いよいよ最終回まで残すところ2話となった、ドラマ『未来への10カウント』。弱小高校のボクシング部1年生を演じている櫻井海音くん、阿久津仁愛くん、大朏岳優くんが気になる♡ ということで、Seventeenが直撃取材してみたよ!

新入部員の緊張と撮影の緊張がシンクロ!

『未来への10カウント』の高1トリオに聞の画像_1


──あらためて、みなさんが演じている役をご紹介ください!

櫻井(写真㊥)「“江戸川蓮役”の櫻井海音です。江戸川は桐沢(木村拓哉)コーチのボクシングを見て、こんなふうに強くてカッコいい人になりたいとあこがれます。弱い部分もあるんですけど、強くなりたい、という芯をしっかり持っている少年です」

阿久津(写真㊧)「“天津大地”役の阿久津仁愛です。天津も、江戸川といっしょにボクシング部に入部しました。この3人の中では明るいほうで、純粋にボクシングが楽しいな、強くなりたいなと思っているキャラです」

大朏(写真㊨)「え~、“森 拓己”役の大朏岳優です。マッシュルームヘアなキャラで、ヘビー級という大柄でやらせてもらってます」

櫻井「容姿のことしか言ってない(笑)」

大朏「取材されるのがほぼ初めてなんで、すごく緊張してて(笑)」

阿久津「格闘技が好きなんじゃない?」

大朏「あ、そうですそうです! 格闘技オタクで、誘われて入部しました。がんばっていきたいと思います!」

櫻井「もうドラマも終盤だから(笑)」

『未来への10カウント』の高1トリオに聞の画像_2


──撮影現場の雰囲気は?

大朏「めちゃめちゃ楽しい!」

阿久津「めっちゃ楽しいよね」

櫻井「メリハリがはっきりしてるよね。リラックスした空気感もあるし、よしやるぞ! というときには木村(拓哉)さんをはじめ、みなさんがそういう雰囲気づくりをしてくれる。その両方ともが僕はすごく楽しい。本当に素敵な現場だと思う」

大朏「うん、木村さんも満島(ひかり)さんもしゃべって盛り上げてくれて」

阿久津「そうそう!」

櫻井「最初はみんな緊張してたけど」

阿久津「してた! やばかったでしょ初日は(笑)」

大朏「ガチガチ(笑)」

櫻井「1年生が入部してコーチに挨拶するシーンが、まさに撮影の初日で。入部の緊張感とクランクインの緊張感が重なって…」

阿久津「リンクしてたよね」

櫻井「放送でそのシーンを見たら、緊張してんなぁ~って(笑)」

大朏「めっちゃ緊張してたよね~」

阿久津「それがリアルでよかった。僕がいちばん緊張したのは、ボクシング部の先輩たちのシーン撮影を初めて楽屋のモニターで見たとき。緊張で落ち着けなくて、ひとりでシャドーボクシングしてた(笑)」

大朏「初現場での、木村さんのオーラすごくなかった?」

櫻井「あぁ~ すごかった! でもすごく気さくに話してくださって」

大朏「めちゃくちゃやさしくて、僕らの見えないところでもいろいろ気をつかってくださって」

阿久津「本当に。困ったらアドバイスをくださったりね」

櫻井「実際にお会いしたら、よりあこがれが強くなった」

大朏「目をつぶっていても、木村さんが来た!ってわかる… オーラで(笑)」

『未来への10カウント』の高1トリオに聞の画像_3


──ボクシングの経験は?

櫻井「僕は初めてです」

阿久津「初めてですね」

大朏「ちょっとだけキックボクシングをやっていたけど、ここまでちゃんとやるのは初めて」

櫻井「撮影に入る2か月前ぐらいから練習を始めました」

大朏「ボクシング、めちゃめちゃ楽しいです」

阿久津「ストレス発散にもなって」

大朏「上達していくのもわかるし」

櫻井「サンドバッグを打った音がパーン、といい音だと、前よりしっかり当てられるようになったと実感できたり。撮影の合間もみんな練習してて」

阿久津「自主的にね! みんなすごい」

大朏「今でも合間にジムに通ってるもんね、最終話に向けてもっと上達しなきゃいけないし」

櫻井「でも僕ら自身は上達しても、1年生だから落として演じなきゃいけない。始めはそのあんばいがむずかしかったかな」

阿久津「なんかさ、撮影を通して成長してると感じない?」

大朏「たしかに!」

櫻井「現場で木村さんも教えてくれたりするからね」

阿久津「木村さんは、役だけじゃなく本当にコーチ!」
 


──転校生の登場と、演じる村上虹郎くんの加入もシンクロしていそう。

櫻井「それ、ありました!」

阿久津「めっちゃあったよね。現場の雰囲気がガラッと変わった」

大朏「迫力あったもんね~、虹郎くん」

阿久津「あったあった! すごく練習されてたし。ジムにもいつもいたイメージ」

櫻井「ボクシングがすごくうまくなきゃいけない役だもんね。あの部室のセットに入ると現実とリンクするというか、その場にいること自体が役みたいな感覚になる」

阿久津「部室の中での動きに合わせて考えるっていうのは新鮮な感じ」

櫻井「誰かがセリフを言ってるとき、その後ろで1年生が何をしているかとか」

大朏「みんなで話し合ったり、木村さんがアドバイスをくださったり」

櫻井「部員みんなで作り上げてる感じだよね」

大朏「あ〜 もうさびしいもんなぁ、絶対泣くよ、クランクアップのとき」

阿久津「そりゃ泣くでしょう(笑)」

大朏「だってさ、みんな僕の楽屋にいるんだもん。僕がいなくても。びっくりするよ(笑)」

阿久津「大朏くんの楽屋に集まっちゃうんだよね(笑)」

櫻井「何の話をしているのか聞かれてもわからないけど(笑)」

大朏「いやぁ、それくらい仲良くなったよね~」

最終回にむけて熱量がどんどん上がってます!

