音楽担当のネコ田と弟子の田吾作が毎週音楽ニュースを紹介するコーナー! 「インパクト大なバンド名と、聴いたら体中が音を刻み出すメロディで人気急上昇中の夜の本気ダンスが登場ニャ! Voの米田さん、Baのマイケルさん、Gtの西田さんにお話を聞いたニャ〜」(ネコ田) <写真左から:マイケル(Ba)、米田貴紀 (Vo/Gt)、鈴鹿秋斗(Dr)、西田一紀(Gt)>

Q.メンバー紹介をお願いします!

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マイケル「Voの米田は、音楽において夜ダンのブレイン的存在ですね」
西田「米田が作ったフレーズから、セッションしながら完成に近づけたり」
米田「歌詞もほぼ僕が書かせてもらってるので、そこに合わせて曲を作ったりすることもあります。曲作りにおいては、舵をとらせてもらってますね。Baのマイケルは、しっかりモノ(笑)」
マイケル「俺がしっかりしてるっていうより、今日はいないDrsの鈴鹿ってやつがルーズすぎ(笑)」
米田「鈴鹿の影に隠れてるけど、俺もルーズなほうやから、やっぱりマイケルはしっかりしてる。僕らをまとめて引っ張ってくれてますね」
マイケル「Gtの西田は10月に加入してもらったばかりなんです。俺に次ぐしっかりモノ枠として期待してます!」
米田「西田はしっかりしてるっていうか、落ち着いてるよな。今の時代っぽくない感じ」マイケル「昭和からタイムスリップしてきた感じはある。でも実際は平成2年生まれやから……」
西田「昭和のことは何も知らん(笑)」
米田「一番年下で、入ってきて2か月くらいしかたってないけど、昔からいる感じがあるね」
マイケル「知人に西田が入ってすぐのライブを見てもらったときに、”西田くんがなじみすぎてて怖い”って言われた(笑)。それぐらいの安定感がある」
西田「夜ダンに入ったのは10月だけど、付き合い自体は4〜5年前からあるから。そういう意味でやりやすいっていうのもあるし、みんなすごくサポートしてくれたから、入りやすかった」
マイケル「そして今日欠席してるルーズな鈴鹿についてですが、それ以外にももちろん特徴はあるんで(笑)」
米田「ライブではMCを担当してくれてますね。内容がはちゃめちゃなので、そういうキャラクターに見られがちなんですけど、案外気遣い」
マイケル「それこそ西田が入るってなったときも、一番気を遣っていたのは鈴鹿」米田「最初に鈴鹿が、西田と連絡を取り合ってくれて」
西田「みんなよくしてくれたけど、中でもやっぱり鈴鹿がスタジオで練習してる合間に”どう? 大丈夫?”とか声をかけてくれたり、気を遣ってくれてましたね」
米田「人とのつながりを大切にしてるヤツですね」
マイケル「ただしめっちゃルーズ(笑)」
米田「俺と鈴鹿がルーズ枠で、マイケルと西田がしっかりモノ枠。そんな4人です(笑)」

Q.結成のキッカケを教えて!

米田「最初は鈴鹿が始めたバンドなんです。高校生のころに彼がコピーバンドをやっていて。そこから、コピー以外もやりたいってことで高校卒業後に”夜の本気ダンス”っていうバンドを作ったんです。メンバーチェンジをする中で、僕が参加して、次にマイケルが……って感じで、加わっていきました」
マイケル「米田は鈴鹿と高校のときから知りあいやったよな」
米田「そう。高校生のときに俺もバンドを組んでて、演奏会みたいな場所で一緒になった。そういう場って、オリジナルの曲よりもみんなが知ってるコピーバンドの曲のほうが盛り上がるんですよ。僕はそのときからオリジナルだったんで、だーれも聞いてくれなくて。その中で、鈴鹿のバンドが盛り上がってるのを見て”なんやねん”ってイラついてましたね(笑)。なので高校生のときはめっちゃ嫌いやった」
西田「そこからバンドメンバーになるんやもんな」
米田「な。鈴鹿が夜ダンでオリジナル曲をやってるのをたまたま見たのが、すごいかっこよかったから。”夜の本気ダンス”ってまたふざけた名前でやりやがってって思ってたけど、そのイライラも曲を聴いてふっとびました」

Q.グループ名の由来は?

