映画『おとななじみ』で久間田琳加ちゃんの新しい一面が見られる♡
OG㋲のりんくまこと久間田琳加ちゃんが主演を務める、映画『おとななじみ』が今日5月12日(金)から公開するよ! 役づくりのために、長かった髪を20センチカット! そのほか、現場のお話や映画のみどころ、セブンティーン読者のみんなへのメッセージも聞いてきたよ♡
――漫画原作の『おとななじみ』の主演が決まったときの感想は?
私自身、少女漫画を読むことが趣味で大好きだったので、実写化のお話をいただいたときはすごく嬉しかったです!それから原作を読んだのですが、コメディもある「ラブコメ」は初めてだったので、おもしろいとキュンがこんなに共存するんだ、と新鮮ですごくおもしろかったです。おさななじみ4人の関係性が本当に可愛らしくて、ドキドキしました♡
――主人公の楓を演じるうえでの役作りは?
原作を読んだとき、楓は表情が豊かで動きも大きかったので、これを実写化するのか…!という不安もありました。自分に楓みたいな要素があるかなって考えたら、普段の私はすごく省エネで生きてるなって思って(笑)。楓の動きや表情は、家で鏡の前で練習したりしました。リハーサルでも大きく動いていたので、疲れすぎて、帰ったらいつの間にかソファで寝ていることも。
あとは、9年間伸ばしていた髪をばっさり20センチくらいカットしました!実は、今までは「髪を切るのは絶対いやです」とアピールしていたくらいで(笑)。でも、このお話をいただいて事務所の人に「原作がこんな感じで」と見せられたとき、「あ、全然切ります」って即答でした。寄せられるところは寄せたい!と思ったんです。髪を切ったら、首がすごく寒くて!今まで私、マフラー巻いてるみたいな感じだったんだなって思いました(笑)。
――演じるうえで、難しかったシーンは?
そもそも、20年間の片想いってどんな感覚⁉って。そこがいちばん悩みましたね。私は撮影のとき21歳だったので、生まれたときから好きってことか…って(笑)。『おとななじみ』に出会うまでは、結構「好きだったら、思い伝えちゃえばいいじゃん」って思っていたタイプなんですけど、演じてみて、好きと言えない気持ちがわかって。好きって言ったら今の関係性を変えちゃうかもしれない、ってこじらせちゃう気持ちは、演じていくうちにじょじょにつかめた感じでした。
――楽しんで演じたシーンは?
これはもう、変顔ですかね(笑)。監督にも、今までに見せたことない渾身の久間田琳加を見せてくださいって言ってもらって。全身全霊で、楽しみながら演じました! 変顔の練習やゴリラみたいな声も、家の鏡の前で練習しました。
――ハルを演じた井上瑞稀さんの印象は?
場を和ませてくれる空気感をもっているんですけど、現場を引っ張ってくださることもあって、本当にハルみたいだなと思いました! 私がすごく緊張していると「大丈夫だよ」と声をかけてくださったり。ただ浅川(梨奈)さんにはめちゃくちゃいじられてました(笑)。リーダーっぽさもあって、弟キャラにもなれて、いろんな一面を持ってる方だなと思いました。
ハルと楓の関係性がわかる最初のシーンはすごく大事だと監督も言っていたので、すごく印象的なシーンのひとつです。見ている人に伝えたかったので、リハもいちばん念入りにやりました。おさななじみ感を出すのは、難しいかな、と思っていたんですが、井上さんとは実際同じ年齢ということもあって、昔流行っていたものとかもいっしょで、話していくうちに打ち解けることができて。リハーサルを重ねるうちに、大丈夫だな、って思えました。
――おさななじみの伊織役の萩原(利久)さん、美桜役の浅川さんの印象も教えて!
