。そっちのほうが迫力があるっしょと思いながら。
今はもうアザはないです。この間、寝ながら見てたスマホを落とした時のアザは肩に残ってますけど(笑)。
——特に印象に残るシーンは?
あるものをぶっ壊すという2~3秒のシーンがあったんですが、一発目をミスっちゃって。でも二発分しかないので、今度ミスると予算が増します、みたいなプレッシャーをかけられながらやったのが印象的でしたね。アクション以外では、セリフの掛け合いが多かったことかな。専門用語もあったので台本を覚えるのが大変で、今回初めて相手のセリフを録音して、それを聞いて自分のセリフを言う、という掛け合いをして覚えました。ちょっと大変だったなぁ。
——金髪も新鮮です!
品川監督が金髪にしてほしいと言ってくださって。でも、その金髪をめっちゃ良いってファンの方々が言ってくださったり、メンバーがすごくほめてくれたりしたのがすごく嬉しかったですね。役でもない限り絶対染めへんと思ってたので、このタイミングで金髪にできたのはすごく良かったなと思います。ただ、私生活では目立つんですよ金髪って。それでも、まだ世の中に知られてなかった時には全然バレなかったんですよ、外出してても。で、金髪めっちゃいい!と思ってたんですけど。浸透し始めたらめっちゃ目立って(笑)。それはそれで嬉しいんですけどね。
——この作品をきっかけにハードな役のオファーが増える可能性がありそうです!
全然、バッチコイノスケ! むしろ僕は『マトリと狂犬』はまだまだ作れんじゃね?と思っていて。品川監督もなんかすごく大きな構想があるみたいで、楽しみです!
——ではST読者にメッセージをお願いします!
ST読者は観ないほうがいいっす。観ないでください(笑)! 放送的には観て全然大丈夫なんですけどね、僕の気持ち的には、18歳になってから観てください。友達と集まってホラー映画を観るみたいな、怖いもの見たさの感覚で、観てくださいST読者の皆さんは!
あぁでも、今こういう社会問題があるということを知ることができるので、注意喚起にもなるかな。梅沢みたいにはならないで、という反面教師にしてくれるといいかな。そして一つのエンタメとして楽しんでもらえると嬉しいな!
STORY
六本木のクラブで薬物殺害事件が起きた。客がコカインの過剰摂取でウエイターを刺し、自らも死亡した。
この客に薬を売ったのは「薬物の売人」をしていた梅沢恭之介(西畑大吾)だった。
梅沢はかつて俳優だったが、暴力沙汰を起こしたことで無職に。借金苦から半グレの一味となり、転落人生を送っていた。
この事件を追う麻薬取締官(通称・マトリ)の黒崎徹(細田善彦)は、警視庁薬物銃器対策課・警部補の葛城彰斗(向井理)と現場で対立しながらも、独自の勘と捜査で薬の入手ルートを追っていた。
そんな中、いつものように梅沢が仲間と麻薬のパケを作っていると、そこにマトリがやってきて……。
薬物の売人の梅沢は、マトリの狂犬・黒崎、警察の狂犬・葛城、二人の狂犬と関わることになった。
ドラマイズム『マトリと狂犬』
MBS 毎週火曜深夜0時59分〜
TBS 毎週金曜深夜1時28分〜
TVer・Netflixでも配信中
出演:
西畑大吾
細田善彦/森田想 九条ジョー
木村祐一 少路勇介 山谷花純 山下永玖
平埜生成 趙珉和
深水元基 本宮泰風
向井理
監督:
品川ヒロシ 松下洋平
©田島隆・マサシ(秋田書店)/「マトリと狂犬」製作委員会・MBS
構成/鹿住恭子