冬休み、田舎に帰って、お父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃんの昔のアルバム見たりしてない? 歴史や古典の教科書で読むと、よくわかんないけど、どの時代にもうちらと同じように恋に青春にがんばってた女のコがいるって想像すると親近感わく! ストーリーを楽しみながら、歴史のこともちょっとくわしくなれそうなマンガを紹介するよ。

袴姿の”はいからさん”にあこがれちゃう♡

歴史、古典の成績アップにもお役立ち!?【の画像_1
連載されていたのは1970年代。みんなのおばあちゃん世代、お母さん世代もファンが多い伝説的マンガで、今年新作アニメ映画も公開されるよ。舞台は大正時代。特技は剣道で家事は苦手。そんな”はいからさん”こと紅緒(べにお)の前にいきなり現れた婚約者は、ドイツ人とのハーフでおぼっちゃまの忍。まだ女性は男性の陰にかくれていることが当然だった時代に、自分の意志でガンガン行動していく紅緒さんがカッコいい! 卒業式でおなじみの袴スタイルもステキ♪
『はいからさんが通る 新装版』1巻 大和和紀 ¥500/講談社

恋する女のコはいつだってパワフル!

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時代は明治。遊郭で売られていた幼い女のコ・鈴を引き取ったのは呉服屋の若い店主・津軽。15歳になった鈴は、自分を救ってくれた津軽に恋してるけど、津軽のキモチはわからなくて……。津軽が元カノにフランスまで連れ去られたり、鈴の祖父が現れて無理矢理別の人と婚約させられたり、両想いになった津軽と会えると思ったら、鈴が記憶喪失になったり……。ドラマチックすぎて目が離せない!! 
『明治メランコリア』9巻 リカチ ¥429/講談社

義母にイビられる姫のシンデレラストーリー☆

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さらに時代は戻って平安時代を描いたマンガ。平安時代に書かれた作者不明の作品『落窪物語』が元になってるんだって。生みの母が亡くなった後、引き取られた義理の母からイビラれ続けてる「おちくぼ姫」。見た目は美人なおちくぼ姫は、都イチのモテ貴族・藤原道頼に興味を持たれて……。って、まさに平安版『シンデレラ』!? ピュアなおちくぼ姫とモテメン・道頼さまのラブにハマってるうちに、平安時代にくわしくなれそう!
『おちくぼ』3巻 山内直美 ¥429/白泉社
構成/古川はる香