行き過ぎたダイエットがヤバイ件。
これだけのダイエット情報があふれ、早いコでは小学生のうちからダイエットを意識するなんて話も! そんないま、10代のみんなが知っておきたい、ヤバイダイエットとそのコワさを、女性専門クリニックの池下育子先生に教えてもらったよ!
【やりがちなNGダイエット法】
①炭水化物抜きダイエット
②野菜中心
③簡単に食べられるジャンクフードやお菓子で小腹を満たして、栄養のある食事をとらない
④1日1500kcalに満たない食事量
⑤肉や魚など動物性の食品をとらない
⑥常に食欲をおさえている
⑦ハードな運動と食事制限で体脂肪を18%以下まで落とす
【こんなにこわいダイエットの落し穴】
上の7コのダイエットは、全て10代のみんなにはおすすめできない方法。つづけていると体調を崩したり、冷えや貧血になったり、最悪の場合は生理がとまってしまうことも!
生理がとまるってことは、女性ホルモンの分泌量が少なくなり、みずから閉経状態に持っていってるってこと。生理がとまると、将来子供を産めなくなっちゃうかもしれないってことは、みんなも知ってると思うけど、ここまでいかなくても、まだまだコワいことがあるんだって。
その例は、
★肌がカサカサになる。
★髪の毛のツヤがなくなりバサバサになる。
★骨がスカスカになる、など。
キレイになりたくてダイエットしてるのに、これじゃ逆効果だよね。しかも、骨は10代で人生の骨量が決まるから、キケンなダイエットで骨の形成に影響をあたえちゃうと、この先一生その少ない骨量でやりくりをしなくちゃならなくなるんだって! 歯がぼろぼろになったり、骨折で寝たきりになったり……決してみんなに無関係な話じゃないんだよ!
【正しいダイエットとは?】
10代の成長期のときは、三大栄養素(炭水化物・たんぱく質・脂質)に加え、野菜などのミネラルも含めて、バランスよく食べることが基本! 体脂肪も18%以下になると生理がとまると言われているので、これから子供を産む体を形成するためには、22~23%が理想的だよ。当たり前だけど、規則正しい食事と適度な運動で、健康的な体をつくることが、ダイエット以前に大事なことといえるよ!
監修/池下育子先生(『いけした女性クリニック銀座』院長)