冷たい麺類や冷やごはんはダイエットの味方!?
夏休み、暑くて食欲も落ちるし、お昼は簡単にそうめん! なんていうコも多いよね。炭水化物多めの食事だけど、じつはダイエットにいいらしい! 麺類やごはんなどの炭水化物は、冷やすとでんぷんの一部が「レジスタントスターチ」というでんぷん質に変化。この「レジスタントスターチ」は、消化されないから、その分摂取カロリーが低くなるんだって。
冷やごはん
「レジスタントスターチ」は、ほとんどの炭水化物にもともと含まれていて、加熱後、冷やすことで、さらに増加するらしい。さらに、一度増えた「レジスタントスターチ」は、炭水化物を温かく戻しても、そう簡単には減らないそう。
例えば、同じ量の「温かいご飯」と「冷たいご飯」を比較すると、「温かいご飯」は胃を通って小腸で消化吸収されるけど、レジスタントスターチが増えた「冷たいご飯」は、小腸で消化吸収されにくくなるそう。さらに、「冷たいご飯」の一部は、食物繊維のようなものになり、便として排出されるので、ダイエットの大敵である便秘にも効果があるらしいよ!
そうめん
冷やし中華
冷製パスタ
ただし、体の“冷え”には気をつけよう!
ここにあげたような冷たい炭水化物は、吸収されにくく摂取カロリーはおさえられるけど、難点は、体を冷やすこと。もちろんこの夏の暑いなかでは、冷たいものを食べて体の中から涼をよびこむのは決して悪くはないよ。でも、そのまま1日中クーラーの効いた部屋にいて……ってなると、問題かも! 体が冷えると、手先や足先に血液が行き届かなくなって、酸素や栄養が細胞に送られず、その結果代謝が落ちてヤセにくい体になっちゃうの!!! なので、この「冷たい炭水化物ダイエット」も、1~2日に1食くらいにおさえておくのが◎。何事もいきすぎるとマイナスになるからね! そして、涼しい部屋の中にばかりいないで、しっかり体を動かすことも忘れずにねー♪
監修/石川雅代(管理栄養士)