奥智哉が時代劇『君とゆきて咲く~新選組青春録~』で仇討ちに闘志を燃やす隊士役
新選組隊士たちの青春を描く物語『君とゆきて咲く~新選組青春録~』が4月24日(水)にスタートするよ(テレビ朝日)。前田拳太郎くんと奥智哉くんがW主演。父の仇を討つためにひたすら剣の道を邁進していく深草丘十郎役に挑戦している奥智哉くん。凛々しい姿をぜひチェック!
刀の基本稽古で腕も足もぷるぷる震えました
ーー時代劇の武士姿はもう慣れましたか?
「今の髪型は、この役のために伸ばしました。横の髪の毛を上げて、もみあげをキュッと垂らすと、僕の演じる深草丘十郎のスタイルになります。この作品は時代劇でも、かっちり決まっている良さを残しながら、衣装がちょっと派手だったり、ヘアメイクも時代劇っぽくなかったりと、若い子たちも気になるような部分を取り入れて、今までにない新しい時代劇になっているので、ぜひ、見てほしいです」
ーー殺陣もビシッと決まってます。
「アクション部の方にクランクイン前から教えていただきました。最初は木刀で基本稽古をするんですが、初めてやった時は、足と腕がもうプルプルになるぐらいの過酷さで、本当にやっていけるのかなと不安もありました。でも毎日、素振りをして、稽古を積み重ねて、だんだん足の震えも腕の震えも無くなってきて、刀の振り方もちょっとサマになってきたかなと思ってます。基本稽古をしっかりやると、所作も一撃一撃もカッコよく見えるんですよね。基本が大事だなと改めて思いました。近藤勇役の高野洸さんが納刀するシーンがあったんですけど、『刀剣乱舞』に出ていらっしゃったので、刀の扱いがお上手で、納刀した時に監督が“カット”と声をかけるところで思わず“カッコいい”と言ってました。それくらいカッコいい刀の納め方なんです。本当に尊敬してます。殺陣も見てほしいです」
丘十郎の迷いや揺らぎが魅力になってると思います
ーー演じる丘十郎はどんな人ですか。
「まっすぐで純粋で、本当にかわいらしい子です。生きる目的が“父親の仇を討つ”というすごく重たいもの一つなんですね。それゆえの、危なっかしさや子どもっぽさがあります。新選組壬生浪士組に入って、日常生活でごはんを食べてるとき、他の隊士としゃべってるときとかも、この場の空気を楽しんでいいのか…みたいな迷いや、揺らぎがあって、そこが丘十郎の魅力になってる気がしています。隊士とのコミュニケーションを通じて、丘十郎はいろんなものに気づかされて成長していくのですが、台本読んでるときにはわからない気持ちを、現場で相手のセリフやお芝居をその身で感じて気づくことがあります。そういうことがあると、現場は楽しいな、お芝居って面白いなって思います」
拳ちゃんとのシーンはエモーショナルなので期待してください
ーー前田拳太郎さんと2人でぶつかり合うシーンも迫力があったそうですね。
「2人で戦うシーンもけっこう練習してたんですよね。本番では熱の入った状態で、練習ではなかった2人の気迫が出て、それをお互い楽しんでたような気がします。殺気のこもった緊迫した空気を感じて、僕はめちゃめちゃしびれました。お互い『仮面ライダー』で一緒だったあと、いろんな現場で学んできたことを、この作品で、お芝居を通して、ぶつけ合って、刺激し合うっていうのが、今、すごく楽しいです。また、これから大作の秘密がちょっとずつ明らかになっていくんですが、その時に2人の関係性がぐっと縮まるんです。そのシーンの時は、僕と拳ちゃん(前田拳太郎)の芝居がすごくかみ合ってて、その時に出てきた感情がナチュラルにお芝居に現れたのかな。すごくいいものが作れて、セリフもとてもエモーショナルなので、見てる人もキュンキュンと、すごく盛り上っていただけるんじゃないかと思っておりますので、ぜひ楽しみに見てほしいです」
ラーメンを食べて頑張っています
ーー撮影も大変そうですが、そんな時でもテンションが上がる食べ物は?
