福山雅治と大泉洋がバディを演じた人気ドラマ『ラストマン』が映画になったよ。そこで宮沢りえの娘役で出演する月島琉衣。ストーリー、アクション、ユーモア、全てが詰め込まれたエンターテインメント作品の裏側を聞いちゃった♪

月島琉衣 写真1

ニナ役でカラコンもブリーチも初めて挑戦!

全盲のFBI捜査官・皆実広見(福山雅治)と、孤高の刑事・護道心太朗(大泉洋)がバディを組んで難事件を解決していく『ラストマン』。映画では、皆実の初恋の相手でロシアで活動していた天才エンジニア・ナギサ・イワノワ(宮沢りえ)が巻き込まれた事件を解決するというお話。月島琉衣ちゃんはナギサの娘・ニナ・イワノワというロシア人のハーフの16歳の女の子を演じるよ。

――どんな役柄になるの?

ロシアと日本のハーフの役だったので、未知なところがたくさんあったのですが、ロシアの方は自分らしさを大切にしているということを学んでいたので、撮影中は常に芯が一本通っているニナを意識してやってみようと思いました。話し方に少しイントネーションをつけることになったので、監督と打合せさせていただいたり事前に練習したりと、「こんな感じで話すのかな」と挑んでいました。

――髪の毛も染めて、カラコンにも挑戦してましたね。

カラコンも髪を染めるのも初めてでした。カラコンの色はいろいろな色を吟味してニナに合うブルーのものになりました。髪をブリーチして、金髪になった時、どんどん役に近づいてる感じがして嬉しくてワクワクしました。そうやって外見も変わっていくことで、気持ちの入り方も違って、『ラストマン』の世界に溶け込めているような気がしました。

――監督から、役についてリクエストはあったの?

ニナは16歳ですけど、落ち着いた雰囲気を持っています。監督からプラス10歳の「26歳くらいの気持ちでやってみて」と言われました。最初はどうしたらいいのか、わからなかったけれど、私はふだん「落ち着いてるね」と言われることが多かったのもあり、その普段の自分を生かしながらやってみようと意識しました。監督さんともたくさん話して作りました。この作品を乗り越えた自分は、どう成長してるかな…と考えたり、そういうことも楽しみながら頑張れた気がします。

月島琉衣 写真2

宮沢りえさんは温かく、福山雅治さんには、安心感をもらいました

――お母さん役の宮沢りえさんとは、どんな風に過ごしたの?

宮沢さんはすごく温かく包み込んでくださるような方で、寒い撮影中も本当のお母さんのように手を握ってくれたり、背中をさすってくれました。それだけで、すごく心があったかくなりました。私にとって大切なシーンに入る前、感情の部分で宮沢さんからいただいた言葉があったのですが、そのおかげでその場を乗り越えられた気がしています。宮沢さんはすごく周りに目を配る方で、皆さんが芝居をしやすいように、自らいろいろと提案もされていた姿を見て、私も監督から求められてること以上のお芝居をしたいなと思ったりしました。撮影の休憩時間に一緒にコーヒーを飲んだり、差し入れのお菓子を食べたりしたのも温かい時間でした。

――福山さんとはどんな時間を?

福山さんは、やっぱり格好いいし、いつ見ても皆実さんですごいなと思う反面…すごく面白い方で、何回も笑ってしまう時がありました(笑)。きっと緊張している私をリラックスさせてくれたんだと思います。最初、「どうしたら現場なじめるかな」と考えていたんですけど、すごく安心感がある、素敵な時間を過ごさせていただきました。

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北海道のロケでは海鮮丼、ジンギスカン、ハンバーガー…たくさん食べました♪

――北海道でのロケで楽しかったことは?

美味しいものをたくさん食べました。映画にも出てきた函館にしかない『ラッキーピエロ』に撮影が休みの日も行って、ハンバーガーや焼きそば、ソフトクリームを食べました。いるだけでも楽しいお店で、マグカップとかトートバッグとかグッズも買っちゃいました♪ 朝市で食べた海鮮丼もマグロの身がブリブリして♡ 美味しかった~。タコのから揚げも初めてのジンギスカンも、じゃがバターも最高でした! せっかくの北海道ロケだったので、自由時間はそんなになかったけど、北海道ならではのところに行こう!といっぱい詰め込んじゃった(笑)。

 

月島琉衣 写真4

ドキドキしたこと、冬のファッション、琉衣ちゃんの“今チェック”!

