鈴鹿央士くんが実写ドラマ『君に届け』で風早くんに♡ もう期待しかない!
王道にして伝説の青春ラブストーリー漫画『君に届け』(原作・椎名軽穂)が実写ドラマ化!クラスの人気者の男子と、”貞子”と呼ばれるクラスで浮きがちな女子との高校時代の恋の物語。JK理想の男子・風早くんを、いま一番の癒し系・鈴鹿央士くんが演じる!これはもう期待しかないよね。鈴鹿くんに風早くん役のこと撮影現場でのこと聞いたよ♡
©椎名軽穂/集英社・「君に届け」テレビ東京
Q. 風早役に決まった時はどんな気持ちでしたか?
「すごく人気の作品だと知っていたのでワクワクと楽しみだった気持ちと同時に、どう向き合っていけばいいかなとも正直思っていました。王道キラキラのラブストーリーというイメージだったし、まだそういった作品をやったことがなかったので、自分にできるのかなって。爽やかなイメージが先行してると思ったので、どうアプローチしたらいいのかなと。自分とのギャップが結構ありました。
でもそのイメージも原作を全部読んでからは変わったんです。結構キュンキュンしながら読んでいると、どんどん次の話も読みたくなりました。風早翔太にはキラキラとか爽やかさとかイメージが先行して、実在しなさそうな人だけど、全部読んでみると風早翔太には嫉妬深さもあったりして、すごくリアルな人間らしいところも描かれていて。爽やかだからっていう一つのイメージにとらわれることなく、一人の人間として生きてるんだなって思いました」
Q. 風早くんを演じるために準備したことはありますか?
「原作を読んで、台本を読んで、1コマ1コマを照らし合わせるというか、全く一緒なわけではないんですが、なんとなくどんな感じで描かれてるのかを確認したくらいです。あと、風早は北海道の高校生なんですが、自然に囲まれて過ごす高校生活と、ビルに囲まれた中で過ごす高校生とは視点に違いがあるんじゃないかと思って。もしそれがあるんだとしたら慣れておかなきゃいけないなと思って、ロケ地を散策しました。ここで生きてるんだな、ここらへんで仲間といたんだなとか。
風早くんを演じるうえで、僕もその爽やかに見られなきゃいけないからと思い、そういった部分を出していこうとしたんですけど、自分が頑張っちゃうと”頑張った爽やかさ”に見えてしまう。そこら辺はちょっと、ギアの上げ方というか、上げているけど上げている風に見えないようにしなきゃいけない。監督さんとどれぐらいの塩梅ですかね、って話し合いながらやってました。
たとえば、ガンガンとアタックされたり、好意を持たれていることに敏感になり過ぎると、ちょっと風早じゃなくなるみたいな。下心とかなさそうじゃないですか風早くんって。だからそういうところは頭にめぐらないようにしました(笑)」
Q. 風早くんのどんなところが好きですか?
「すごくまっすぐなところが好きです。正直なところもそうですし、爽子を大切にしなきゃいけないと悩むところは真面目だなと思いました。その感覚って、二十歳を過ぎるとだんだん薄れてきちゃうんですよね。原作を読んでても、風早くんの高校生ならではの思考回路というか、まっすぐさみたいなものは懐かしいというか新鮮だなっていう気持ちになりました」
Q. 風早くんと爽子ちゃんとの恋愛模様はどう感じますか?
「すごく理性を保って、ゆっくり時間をかけて、二人のペースで進んでいくのはすごく素敵だなと思いました。原作を読んでいてもどかしくなって、もうつきあってよ!とかって気持ちもあったけど(笑)でも、それぞれが考えることがあって、二人のペースがある。高校生活の中で週5で会いながらちょっとずつ築き上げていくっていうのは高校生の特別な権利で、いいなぁって」