「京都にすごくおいしい押し寿司があるのですが、お高いので、ご褒美的な感じで食べたんですけど、これが、もうすごくテンション上がります。本当に頑張ってよかったなって思うおいしさです。でも、それはご褒美なので(笑)。日常では、今はラーメンです。身体を大きくしたいというのもあって、いろいろな京都のラーメンを食べています。醤油系、鶏白湯系…スープもおいしいです。あとはやよい軒や吉野家。この2店は本当にお世話になっています。とてもおいしいです。食べないと、やっぱり元気出ないですよね」
ーー食べてから筋トレですか?
「出演者のみんなは筋トレにハマっているんですよ。でも、僕は京都に来てから1か月、全く筋トレしてないです(笑)。まずは、体重を増やして、それから筋肉をつけようかなと。丘十郎は隊士になりたての時は弱いので、最初から筋肉あるのも違うかな…と思って、今は僕一人、ラーメンを食べて寝ています(笑)」
剣舞やダンスも頑張りました
ーーSeventeen読者におすすめの部分を教えて。
「僕の演じる丘十郎も拳ちゃんが演じる大作も読者のみなさんと同世代なので、その成長し合う姿や本音を語るヒューマンドラマは、きっと共感するところがあると思います。その2人の成長物語を見てほしいです。あと、これまでの時代劇と違って、剣舞のシーンやオープニングとエンディングの隊士たちのダンスや歌も見どころだと思います。実は僕、ダンスや歌は苦手なんですが、頑張りました。そして隊士たちも個性豊かで、いろいろなキャラクターがいるので、戦っている姿を見ると気持ちが入って、応援したくなるんじゃないかなと思っています。自分の推しも見つけてほしいです。僕は、これからもっと殺陣を勉強したいです。例えばこの向きのカメラワークなら、どういう顔の向きがいいか、とか、そういう全体をしっかり見通したアクションができたらいいなと思います。あとは自分の身体能力の底上げを目指して、もっといろんなことができる役者になりたい。これから頑張ります」
PROFILE
奥 智哉(おく・ともや) 2004年7月18日生まれ。神奈川県出身。ドラマ『青のSP―学校内警察・嶋田隆平―』『仮面ライダーリバイス』(2021)『みなと商事コインランドリー』(2022・2023)『大奥「3代・徳川家光×万里小路有功 編』」『ラストマン-全盲の捜査官-』『癒やしのお隣さんには秘密がある』(2023)Huluオリジナルドラマ『十角館の殺人』主演(2024)映画『ラーゲリより愛を込めて』(2022)などに出演。
<ストーリー>
文久3(1863)年、京都――。お人好しの父・七也が営む小さな茶屋で働く深草丘十郎(奥智哉)は誠実に日々を生きていた。ところがある夜、店に逃げ込んできた佐幕派藩士をかくまった七也が、長州藩士の庄内玄悟に斬り殺されてしまったのだ。そこに現れた壬生浪士組局長・近藤勇(高野洸)が丘十郎の思いを引き受けるごとく、藩士の一人を鮮やかに切り捨て、丘十郎に弔いの言葉をかけて去って行った。逃げた庄内への復讐を誓う丘十郎は、壬生浪士組への入隊を決意し入隊試験の会場に乗り込む。集まったのは渋皮喜平(簡秀吉)をはじめ、腕に覚えのある実力者ばかりで、丘十郎は試合に臨んでもまったく歯が立たない。それでも入隊をあきらめきれない丘十郎は、沖田総司(藤岡真威人)の指示により、応募者の中でも群を抜く剣の達人・鎌切大作(前田拳太郎)と対戦することとなるが…⁉
出演:前田拳太郎 奥智哉 杢代和人 羽谷勝太 柊太朗 庄司浩平 簡秀吉 ・ 藤岡真威人 阪本奨悟 永田崇人 三浦涼介 高野洸 ほか
シン時代劇ドラマ
『君とゆきて咲く~新選組青春録~』
4月24日(水)スタート
毎週水曜深夜0:15~・テレビ朝日 ※一部地域をのぞく
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