JO1・川西拓実&桜田ひよりのW主演映画『バジーノイズ』5/3公開直前SP対談
SNSを中心に話題となったマンガがJO1・川西拓実くんと話題作に出演しまくりな元ST㋲の桜田ひよりちゃんのW主演で映画化! 5月3日に公開される映画のみどころや撮影の思い出をふたりに直撃してきたよ!
――原作コミックを読んだときの感想を教えてください!
川西 僕が演じる清澄はDTMと言われるパソコンを使った作曲をしていて。原作を読んだときちょうどDTMをやり始めたころだったので、自分自身に響く部分が多かったです。それと原作の舞台が僕の出身地である兵庫県だったこともあって、すごく身近に感じられました。
桜田 出演が決まってから原作コミックを読ませていただいたんですが、音は描かれていないんですよね。だけど聴こえないのに聴こえてくる不思議な感覚になっていて。映像化したときにこの音がどういう表現をされるんだろうとか、川西さんが演じる清澄もすごく楽しみでした。あとは私が演じる潮は関西弁なので、そのドキドキもありつつ(笑)。風間太樹監督とは2回目のお仕事で信頼関係がばっちりあったので、勢いよく踏み込もう!という気持ちでいました。
――完成した作品を観てどうでしたか?
川西 僕はちょっと恥ずかしくて……(桜田さんに)どうでした?
桜田 えっ! えーっと、恥ずかしかったですね(笑)。
川西 恥ずかしいんかい!
桜田 同じ日に試写を観ていたんですけど、自分たちがひとつひとつ撮っていたものが1本になった達成感に近いような気持ちを持ちました。
川西 僕は“こういう感じになるんだ”とか“ここに音楽が入るんだ”とか新鮮さも発見もあって、不思議な感覚でした。
――兵庫県出身の川西さんから見て、桜田さんの関西弁はいかがでしたか?
川西 完璧でした!
桜田 ありがとうございます!
川西 本当にすごかったです。撮影現場でも桜田さんは完璧なのに、逆に僕が関西弁をプロデューサーさんに教わるみたいなこともありました(笑)。
桜田 ありましたね(笑)。
川西 「ウソだ! 絶対こっちです!」みたいに言いつつ、僕がまちがえてました(笑)。
桜田 でも直前に私が「どっちのイントネーションでしたっけ?」って川西さんに確認したり、教えてもらったりすることも多かったです。
川西 聞かれたときはちゃんと合っていたのでよかったです(笑)。
――桜田さんのこの関西弁が特に素晴らしかったと思うセリフはありますか?
川西 「行こ」かな。
桜田 あ〜ありましたね!「はよ行こ」ってね。
川西 そう! 今もすごいうまい。
桜田 まだ馴染んじゃってますね♪
川西 「行こう」ってなっちゃいがちなんですよね。短い言葉だし難しいのに、さすがだなと思いました。
――初めて会ったときのお互いの印象は?
桜田 私が今まで会ったことないぐらいの人見知りでした(笑)。どうでした?
川西 でも桜田さんも人見知りしてましたよね……?
桜田 そうです、私も人見知りです(笑)。でもその私を超える印象でした。
川西 はい(笑)。桜田さんががんばってくれて……。
桜田 “このままじゃいけない!”と思って、監督とも相談してがんばりました(笑)。お題を決めて、連想するものを同時に言ってみる通称・ドキドキクイズとかしてみたり……。
川西 しましたね。そのおかげで撮影にうまく入ることができたので本当に感謝しています。次にもし僕が主演で挑戦できることがあったら、桜田さんをお手本にして引っ張りたいなと思うくらい。
桜田 楽しみです(笑)!
――そうやって人見知りがほぐれていたからこそよくなったと思うシーンはありますか?
桜田 ありますよ〜!
川西 僕もあります!
――もしかしていっしょですかね?
桜田 え、どうだろう。海ですか?
川西 違います。
桜田 なんか連想ゲームみたいになりましたね(笑)。じゃあ私から言いますね! 海で潮と清澄が一緒に楽器を弾いてるシーンが合って。個人的にもすごく好きなシーンなんですが、撮影タイミングとしては中盤ぐらいだったと思います。
川西 たしか、そうだったかも。
桜田 もうドキドキクイズとかも経て打ち解けた段階での撮影だったので。序盤に撮影していたらガチガチの音色になっていたかもと思います(笑)。距離が縮まっていろいろな会話を経たからこそ出来上がった素敵なシーンです。川西さんはどこですか?
川西 僕は潮が清澄の荷物を持って走ってるところ。清澄が「待てよ」って言って走ってる。
桜田 あ〜! 序盤のシーンですね。わりと最初のほうに撮りましたよね。
川西 あのころはちょうどドキドキクイズをやっていたころで。
桜田 そうでしたね! やり始めたくらいの。
川西 清澄の心がだんだん開いていくシーンでもあったので、僕の心ともリンクしていてよかったなと思います。
――ふたりが高校生のときにしていてよかったと思うことは何ですか?
