夏芽役を好演！吉住さんが語るドラマ『となりのナースエイド』撮影裏話

澪（川栄李奈）の姉・唯（成海璃子）の死の謎に接近し、大河先生（高杉真宙）のピンチもあったりと、ドキドキの展開で目が離せないドラマ『となりのナースエイド』（日本テレビ系）。そんな中、ナースエイドチームが出てくるシーンは、なぜかほっこり。特に夏芽さん（吉住）のちょっと鋭いツッコミにうなずく時間が楽しい。そんな物語のスパイス・夏芽さんを演じている、お笑い芸人としても大人気の吉住さんの素顔に接近！＆ドラマの裏話も聞いちゃった♪

ーーちょっとズケズケいう夏芽にハマってる人も多いです！

「ありがとうございます。最初に台本を読んだとき、“これは自分がミスってしまうと、このドラマが台無しになってしまうぞ”っていうぐらいな役だなって思ったので、いろいろ考えて臨みました。夏芽さんは、一応笑いどころの部分ではあるんですけど、私がふだんやっているようなコント演技だとドラマでは浮いちゃうんじゃないかなと思って、いい塩梅に調整しながら、監督さんと話して今のクセ強な夏芽さんができたんです」

ーー俳優として演技するのは、緊張しますか？

「緊張するとセリフを噛んだりしそうなので、あまり気負わずフラットに…を心掛けました。ナースエイドチームとの撮影が多いんですけど、川栄李奈さん、矢本悠馬さん、水野美紀さんのお三方はすごくフランクで気さくな方々で、その雰囲気のまま撮影に臨めているので、あまり緊張もしないのかもしれません。７話は夏目さんがメインの回で、空気を読まずにズケズケ言うところがある夏目の過去や本音が出るところだったので、いつものトーンのまま、崩さずに、ここのセリフを言うにはどうしたらいいんだろうと考えました。。いつもは嫌なことしか言わない夏目さんが、自分に変わらず接してくれる澪に話すシーンで、優しい言葉ってわけでもないけど、どうやって澪への感謝の気持ちを込めるのか…というところは考えました。自分の中でイメージトレーニングをして現場に行ったんですけど、ちょっと作りすぎな感じになってしまったんですよね。たぶん私は、ぐって役に入らず、自然体のままやったほうが、ちょうどいい温度感で見てもらえるのかなとは思いました」

ーーナースエイドという仕事はこの作品で知ったんですか？

「そうです。こういう方がいてくれるから病院も円滑に回ってるんだなと感じています。私はふだん、わかりやすくスポットライトが当たる人…じゃない人を見るのが好きなんです。私のコントで、野球の審判のお話があるんですけど、何か縁の下の力持ちみたいな人が好きです。ナースエイドもそばにいてくれるから、病院もいいんだなと思うし、感謝もあります。そして、このドラマのようにナースエイドの方たちもナースエイド室にいるときは、楽しい会話が繰り広げられてたらいいなと思うし、そういう空気を感じながら、私も楽しく演じています」

ーーナースエイドチームで撮影の合間にしていることは？

「水野さんも川栄さんも矢本さんもずっとスタジオの前室にいらっしゃって、ずっと喋ってます（笑）。みんな料理が好きで２月９日の“肉の日”には、すき焼きの作り方をみんなで話したんですよね。“割り下も自分でイチから作る”とか“具にはお麩を入れる”とか、みんなで具体的にレシピを話しあってたら、スタッフの人が、“すき焼き食べて～”みたいに言って（笑）あの日の晩ごはん、すき焼きされた方が多かったと思います。水野さんも次の日に“昨日すき焼きにしちゃった。お麩も入れたよ”と言ってました。レシピ共有は多いかもしれない。矢本さんと川栄さんは共演が多いそうで、仲良くて、薄味派の矢本さんと、濃い味が好きな川栄さんがニコニコしながらツッコミあいしてたりしてます。みなさん、夜遅くまで撮影してて、絶対忙しいのに、現場に楽しそうにいて、すごく雰囲気がいいんですよね」