「いますごい風早っぽかったね、と言ってもらえて少しやりやすくなった」
©椎名軽穂/集英社・「君に届け」テレビ東京
Q. 印象的だったシーンやセリフを教えて!
「印象的だったところは何個もあるんですが、やっぱり出会いの桜の木の下のシーンですね。何度も撮影していろんなカットを撮りました。原作漫画でも回想シーンで出てきたり、やっぱり大事なシーンですよね。セリフは全部大事ですね。
『そんな爽やかじゃねぇし』みたいに言うシーンはリハーサルでもたくさんやりました。爽やかじゃねぇって言いつつ爽やかに見える感じを、どうやってやろうかなって考えましたね。あと、クラスのみんなの前でしゃべるシーンがあるんですが、僕自身が学校でみんなの前でしゃべるということをあまりしたことなかったので、爽やかさを見せながらみんなの前で、というのが結構苦労しました。
まわりの人がみると風早くんは爽やかだけど、風早自身は別に爽やかにしようとやってないので、いろいろと考えました。終わってから他のキャストの方が『いますごい風早っぽかったね、爽やかだったよ』と言ってくれたので、少しやりやすくはなりましたね」
「現場では、男子メンバーで本当の高校生みたいな会話していました(笑)」
©椎名軽穂/集英社・「君に届け」テレビ東京
真田龍(櫻井海音)
©椎名軽穂/集英社・「君に届け」テレビ東京
三浦健人(鈴木仁)
Q. 撮影現場はどんな雰囲気でしたか?
「鈴木仁くんとの共演は今回で2回目だったので、また現場で会えてよかったです。あと櫻井海音くんとはサッカーの話をしたり、最近美味しいご飯食べた?とかしゃべってました。あと、久間田(琳加)さんと中村(里帆)さんの二人がすごく仲良くしてるのを見ながら、男子メンバーであの二人は何をしゃべってるんだろうねぇ、みたいな。本当に高校生みたいな会話をしていました(笑)。ちょっと高校生活ができたかなと思います。制服、まだ着ていいんだなぁって感じでしたけど(笑)」
「ドラマを観ることで、自分の高校生活も楽しんでもらえるとうれしいな」
Q. ドラマ『silent』では”主成分優しさ”の湊斗、今回は爽やかさの風早。鈴鹿くん自身は?
「優しさ成分はあんまりないですかね。爽やかさもあんまりない。一番多い成分は、頑固さ、ですかね(笑)。なんか納得できないと、う~んってずっとなっちゃいますね。演じる上でも、あやふやにしたまま進むとあやふやなものになってしまうので、現場ではなるべく話し合います」
Q. 鈴鹿くんの青春の思い出を聞かせてください!
「自転車通学だったんですけど、帰り道に新しく大きい商業施設ができて。時間があるときはみんなでそこのフードコートでご飯食べたりするのが楽しかった。それまで帰り道にそういうのがなかったので、なんかキラキラしてて特別な感じがしました」
Q. ではST読者にドラマの見どころを!
「高校3年間でしかできないこと、経験できないことっていうのはやっぱりあって。それは高校生の時には当たり前ですけど、いま23歳になってみると特別な時間だったなぁって思います。このドラマではそんな高校生活という特別な時間を切り取って描いています。観ることで自分の高校生活もちょっと楽しんでもらえるとうれしいなと思います」
Q. 高校時代にやっておけばよかったなと思うことは?
「もうちょっと文化祭とかではしゃぎたかったかな(笑)」
©椎名軽穂/集英社・「君に届け」テレビ東京
<ストーリー>
高校1年生の黒沼爽子(南沙良)は、長い黒髪と青白い肌から「貞子」というあだ名で呼ばれ、クラスから孤立していた。ひとりぼっちの学校生活をおくるなか、噂を気にせずに爽子に話しかける男子生徒が現れる。明るい性格で男女問わず人気を集めるクラスの中心人物、風早翔太(鈴鹿央士)だ。彼だけは爽子がクラスメイトのために嫌な作業を引き受けていることを知っていた。風早と接することで他のクラスメイトとも徐々に打ち解けていく爽子。夢だった高校生活を過ごしていくなかで、風早に対しての気持ちにも変化が訪れ…?
Netflixシリーズ『君に届け』
配信:3月30日(木)より、Netflixにて世界独占配信
原作:椎名軽穂『君に届け』(集英社「マーガレットコミックス」刊)
出演:南沙良 鈴木央士
櫻井海音 久間田琳加 中村里帆 香音 鈴木康介・鈴木仁 / 犬飼貴丈
安井順平 馬淵英里何 / 戸田菜穂 平山浩行・杉本哲太 / 三浦翔平
制作著作:テレビ東京
制作協力:ファインエンターテイメント