――ドキドキの物語にかけて、最近ドキドキ&ハラハラしたことを教えて。

 今、学校でバスケの授業をやってるんです。私は未経験者だけど、バスケが得意な子と一緒に試合して、私がドリブルしてゴールまで行って点も入ったんです。「やった!」ってみんなとハイタッチした時は嬉しくて、ちょっとドキドキしたな。ハラハラしたのは、10分しかない休み時間で次が移動教室だったんだけど、どうしても糖分補給で飴をなめたくて。授業開始まであと1、2分ってときに口に入れたら、なめてる途中でチャイムが鳴ってドキッとしちゃった。でも、最後までなめ続けちゃったんだけど(笑)。

――冬の映画ということで、今、気になる冬のファッションを教えて。

 最近着たいなと思ってるのがロングコート。もうすぐ高校も卒業なので、大人っぽいファッションにも挑戦したいなって思ってます。今は膝くらいまでのコートは持っているんだけど、それを着るだけでも大人っぽい気分になります。あとボア素材のパンプスにハマってます。昔は冬だったら、「着こむぞ!」って足まで覆われるものを選んでたんだけど、最近はちょっとおしゃれも意識して、パンプスだとちょっと抜け感が出るので、それも大人の第一歩として、最近気に入ってるものです。Seventeenに入る前と今ではファッションで選ぶものも変わったなと思います。スタイリストさんに「この組み合わせは合うよ」と教えてもらえって、実際に服を買いに行って、自分で試してみるのが、楽しみの一つになっています。

月島琉衣 写真4

新しいことにチャレンジできるお芝居が大好きです。

――今、俳優をやりたいと思うのはなぜ?

 自分が出演した作品が誰かの元にメッセージとして届いたらいいなという思いがずっとあって、実際に「元気づけられました」とか「励みになりました」という言葉をもらったとき、やっぱりすごく素敵なお仕事だなって思います。新しいことにチャレンジするのが、すごく好きなんです。自分は一人だけど、役でいろいろな女の子に出会ったりとか、「こういう子もいるんだ」という学びにもなって、お芝居をやることで自分の世界が広がるというのを楽しみながらやっています。

――今回もニナとして、新しいチャレンジをいっぱいしてるね

ロシアのハーフのニナ役は、全てにおいてちょっと違う人物で、本当に新鮮だったし、大事にこの役を演じました。その思いが伝わったらいいなと思ってます。ぜひ、そんな私を見てください!

月島琉衣 写真5

『映画ラストマン -FIRST LOVE-』

『映画ラストマン -FIRST LOVE-』ポスター

ストーリー

どんな事件も必ず終わらせる最後の切り札・ラストマンの異名を持つ全盲のFBI特別捜査官・皆実広見(福山雅治)と、警視庁捜査一課の護道心太朗(大泉洋)。数々の難事件を解決してきた無敵のバディは、ある事件のために北海道へ。そこで出会ったのは、皆実の初恋の人、ナギサ・イワノワ(宮沢りえ)。

世界的な天才エンジニアであるが故に謎の組織から追われていた彼女は、命の危険を感じ娘のニナ・イワノワ(月島琉衣)とともにアメリカへの亡命を希望していた。

皆実と心太朗は、護道泉(永瀬廉)やFBIから新たに派遣されたクライド・ユン(ロウン)、CIA、北海道警の合同チームと共に事件に挑むが、内通者によって情報が漏れ襲撃を受けてしまう。

絶体絶命のピンチに陥った二人は果たして、愛する人を守り、事件を解決することができるのか――⁉


2025年12月24日(水)全国公開

配給:松竹

出演:福山雅治 大泉洋
永瀬廉 今田美桜 ロウン 月島琉衣 寛一郎 谷田歩 黒田大輔 松尾諭 今井朋彦 奥智哉
木村多江 吉田羊 上川隆也 宮沢りえ

主題歌:『木星 feat. 稲葉浩志』福山雅治

 ©2025映画「ラストマン」製作委員会

『映画ラストマン -FIRST LOVE-』公式サイト

撮影/細溝大嬉 スタイリスト/柾木愛乃 ヘア&メイク/吉﨑沙世子 構成/落合佑桂里