10代のダイエットで気をつけたい５つのこと☆

ST channelを見てくれているコの多くは、10代の成長期で体をつくる大切な時期。過激なダイエットで体をこわしたり、成長に悪影響が出たら大変だよね。そこで、ダイエットをする前に考えて欲しい、5つのポイントを紹介していくよ。

その１：本当にダイエットをする必要ある？

10代のみんなは、しっかり食べて、運動して、よく寝るっていう健康的な生活を送るのがイチバンだよ！　とはいえ、まわりでダイエットしてるコも多いし、実際に体型も気になるよね……。そこで参考になるのが、「BMI値」という肥満の程度を知るための指数。

【BMI値の出し方】体重(kg) ÷( 身長(m) Ｘ身長(m) ) =BMI値　【25以上】肥満　【25未満～18.5】標準　【18.5未満】やせ　♥例：160cmで55kgのコの場合→55÷(1.6×1.6)＝55÷2.56＝21.484375

さらにそのBMI値を使って、「美容体重」という理想体重を算出する方法もあるよ。例えばBMI値が24だったとして、24は「標準」だけど、みんなの感覚では、ちょっとぽっちゃりかも!?　そこで、標準値内でやせに近いほうの20や19を理想として、体重を逆算するもの。これらの数値をもとに、本当に自分にダイエットが必要なのか、何kgを目標に設定すればいいのかなどをよーく考えてみてね！

【美容体重の出し方】身長(m)× 身長(m)× 20（or 19）=美容体重　◆この体重だと、まわりからもスタイルいい判定をしてもらえて、健康的でもあるといわれているよ。　♥例：160cmのコの美容体重→1.6×1.6×20＝51.2

その２：ダイエット中でも最低限、1日1500kcalは必要！

「基礎代謝」って聞いたことある？　人間が寝ていても内臓を動かしたり、体温を保つ（＝生命を維持する）ために必要なカロリーのこと。これは、そのコの体格や筋肉量によって変わるけど、女子中高生の目安は1300kcalくらいだよ。さらに、通学など日常生活の中でもカロリーは消費されるから、＋200kcalはダイエット中でも必要。つまり、どんなにカロリー制限をしていても、最低1500kcalは摂らないと、健康な体と生活を維持できないってこと!!　ただし、部活の種類によってもその数字は変わってくるので、下を参考にしてね。

◆部活の種類別・ダイエット中の必要カロリー目安　【帰宅部】1500kcal　【文化部・軽めの運動部】1750kcal　【ハードな運動部】1750～2000kcal

その３：栄養のバランスはとれているかな？

カロリーの話をしてきたけど、大切なのはその中身。1500kcal以内だからって、スイーツやスナック菓子ばっかり食べてたら、成長に必要な栄養素は十分に摂れないよね。学校でも習ったように、人間に欠かせないのが五大栄養素といわれる①炭水化物　②たんぱく質　③脂肪　④無機質(ミネラル)　⑤ビタミン。このどれが欠けても、成長にはもちろん、美容面でも問題ありだよ！　だから、“炭水化物抜きダイエット”なんて絶対NG!!　5つの栄養素をバランスよく摂ることが大切だからね。

その目安としては、各栄養素を色分けして考える方法。1食ごとに、赤(たんぱく質)、黄(炭水化物・脂肪)、緑(無機質・ビタミン)の3色が入っているかをチェックしてみると、自然とバランスのとれた献立になるはず。また、ダイエットで最もおちいりやすいトラップは、少しだからと1500kcalにカウントし忘れがちな間食やジュース類など……。ダイエットをするなら、すきまに食べてるひと口のつみかさねを減らすだけで、効果は出るはずだよ！

その４：過激なダイエットはダメ！絶対！

３でもふれた、“炭水化物抜きダイエット”のように、ある食品を食べないようにするとか、逆に単品にかたよって多くとるのは、特に成長期のみんなには本当にキケンだからやめようね！　またSTの読者のコでも、「過激なダイエットをして生理がとまっちゃった」とか、「食べて吐いたことがある」、「摂食障害でつらい時期があった」なんて話を聞くことも。みんなとても苦しんでるし、健康を取り戻すまでに長い時間かかったり、中には入院までしたコも。ダイエットは、完ぺき主義より少し楽観的なテンションでのぞむくらいがちょうどいいかもね♪