萩原さんは、劇中ではクール男子ですけど、ものすごくおもしろくて、やってほしいって言ったモノマネとかも全部やってくれるんです(笑)。撮影期間中、4人の間で流行っていたのがアンパンマンのモノマネで。横浜で撮影があって、近くに「アンパンマンミュージアム」があったので。アンパンマン、ばいきんまん、しょくぱんまんのモノマネをただやり合うという遊びを、嫌がらずにやってくれる、ムードメーカーなお兄さんという感じでした(笑)。
浅川さんは、みんなのお姉さん!全体をまとめてくれたり、お芝居のアドバイスをくれたり、本当に美桜のままって感じでした。浅川さん自身も、美桜のこと「これ、あたしなんだな」って言っていました。4人のバランスがすごくよかったと思います!
――少女漫画で、好きなタイプの男子は?
最近ちょっとびっくりしたんですけど…、気づいたら年下系男子のものばっかり読んでて!早くないですか!? 本当に無意識に、年下男子にドキドキしてて、自分が大人になったのかも、と(笑)。ハルか伊織だと…う~ん、難しい!原作を読んだときは、スマートで伊織素敵だなって思ってたんですけど、演じてみたら、ハルの可愛らしい魅力を理解できて、今はハル派ですかね! 伊織は一緒にいてドキドキするけど、気を抜ける瞬間がなさそうで、ハルとはなんでも一緒に楽しめそうだし、もし、一生一緒にいるパートナーとかなら、ハルがいいなって思います!
――今作を通して、女優として成長したところは?
さっき言った変顔もなんですけど、自分のターニングポイントになる作品になったと思います。殻を破るというか、すべてをさらけ出して、新しい自分を見せたい、って気持ちで挑みました。なので、新しい私をぜひみてほしいです!
お芝居をしていてやりがいを感じることは、監督に「今のよかったよ」とか言ってもらえることですね。今回だと「ナイス変顔でした」って言ってもらえたとき、自分の中の壁を一つ越えた気がして。これから先、安心して楓を演じていけるな、と思ったのを覚えています。
――恋愛だけじゃなくて、お仕事や人生ドラマもある本作。そういう面では演じてみてどうだった?
楓の場合、仕事と恋愛ですけど、何かと何かを両立してどっちも頑張ることって難しいよね~、と楓にすごく共感できた部分がありました。「自分、もうダメかも」とか思うことも皆さんあると思うんですけど、そういう人にもぜひ、見てほしいなって思います。
――楓は料理もできる“オカン系女子”だけど、りんくまは‥‥?
楓と同じ、世話をやくほうだと思ってたんですが、実は世話をやかれるほうなのかも…と演じてみて、気が付きました(笑)。家でダラダラしているところとかは、むしろハルに似ているかも(笑)。料理は、たまにします! 最近作ったのは、生姜焼き。茶色いものが増えがちですけど、おいしくできました! …そういえば、前にセブンティーンの撮影で、生姜焼きを作る企画がありました! 作ろうとしたら、卵が偽物で割れない、そんなときりんくまはどうする⁉みたいなドッキリ企画だったと思います。すごく楽しかった♡
――最後に、セブンティーン読者のみんなへ映画の見どころとメッセージを!
中高生にも、ぜひ見てほしいです!これからの将来のこととかを考えたときとかに、きっと楓の気持ちに共感できるんじゃないかなと思います。友達とでも、パートナーとでもお母さんとでも一人でも。見て、キュンキュンしてくれたらうれしいです!
●くまだ・りんか 2001年2月23日生まれ。東京都出身。雑誌『non-no』専属モデル。女優としても活躍し、今年はドラマ『ブラザー・トラップ』、『君に届け』などに出演。
映画『おとななじみ』
(STORY) 青山春(ハル)と加賀屋楓は、4歳のときから隣の家に住むおさななじみ。大人になり、お互い1人暮らしをしているものの、同じアパートの隣の部屋に住んでいる。楓は小さいころからハルのことを想い続けているが、 ハルはその気持ちにまったく気づかないまま、時は流れ-。だらしないハルを見て、世話焼きの楓はもはや“オカン化”してしまっているのだった。2人のおさななじみの蓮見伊織も加わった、“おとななじみ”たちの恋のゆくえは-?●全国の映画館にて5月12日(金)公開