【身体測定対策】体重を減らす工夫&その効果は?
新学期、クラス発表のあとに待ち構えているやっかいな行事は、身体測定! 少しでも体重を少なくしたいと、ST読者のみんなもいろんな工夫をしていたよ。そこで、やっているコの多かった順に、その工夫を紹介! さらに、その工夫がどれだけ効果があるものなのか、パーソナルトレーナーの田中良先生に検証してもらったよ☆
①直前までその場ダッシュやジャンプでカロリー消費につとめる
【検証】「最後のあがきだね。直前でカロリーを消費したところで、前日に食べて消費しきれていないものを少し消費するくらい。体重に影響が出ることはないから、ムダな努力かな(笑)」(田中先生)
②朝、とにかくトイレで出し切る
【検証】「おしっこで-0.2~0.4kg、ウンチで-0.2kgくらいだから、トータル-0.5kg前後は可能かな。ちなみに、便秘で10日近くウンチが出てないとすると、ウンチの量は1.5kgほどになると言われているよ。だから、便秘のコはしっかり出しておきたいよね。でも当日急に出そうとしてもむずかしいから、3日くらい前から食物センイや水分を多めにとって、便秘改善につとめることがおすすめ」(田中先生)
③体重計に前かがみで乗る
【検証】「これはいい作戦かも。つま先に重心をかけると体重が軽くなって、かかとに重心をかけると体重が重くなるんだ。その増減は、それぞれ0.4kgっていわれてるから、自主練してうまくつま先重心をキープできるようにすれば、-0.4kgは叶う可能性が」(田中先生)
④体重計に乗る前に、息を吐ききってから乗る/体重計に乗ってから、お腹をへこませながら息を吐く
【検証】「空気1Lの重さは約 0.0013kg だから、平均的な女子中高生の肺活量3000ccとして計算すれば、1Lの3倍で0.0039kg。つまり、息を吐ききって体重計に乗ると-0.0039kgにはなるけど、最新のデジタル体重計じゃない限り、記録には関係しないかな!? あと、後半のお腹をへこませるっていうのは、理論上、腹式呼吸でお腹をへこませると重心が下がる→重心を下げると下向きに加速度運動をするので、その瞬間は体重が減ると考えられるよ。だから、そのタイミングでちょうど計測されればラッキーって言えるかな」(田中先生)
⑤前日の夜10時以降、体重測定(午前中)までは、水も朝ごはんも抜く
【検証】「夜食や朝ごはんとして食べるはずだったものが0.5kg、水分が0.2kgとしたら、それだけで0.7kg減る上に、ウンチが出たらさらに0.2kg減るね。トータルで-0.9kgだから、ほかの工夫と比べても一番効果は期待できるかな。ただし、水分をとらずに脱水症状になったり、お腹がすいて気持ち悪くなったりしたら本末転倒だから、自分の健康管理はなにより大切にしてね」(田中先生)
⑥朝早起きして半身浴して、汗をかけるだけかいてのぞむ
【検証】「入浴時は40度くらいのお風呂に20分入っていると、0.8kgくらい汗をかくといわれているよ。だから、そのまま水分補給をせずに体重測定になれば、-0.8kgにはなる計算。でも、大量の汗をかいて水分補給0ではキケンだから、ある程度の水分補給は必要かな」(田中先生)
⑦計測現場が女子だけなので、下着もつけない!
【検証】「下着の重さは0.07kg程度しかないよ。それでもやる?」(田中先生)
監修/田中良(パーソナルトレーナー)