川西 僕は部活動です。野球にずっと打ち込んでいたので、礼儀作法だったりはそのころにたたき込まれたなと思います。だから今部活をやっているコは大変なことも多いだろうけど、将来絶対にムダにならないと思うので、がんばって欲しいです。
桜田 私はおしゃれ研究!
川西 おぉ〜! それはやっぱり『Seventeen』のおかげ?
桜田 はい! その通りです! ST読者のみんな、ただいまです♡ 私は高校1年生のときにSTモデルになったんですが、もうモデルのコたちの私服を見て驚愕ですよ(笑)。「こんなにオシャレなものなのか、都会は!」っていう。
川西 え、そうだったんですか?
桜田 はい。ST㋲になった当時の私服がやばくて、あとあとそういう特集を組まれたこともあるくらい(笑)。
川西 えー! 全然そんなイメージないです。
桜田 本当にSTで学べてよかったという感じです(笑)。編集部に行って先輩方の写真のポージングを見て勉強をしたり、座って撮るときはこうしたほうがいいんだとか……。
川西 すごい!
桜田 STが私の青春でした! そこで自分磨きをすることを知ったし、今も自分の強みになっているなと思うので、オシャレ研究をがんばってよかったなと思います。
川西 おぉ~素晴らしい!
――今回の作品は音楽がテーマになっていますが、ふたりが今ST読者に推したい曲を教えてください!
桜田 私はありますよ〜!
川西 あるですか?
桜田 あるですか(笑)。はい。やっぱりJO1さんの……。
川西 嘘つけーーーーーい!
桜田 いやいや、本当に(笑)!
川西 えぇ!
桜田 JO1さんの『NEWSmile』です!
川西 本当に!?
桜田 はい。なんでこの曲かと言うと、『バジーノイズ』を撮影していた時期が、ちょうど『NEWSmile』のリリースの頃だったみたいで。
川西 そうだった。
桜田 朝の生放送番組で歌っているのを見て “もう起きて働いているんだ! 朝からキラキラしていてすごいな”と思って撮影現場に行ったら、もう清澄になっていて。1日の中でもすごくがんばっていたなと思っていて。この曲を聴くと私もがんばろうという気持ちになります。
川西 いや〜ありがたいですね! いろんなところで言ってください(笑)。そしてST読者のみなさんもぜひ、聴いてください! 僕が推したいのはCreepy Nutsさんの『二度寝』です。
桜田 ドラマの主題歌だった曲ですね!
川西 そうです。僕、そのドラマにめっちゃハマって。終わってちょっとロスになっているんですけど。この曲を聴くとちょっとぼーっと過ごしがちな休日も“あ、そうじしよう”って気持ちになれたりします。
桜田 気合いが入る曲って感じですか?
川西 そうですね。メイク中にかけたりとかもしてます。でもかなり速いテンポの曲なので、メイクさんがちょっとせかせかしちゃうみたいなんですけどね(笑)。
――では最後に映画のみどころをお願いします!
川西 本当にたくさんのみどころがある作品なんですが、やっぱり推したいのは仲間との絆。ひとつひとつのつながりの大切さは大人になってもあるものだし、出会いみたいなものを大切にしたいなともう一度向き合えるいい機会になる作品だなと思います。
桜田 そうですね。学生時代は多感な時期で学校ではもちろん、家や習い事、自分の趣味特技……いろいろなものに対して悩んでいることがあると思うんです。この作品はいろいろな悩みがそれぞれにあることを感じさせてくれると思っていて。その悩みをひとりで解決するのもアリだし、仲間に頼るのもアリだし、そばにいてくれる人に頼るのもアリだし……人生の選択肢ってたくさんあるんだと伝わる映画だと思っています!
映画『バジーノイズ』
2024年5月3日(金・祝)全国ロードショー
STORY
頭の中に流れる音楽を形にすることだけを考えていた清澄(川西拓実)が出会ったのは、好きなこともなく他人の「いいね」ばかりを追いかけてきた潮(桜田ひより)。清澄の作る音楽に心を震わせた潮は彼の演奏動画をSNSに投稿する。そして清澄の世界は大きく変化していき……。
PROFILE
●川西拓実 かわにし・たくみ 1999年6月23日生まれ。兵庫県出身。11人組ボーイズグループ・JO1のメンバーとして、2020年にデビュー。2023年ドラマ『クールドジ男子』でドラマ初主演。本作が映画初主演作となる。
●桜田ひよりさくらだ・ひより 2002年12月19日生まれ。千葉県出身。2018年、高校1年生のときに『ミスセブンティーン2018』に選ばれ、2023年までST㋲として活躍! 映画『ブルーピリオド』が8月9日公開予定。
©むつき潤・小学館/「バジーノイズ」製作委員会