シリーズ累計発行部数3600万部を突破した大人気マンガ『君に届け』のみずみずしい世界観を、名シーンの直筆原画や貴重な創作資料の数々でお届けする展覧会『君に届け展 “すき”のちから』が東京・松屋銀座8階イベントスクエアにて10月2日(月)まで開催中! 初日のオープニングイベントには、実写ドラマ版で主人公・爽子を演じた俳優・南沙良さんと、アニメ版で声優をつとめた能登麻美子さんが登場。作品や展覧会の魅力をたっぷり語ったよ。会場の様子と一緒にレポート!

 連載開始から17年たった今も多くの読者に愛される『君に届け』 

2006年から2017年まで「別冊マーガレット」にて連載(コミックス全30巻)。さらに2018年から2022年には『君に届け 番外編〜運命の人〜』(コミックス全3巻)が発表されるなど、シリーズ累計発行部数3600万部を突破した大人気マンガ『君に届け』。2009年にTVアニメ化、2010年に実写映画化。そして、今年の3月にNetflixで全世界配信された実写ドラマ版は、10月11日からテレビ東京にて地上波放送が決定! 来年にはアニメ版の新シーズンの制作も決定するなど、連載開始から17年たった今も多くの読者に愛される青春物語だ。

“すき”という気持ちをテーマに構成された展覧会

きまじめで純粋な性格だが、陰気な見た目からホラー映画にちなんで「貞子」と呼ばれている主人公・黒沼爽子とクラスメイトの風早翔太を中心に、友情・恋愛・進路などを通して登場人物たちが成長していく……。今回の展覧会は、そんな原作マンガのストーリーを追体験できる5つの章で構成されている。

『君に届け』といえば、キャラクターたちのまっすぐなセリフや細やかな心理描写が魅力の一つ。会場に展示された名シーンや珠玉のセリフの数々を一つ一つ追いながら進む、その没入感がたまらない!

展示されている直筆原画には作家・椎名軽穂先生が執筆当時を振り返るコメントも添えられていて、読めば物語をより深く味わうことができる。

二人の“爽子”が語る『君に届け』の魅力

初日のオープニングイベントに登場した能登麻美子さん、南沙良さんも原作の大ファン。ひと足先に展覧会を見学した二人が、それぞれ感想を発表することに。「原作の持つきらめきや優しさが会場全体に詰まっていて、大変感動いたしました。特に印象深かったのが椎名先生の創作の過程がわかるプロットやメモが展示されているコーナーと、セリフと絵がきらめきの中に溢れているプリズムのコーナーで……」と能登さんが話すと、隣にいた南さんがパッと笑顔になり「プリズム、本当に素敵でしたよね! 私も一番好きかもしれない」と強く共感。そして「それから(風早に)告白する爽子の背中を押すセリフが展示されている廊下も……」と続けると、今度は能登さんが「オーガンジーのような柔らかな布に印刷されていて、すごく素敵でしたね!」と頷く。こうしてお互いの感想を伝え合って、よりいっそう“すき”が深まるのも展覧会のよさ。

ここではシークレットだけど、展覧会のエピローグには原作ファンにはたまらない描き下ろしイラストも。ぜひ足を運んで、あなたの目でたしかめてみてね♡

『君に届け展』ではアクスタやパスケースなど、オリジナルグッズもたくさん。来場の記念に忘れずチェックを!

 

『君に届け展 “すき”のちから』

 

会期:2023年9月20日(水)〜2023年10月2日(月)
会場:松屋銀座8階イベントスクエア(東京都中央区銀座3−6−1)
開館時間:11:00〜20:00
    ※9月24日(日)、10月1日(日)は19:30閉場
    ※最終日は17:00閉場 ※入場は平場間時の30分前まで
    ※一部営業時間が変更になる場合がございます。
公式サイト: https://kimitodo-ten.com/outline
公式X:@kimitodo_ten
お問い合わせ:03−3567-1211(松屋銀座・大代表)
主催:君に届け展製作委員会
原作:椎名軽穂『君に届け』
企画協力:別冊マーガレット編集部
協賛:ローソンチケット

※本展覧会に関する情報は予告なく変更になる場合があります。最新の情報は、公式サイトにてご確認ください。
※混雑の際は、お待ちいただく場合や整理券を配布する場合があります。

©椎名軽穂/集英社 

 

 

撮影/小野澤藍