気になる男子を直撃！ドラマ『姪のメイ』に出演中の岩田奏くんは、吹奏楽部部長の中学３年生！

32歳独身男子のおじさんと、芸術家肌の12歳の姪。ミスマッチな二人が福島で過ごすひと夏の出来事を描くヒューマンコメディ『姪のメイ』。このドラマで、反抗期の少年・平田純を演じている岩田奏くんは、ドラマ初出演の注目俳優さん。コメディシーンが多いドラマの中で、一人そっけない存在の役を演じる岩田くん。実際はどんなコなの？　気になるので話を聞いてきた！

＜ストーリー＞

東京在住の独身男子・小津高一郎（本郷奏多）は姉夫婦を亡くした。姪であるメイ（大沢一菜）は、叔父である小津に夏休みを一緒に過ごすことを提案され、一時的に引き取られることになった。二人は住まいを福島県楢葉町に決め、小津はリモートワークをすることに。

Q.　演じている平田純は、どんなコですか？

「純は基本、反抗期で、移住者の人たちや両親にそっけない態度をとるコ。でも実はちゃんと両親に愛情を持ってたり感謝してたり、本当はすごく優しいコです。周りからは嫌ってる風に見られちゃうんだけど、本人はそうは思ってないんです。純がそっけない態度をとるのは、ただの反抗期じゃなくて、ちゃんと両親には感謝してるんだぞ、というのを理解してあげて演じることを意識しています」

Q.　岩田くんも反抗期はありましたか？

「ありましたね（笑）。小学校の３、４年生ぐらい。たぶん、純と同じで、人にあたるというより無視する感じ。当時のことをちょっと思い出しながら、自分と重ねて演じてみたりしていますね。感謝の気持ちはあっても、素直な気持ちを伝えるのは難しいですよね、反抗期じゃなくっても」

Q.　小津とメイの二人と純くんはどんな関係を築くんですか？

「メイとは似たような境遇を感じて共感できるところがある。だから、このコなら信用してもいいのかな、というのが純にはあります。メイとは通じ合うところがある関係だと僕は思ってるんです」

Q.　演じる中で感じた発見もありますか？

「このドラマはコメディなんですけど、シリアスなシーンもあって。そこで感じたのは、普段楽しそうに過ごしている中でも、不意に出てくる本音みたいなものに思いがこもっていていいなと感じました。きっとみんなにあることなんじゃないかな。普段の感じとちょっと違う本音、みたいなものは」

Q.　福島での撮影も多かったようですね。

「海でのシーンとか多かったですね。防波堤の上に立つと水平線が見えました。ワイン農園でも、開けた場所から海が見えたり、福島の自然を感じられる中での撮影でした。波の音だとか、風だとか、自然の中で感じるものは、東京にいるときには味わえなかったもので、演じながらも気持ちよかったです」

Q.　中学３年生の岩田くん、得意科目はなんですか？

「得意科目は体育ですね。５教科だと国語かな。でも、好きな科目は社会科です。地理と歴史で、公民にはまだ入ってないんですけど、地理がすごく好きです。いろんな国のことが学べるのが好きなんです」

Q.　部活は？

「吹奏楽部に入っています。パーカッション、リズム隊で、ドラムとか鉄琴とか。一応、部長しています。『シング・シング・シング』や、J-POPや、いろいろな曲をやっています。吹奏楽部は２年生がみんなしっかりしてるんで、部長として困ったこととかはないですね。ただ、みんなが本当に最後まで楽しめるようにだけ、がんばってやっています」

Q.　中学校時代にこれだけはやっておこうと思うことはありますか？

「球技大会で１位を取りたいですね、クラスで。１年の時も２年の時も負けっぱなし（笑）。来年の３月にあるんですが、今度こそ勝ちたいです。吹奏楽部の卒業コンサートも、いいかたちで終われるるようにしたいですね。あぁ、あとは受験！　やらなきゃいけないことがいっぱいありますが、悔いのないようにがんばりたいです」

Q.　では、高校生になったらぜひやってみたいということはありますか？

「ドラムもギターもやってるんですが、メンバーを集めてバンドとかやってみたいな、文化祭があるなら。あと、１回やってみたいと思ってるのが壇上にドラムだけ置いて一人で演奏すること。後ろに音楽もかけず、ドラムだけで盛り上げられたらめちゃめちゃかっこいいなぁと思って」

Q.　プロフィールの趣味のとこに「シャーペン」ってあったんですが？

「半年ぐらい前からシャーペンを集めてます。機能とかデザインがすごくさまざまにあるので、そこが気に入って。今40本以上あります。筆箱にいっぱい、いいシャーペンが詰まってます。本当に、宝物って感じですね（笑）」

Q.　40本は使い分けてるんですか？

「数学の時だけ１本に決めてます。すごく軽いシャーペンがあって。それ以外はローテーションで、まんべんなく使いたいと思ってます。野球の先発ローテーションみたいにして（笑）」

Q.　ST読者にもいいシャーペン選びのコツを教えてください！

「シャーペンの中にチェックという部分があるんですが、そこが金属だと書き味がいいですね、僕の体感だと。樹脂のもあるんですよ。って、解体しないと見られないんですけどね（笑）。でも、日本のシャーペンは本当にクオリティが高いので、自分の好きなデザインのシャーペンを使うのが一番いいと思いますよ！」

Q.　では、このドラマの見どころをST読者に！

「小津さんとメイのかけあいが僕は本当に好きです。台本を読んだ時も、現場で見ていても。二人のかけあいのいい雰囲気があるからこそ、悲しいシーンも楽しいシーンも引き立ってくるんだと思います。二人のかけあいを楽しんで見てほしいなと思います。すごく面白いです。僕の演じる純はST読者のみんなと同世代ですが、やっぱりみんな感謝とか愛情をうまく伝えられなかったり、そもそもそういうことに気づかなかったりするかもしれないと思うんです。でも、純を見て、そういう自分と重ねて、親への愛や感謝を伝えられたらいいなと思います」