作家さんの頭の中がのぞける!?エッセイの世界へようこそ
作家さんが書くのは小説だけじゃない! 日常の出来事や感じたことを作家さんならではの目線で書く「エッセイ」もあるよね。小説とは違う作家さんの素の部分が見れるのもおもしろいし、「それ、私もあるある!」って意外な共通点が見つかってますます好きになっちゃうことも。新たに気になる作家さんができるかも!?なエッセイ、読んでみて。
予想外すぎる対談相手が登場!
『ペンギン・ハイウェイ』や『夜は短し歩けよ乙女』などを書いた森見登美彦さん。作家仲間の万城目学さんや、マンガ家の羽海野チカさん、芸人の劇団ひとりさんなどと対談してます。さらに、十年前の森見さんと現在の森見さんによる対談まで! 十年前の自分との対談するって、おもしろすぎ!! こんなこと思いつくのも作家さんならではだよね!
『ぐるぐる問答』森見登美彦 ¥1200/小学館
新しい「食」と出会えるよ♪
朝井リョウさん、湊かなえさん、↑で本を紹介してる森見登美彦さんも登場! 20人の作家さんが「食」をテーマに書いたエッセイ集だよ。大好物、思い出の味の話はもちろん、調理中の発見エピソードや食が結んだ縁について書いた人も。出てくる食べ物も「するめの出汁(だし)」、「ビーカーコーヒー」、「トナカイの乳のミルクティー」って……どういうふうに書かれてるのか気になりすぎるでしょ!! このエッセイをきっかけに新しい「食」の世界が広がるはず。
『作家の口福 おかわり』朝井リョウほか ¥600/朝日文庫
日本を代表する作家さん、どんなこと考えてる?
作品を読んだことないコでも、名前は知ってる? 世界レベルで人気のある日本の作家さんといえばこの人、村上春樹さん。毎年「ノーベル文学賞をとるかも!?」って騒がれてるよね。村上さんの小説の書き方、文学賞についての考え方などが書かれてるこのエッセイを読むと、「村上春樹さん」がなぜ日本でも、世界でもファンの多い作家さんなのか理由がわかりそう。
『職業としての小説家』村上春樹 ¥630/新潮社
構成/古川はる香