米田「鈴鹿がバンドを組むときに、新聞や雑誌の記事をいくつか切り抜いて、ホワイトボードに貼っていったらしく。その中の1つに”夜の本気ダンス”という名前があって、そこからつけたそうです」
マイケル「鈴鹿もその記事が何だったかは覚えてないんです(笑)」
米田「僕たちも何だったのか知りたい(笑)」

Q.メジャー1stシングル『Without You/ LIBERTY』について教えてください!

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米田「『Without You』は、西田くんがベースとなる音源を持ってきてくれて、そこからつけたして完成させた曲です。今までドラムは4つ打ちの曲が多かったのが、そうじゃないリズムで曲を作ったのが自分たちでも新鮮でした」
西田「4つ打ちじゃないリズムで、鈴鹿が叩いてたら似合うんじゃないかっていうリズムがあったので、それにギターの音をのっけていきました」
マイケル「今言ってたみたいに、西田の目のつけどころがいいなって思いましたね。今までやってこなかったけど、夜ダンならこういうこともできるんじゃないかっていう。西田が加わってくれたからこその曲に仕上がったと思います」
米田「『LIBERTY』に関しては、もとになる曲は前からあったんです。その曲を、西田が加わってからの形態で音を変えていって、完成させました。こっちはリズム的な意味で言っても、今までの僕らしさがある曲ですね」
マイケル「けっこうノリも明るいね」西田「単純に楽しいときとか、体を動かしたいときとかに聴いてもらってもいいと思います」
発売中・SINGLE <¥1000/ビクター>

Q.好きな女性のタイプを教えて!

マイケル「米田さんは、ストライクゾーンが広いからね」
米田「そうですね(笑)。むこうからこられたら、その人のいいところがどんどん見えて好きになるタイプ」
西田「セキュリティ、ガバガバやな(笑)」
米田「押しに弱いですね(笑)。でも、ちょっと知的な人にはとびきり弱い。頼りになるような」
西田「頼るなや(笑)。頼らせてあげろや」
米田「やっぱほら、俺ルーズなところがあるから。相手にしっかりしてもらって、”がんばってこい!”みたいに応援してくれる人がいいですね」
西田「こういう質問は理想やから、どこまでも高めていいわけやから……僕の理想はオードリーヘップバーンですね」
米田「だいぶさかのぼったな〜」
マイケル「やっぱり昭和からタイムスリップしてきたんや」
西田「容姿端麗っていうのはもちろんやけど、知的なオーラもあって、さらにちょっと悲しみみたいなのも見え隠れして……どこをとってもくすぐられてしまいますね」
マイケル「俺らたぶん、みんな知的な雰囲気の人好きやよな(笑)。俺もちょっとクールビューティーな感じの人が好きなので。大人びていて、芯の強いかっこよさがある人がいいですね」

PROFILE&INFORMATION

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よるのほんきだんす●’08年結成、全員が京都在住の4人組バンド。今年3月にアルバム『DANCEABLE』でメジャーデビュー。8都市をまわるツアー『夜の本気ダンス ”Too Shy A key TOUR 2017”』が、’17年1月9日北海道・札幌からスタート! 【HP】http://honkidance.com/
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【ネコ田とは…】アーティストインタビューをお届けする、音楽にくわしいネコ。【田吾作とは…】ネコ田の弟子で、日々音楽について勉強中。レビューを紹介。鳴き声は「ぴえ」。
文/上村祐子