ーープライベートで今ハマってることはありますか？

「大食いの動画はめちゃくちゃ見てます（笑）。私、基本レンジ料理しかしないんですよ。キャベツや豆腐をチンして何かのタレをかけて食べるとか。テーブルに並べると動物のエサっぽいかも。それを食べながら大食い動画を見て、いつか、こういうごはんを食べる人間になろうと思って。そんな話をしたら、水野さんがキャベツのレンジ料理を家で作ってくださったらしくて、大女優にそんな料理をさせてしまった！って申し訳ないなと思いました。ありがたいなと思いっています。何かみんなで話すと、次の日はもう誰かが試してるとか、すごくフットワークが軽いチームですね」

ーー吉住さんからSeventeen読者に学生時代にやっておいたほうがいいことのアドバイスをお願いします。

「文化祭、バレンタイン、夏祭り、部活…イベントごとは大事にして、やっておいたほうがいいと思います。この前撮影現場にバレンタインチョコの差し入れがたくさんあったんですけど、私はバレンタインデーのことも忘れてたんですよ！　チョコはおいしくいただいたんですけど（笑）。たぶん、高校生とか、学生のときからイベントを大事にできてた人って、継続して大事にできるんですよ。そのイベントに向けて、例えば彼氏を作ったりとか、何か予定を立てるのが上手になるんですよね。私はもう何でもない日が365日続いてる状態だから（笑）。学生時代の友達と久しぶりに会ったときとか１エピソードくらいしかないから、薄ーい同じ話しか毎回できないんですよ（笑）、これって会う意味あんのかな？っていうくらいで“飽き”が来るんですよ。“いったん、お互い会わなくていいかも”って（笑）。その１エピソードを乗り越えるくらいの瞬間がいつか来るかもしれないですけど。なので、 “イベントごと楽しめる人間になれば、きっと人生も潤うよ”っていうのは伝えたいですね。学生時代に戻れたら、１個１個、ちゃんと思い出を作る動きをして、絶対に楽しみます！」

ーー最終回に向けて見どころをお願いします

「かなりいろんな伏線が張り巡らされてるし、“この人が？”みたいな展開もあったりするので、何度繰り返し見ても新しい発見があるドラマです。１時間ドラマを集中して見ると、きっと楽しいし、今までにない感情になれたりすると思うので、スマホはいったん置いておいて、テレビで楽しんでいただけたらなと思います。私の学生時代はハヤってるドラマが放送された次の日に“あれは、こうだよね”とか友達とたくさん話してました。このドラマも友達と意見交換ができる作品だと思うし、謎や複線も回収されて、スッキリすると思うので、みんなで見て考察したりして楽しんでください。そして、夏芽さんは変わらず楽しく自由に縛られずに、ドラマのいいワンポイントとしてちょっと生き続けていきたいなと思います」

＜最終話のあらすじ＞

「私はキミの姉…桜庭唯を殺した」――シムネスに侵された火神（古田新太）は、澪（川栄李奈）の姉・唯（ゆい）（成海璃子）を殺したことを認めた直後、息を引き取った…。数日後、星嶺医大はかつてない混乱に包まれていた。親の許可を得ないまま小夜子（永瀬ゆずな）の手術をした日本屈指の天才外科医・大河（たいが）（高杉真宙）の違法な医療行為が明るみとなり、大勢の報道陣が詰めかけたのだ。姉の死の真相を知った澪はショックでふさぎ込み、大河は自宅謹慎。さらに、火神がいなくなったことでオームス開発は中止の危機に…。そんな中、澪は悩んだ末…「星嶺医大を辞めようと思っています」――。澪の決断…大河の運命…そしてオームス開発の行方は…!?　最後に“裏の裏”が待ち受ける、衝撃の最終回‼

出演：川栄李奈　高杉真宙　矢本悠馬　吉住　古田新太　瀧本美織　成海璃子　小手伸也　水野美紀　ほか

『となりのナースエイド』

日本テレビ系・水曜夜10時～

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