『未来への10カウント』の高1トリオに聞の画像_4


──出演しているからこそ感じる、このドラマの魅力は?

阿久津「やっぱり青春。アオハルだよね。しかもボクシングって、ふつうのスポーツとはちがうイメージがある。人をなぐるし、精神的にも削られる競技。そのつらさと楽しさとをうまく見せられたら… という気持ちで撮影に挑んでます」

櫻井「生徒とともにコーチも先生も成長していって、ボクシング部の実力も上がっていくのがこの作品の魅力かな」

阿久津「弱いところからスタートしてるからね」

大朏「強くなっていく弱小ボクシング部、が見どころですね」

阿久津「みんなが変わっていくよね。おたがいに影響されてどんどん前向きに、どんどん強くなってる。そこに注目してほしいです」


──では、最終回への意気込みを!

阿久津「最終話は僕たちが練習してきたことのすべてが出る回。楽しいシーンも戦いのシーンも、すべてをかみしめながら、これで終わりというさびしい気持ちも持ちつつ撮影にのぞめたら、リアルさが出ると思います。最後の撮影日まで特訓しつづけて、僕たちの仲もさらに深めていきます!」

櫻井「撮影も佳境で、どんどん熱量が上がっているのを肌で感じます。この熱意や愛情を、視聴者のみなさんに受け取ってもらいたいです。ものすごくおもしろくなっていると思うので、ぜひごらんください!」

大朏「最終回までに、いろんな出来事があります。ライバル校に勝てるのか注目してほしいのと同時に、“森 拓己”のボクシングのキレも見ていただけたら!」

Seventeen読者に自己紹介タイム♪

『未来への10カウント』の高1トリオに聞の画像_5

インタビュー中、ずっと息のあった仲良しぶりを見せてくれたボクシング部1年生トリオ。俳優としてこれから活躍の場を広げていきそうな3人に、最後に自己アピールをしてもらいました!(制限時間30秒)

『未来への10カウント』の高1トリオに聞の画像_6

「櫻井海音です。僕は俳優とともにバンド活動もやっています。俳優と音楽という二面性を見せていきたいと思っていて、俳優としての活動や作品も観てもらいたいですし、音楽のほうはインナージャーニーというバンドでドラムを叩いているので、ぜひ注目してくださいYouTubeで調べると出てくると思います!」

Profile
さくらいかいと●2001年4月13日生まれ、東京都出身。O型。連続テレビ小説『エール』、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』『ナイト・ドクター』『顔だけ先生』などに出演。バンド「インナージャーニー」でドラマーを担当するミュージシャンの顔も持つ。

『未来への10カウント』の高1トリオに聞の画像_7

「こんにちは、阿久津仁愛です。この世界に入ったのは14歳のときで、4年間くらいはミュージカルをやってきました。こうして地上波のドラマに出ることができて、さまざまな役と向き合うことで成長していけるかなと思っています。舞台も映像ももっとがんばっていきますので応援してください! 名前も覚えてください(笑)」

Profile
あくつにちか●2000年12月23日生まれ、栃木県出身。O型。第27回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト準グランプリ。ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズンで主人公・越前リョーマ役を4年にわたってつとめた。ドラマ『マイルノビッチ』(Hulu)などに出演。

『未来への10カウント』の高1トリオに聞の画像_8

「マッシュルームカットの大朏岳優です。こういうキャラなので、デブキャラなら大朏くんだよね、マッシュルームなら大朏くんだよね、と言われるようにがんばっていきたいと思います。僕もぜひ名前を覚えてもらいたくて。“おおつきたけひろ”、むずかしい漢字なんですけどよろしくお願いします!」

Profile
おおつきたけひろ●1998年8月18日生まれ、埼玉県出身。ドラマ『准教授・高槻彰良の推察Season1』『ネメシス』など数々のドラマに出演、映画『ちはやふる ~結び~』では“太田勇大”役を演じた。

松葉台高校ボクシング部、いよいよ最終ラウンドへ!

『未来への10カウント』の高1トリオに聞の画像_9


たび重なる不運で生きる希望を失っていた桐沢祥吾(木村拓哉)は、ボクシングとは無縁の折原葵(満島ひかり)が顧問をつとめる母校のボクシング部コーチを頼まれる。部員たちと向き合うことで、少しずつ人生への活力を取り戻していく桐沢。弱小だったボクシング部も、桐沢の指導で強豪校に挑めるまでに成長する。そんな中、騒動がきっかけで部員たちと決裂してしまった西条桃介(村上虹郎)が、深刻な状況になっていることが判明し…。


ドラマ『未来への10カウント』
テレビ朝日系 毎週木曜夜9:00~
(6月2日放送の第8話は10分拡大スペシャル)
公式サイト https://www.tv-asahi.co.jp/10count/

出演:木村拓哉 満島ひかり 安田顕 髙橋海人(King & Prince) 山田杏奈 村上虹郎 八嶋智人 内田有紀 生瀬勝久 柄本明 ほか

Ⓒテレビ朝日 撮影/鈴木昭寿 構成/鹿住恭子