圧倒的透明感とハッピーな笑顔で大人気なST㋲OG・出口夏希さんが出演する映画『か「」く「」し「」ご「」と「』が5月30日(金)に公開! ST読者にも刺さりっぱなしな映画のことはもちろん、ST㋲時代のことも聞いたよ♡

出口夏希、か「」く「」し「」ご「」と「、ミッキー、三木直子、
俳優・モデル
出口夏希

でぐち・なつき ●2001年10月4日生まれ。2018年にミスセブンティーン2018に選ばれ、2022年までST㋲として活躍。2022年にnon-no専属モデルに。2019年にテレビドラマに初出演。主な出演作は『舞妓さんちのまかないさん』、『アオハライド』、『ブルーモーメント』など。

ふだんの私のままで演じることができました

――映画『か「」く「」し「」ご「」と「』で演じた三木直子(通称・ミッキー)はどんな役ですか?

とても元気で明るいコです。でも誰かの表情ひとつが気になったり、いろいろ考えてしまう部分もあったりと共感できる部分は多かったなと思います。クランクイン前に原作者の住野よる先生からお手紙をいただいたんです。そこには“バカかわいいミッキーを演じてください”って書いてあって。“バカかわいいってどんな感じだろう?”っていろいろ考えてみた結果、“自然体で元気はつらつでいっぱい笑うコ”っていうのに行き着いて、わりと普段の私のままで演じられたなと思います(笑)。

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――ミッキーには“人の気持ちが見えてしまう”という少しだけ特別なチカラがありますが、出口さんも人の気持ちの変化には敏感なほう?
とても敏感です。表情の変化はもちろんですけど、この人今こう思ったか、などを考えてしまいがちなので。

――もし落ち込んでいるなと思ったらどう接しますか?
わかりやすく声をかけたり励ましたりは勇気がなくてできないかもしれないけど、お菓子をあげたりはするかも(笑)。

地方ロケはひとり◯◯が定番&楽しみなんです♡

――映画の撮影は新潟県でのロケも行われたとのこと。
はい! 新潟について1日目に、ひとりでお寿司を食べに行きました! 地方ロケに行くのがもともとすごく好きで、毎回その土地のおいしいお店を探して食べに行っています。新潟では大好きなお寿司をたくさん食べられて幸せでした♡

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――出口さんが2022年にST㋲を卒業してから約3年……!
えぇっ! もうそんなにたったなんてびっくり……。

――3年前と今で変化はありましたか?
髪の毛が短くなりました(笑)。

――確かに! ST㋲時代ではみたことなかった長さです。
自分でも落ちつかないです(笑)。シンプルなセットの仕方も何が正解かを自分ではまだ見つけられてなくて。ドライヤーでパーっと乾かして、ヘアオイルをさっとつけて、帽子をかぶるっていうくらいしかできていないです! それ以外の部分は自分ではそんなに変化を感じていないかもしれません(笑)。

ST㋲だったころは気づいていなかった気持ち

――ST㋲を卒業するころの出口さんは「大人なレディになります」とよく言っていましたが、今はどうですか?
今はもうありのままで自分でいるようにしています(笑)。「大人のレディになりたい!」って言っていても、簡単になれるものじゃないっていうことに気づきました(笑)。

――もしかしたらその考え方が大人になった証かもですね。
そうかもしれないです(笑)。当時は“大人なレディ”になりたくて、大人っぽい服を着てみたりもしたんです。でも、自分がかわいいと思うお洋服を着て、好きなことをして、自分らしくしゃべるというのがすごい幸せなんだってことに気づきました。

――大人になりましたね……!
ST読者のみんな、びっくりしちゃうかも(笑)。

――今は“大人のレディになりたい”とは思っていない?
何も考えてない……! 自由にやっています(笑)。

出口夏希、か「」く「」し「」ご「」と「、ミッキー、三木直子、

――素敵。ST㋲としての思い出を教えてください!
夏の学園祭です。ショーに出る機会はほかのイベントでもあったりもしたけど、ST㋲のコたちだけでひとつのイベントを作るのはやっぱり特別。ST㋲全員がそろう機会はなかなかなかったので、すごく楽しかったです。ST㋲の同期の(永瀬)莉子とは今もずっと仲良し♪ おたがいに忙しくてなかなか会えてはいないけど、LINEでは連絡を取り合っています。近況報告とか「元気にやってる?」とか……親子みたいな会話(笑)。

出口夏希、か「」く「」し「」ご「」と「、ミッキー、三木直子、

――今も役では高校生を演じることが多いですが、役を演じながら“高校生のときもっとこういうことやっておけばよかった!”と思うことは?
放課後に友達とたくさん遊んでおけばよかったなと思います。このお仕事を始める前も私は放課後の時間はバイトをしていたので。あ、あと学校に登校する時間も、今思うとすごく特別だったなって、今回の『か「」く「」し「」ご「」と「』の撮影を通して気づきました。みんな待ち合わせをしているわけではないけど、気づいたら仲のいいコたちで並んで登校しているシーンがあって。それって学生ならではの時間ですごくいいなと思いました。

――学生時代にそういう登校時間がありましたか?
中学生のころ、3年間同じ友達と通っていました! それこそ待ち合わせをしていたわけではないけど、この時間になったらあの場所にいるっていうのが暗黙の了解みたいになっていましたね。高校生のころは学校の最寄駅に向かいながら友達と「あぁ〜今日授業やだね~」って言ったり(笑)。それもまた、青春だなと思います。

出口夏希、か「」く「」し「」ご「」と「、ミッキー、三木直子、

――放課後は友達と遊べるときは何をしていましたか?
すごく定番ですけど、プリクラを撮ってタピオカを飲んでました。ちょうど私がJKのころはタピオカドリンクが大ブームで。私もめちゃくちゃハマって飲んでました。

――STでタピオカ好きモデルで撮影をしたりもしましたよね。
しましたね! (坂井)仁香ちゃんと対談したのをよく覚えています!

――では最後に、ST読者に向けて映画の見どころをお願いします!
みなさんと同世代の登場人物たちが抱える悩みは、きっと共感できるものが多いはず。男女5人のとてもピュアで繊細な青春ラブストーリーになっています! ぜひ映画館で見てもらえるとうれしいです!

映画『か「」く「」し「」ご「」と「』5月30日(金)全国ロードショー!

出口夏希、か「」く「」し「」ご「」と「、住野よる

©︎2025『か「」く「」し「」ご「」と「』製作委員会 ©︎2017 住野よる/新潮社

“自分なんて”と思っている高校生・京(奥平大兼)は、クラスの人気者で“ミッキー”と呼ばれる三木直子(出口夏希)のことが気になっている。けれど、ミッキーが友達の“パラ”(菊池日菜子)と楽しそうに過ごす姿を見つめるだけ。京の親友でミッキーの幼馴染“ヅカ”(佐野晶哉)を通し、“友達の友達”として卒業まで過ごしていくと思っていた。けれど、クラスメイトの“エル”(早瀬憩)が学校に来なくなったことをキッカケに、5人の思いが動き出してー…。

『か「」く「」し「」ご「」と「』公式サイト|5.30(Fri) ROADSHOW
出口夏希、か「」く「」し「」ご「」と「、住野よる、奥平大兼

©︎2025『か「」く「」し「」ご「」と「』製作委員会 ©︎2017 住野よる/新潮社

撮影/tAiki 構成/上村祐子